ある日の朝食

　
F log

その題名が思い出せなくて非常に歯痒い想いをしているのですが、十代の頃に読んだ
翻訳小説に西欧の朝食の描写があり、すごく憧れたものでした。



曰く・・・

カリカリに焼いたベーコン、その油を使った半熟目玉焼き、サラダ、フルーツ、こんがりと
したトースト、バター、ジャム＆マーマレード、新鮮なオレンジジュース、そしてコーヒー。




いわゆるアメリカン（イングリッシュ）ブレックファーストですね。
その本の朝食における所作、それぞれの食材に対するこだわり（卵調理が代表的ですね）
などに非常に興味を持ち、同時にお腹の虫が盛大に鳴いたものです。

なにしろそれまでは、ご飯、塩鮭、味噌汁という典型的な和朝食でしたから。
いまでもなぜか強烈に洋風の朝食を欲する時があり、よくファミレスなどを利用するのですが、
先日、地元の美味しいパン屋さんに久しぶりに行って、ベーシックな食パンを買った次の日、
F嫁が仕事に出かけた後にひとりで作ってみました。


熔岩窯で焼くパンの店　ＤＯＮＮＡ


「食」に関しては誇れるものが少ない地元ですが、このパン屋さんは美味しいと思います。
この食パンは美味いですよ。一斤を四つ切にしてもらいました。このくらい厚いのが好きです。
ヴァターが苦手なFは、軽めにトーストしてそのままなにもつけずにいただきます。
いや負け惜しみじゃなくて、ここのはホントに旨いです。なにもつけずとも。

厚めのベーコンをカリカリになるまで焼いて、その油を調整して卵を焼きます。
卵調理には百人百様のこだわりがあると思いますがFのそれは、

ベーコンの油＋卵２個＋塩＋粗挽黒胡椒＝半熟の目玉焼き２個 です。

卵には塩胡椒のみ。粗挽なのでちょいと見た目が悪いですが・・・
そうそうトップの写真内で完結です。他になにもつけたりかけたりしません。調味料一つさえも。

肉類はベーコンだけなのですが、この日は日本ハム・ファイターズの日本一に敬意を表して、
シャウエッセンを贅沢にも３本奢りました。豪華～





ヴァターもジャムもつけないけど、ど～です？ このしたたり具合は。
半熟卵とトーストを同時に頬張る幸せをどう表現したらよいのでしょう


野菜、フルーツまで食べるとけっこうお腹がいっぱいになります。　はぁ～ごちそうさま