<1年前日記>
2018年12/30(日)
F小児科アレルギー科クリニックの前の
有料駐車場の車内で順番待ちをしていたツルとプリ。
ひたすら『今日のコラム』に取り組んでいたプリの携帯に着信が。
病院の待ち合い室で待機中のヒロからかと思ったが、
意外にも四谷からだった。
出てみると、
「四谷大塚のIと申します。」
“ツルの話しによく出てくる国語の先生だっけ。”
プリ「いつもお世話になっております。 」
I先生「こちらこそお世話になっております。
ツルくんお加減いかがですか?」
プリ「…ええ、まだお熱あるんですけど、
幸い、アレではなかったので、
今薬もらって帰るところでした。」
I 先生「それは、とりあえず良かったですね。
明日の正特はどうですか?」
プリ「まだ、わかりません…けど、明日の朝の様子見て決めます。」
その後、事務的な連絡があって、
「お大事に。」の言葉をいただいて通話を切った。
まだ、検査もしていないけど、
正特出れないなんて絶対嫌だ!の思いが強くて、
言ってしまったのだった。
その後更に待たされて、
結局ヒロから連絡があったのは19:30位だっただろうか。
ツルを毛布に包んで行ってみると
なんと、ヒロはマスクを付けていないではないか
「なんでー!マスクはー?」
ヒロ「だって、苦しいんだもん。」
“って、オイ( ̄Д ̄)ノ”
って呆れたが、最早どうしようもない。
その後、更に待たされて、
20:00頃やっと受診。
お医者さんが発する質問に次々答えて、
「じゃあ、アレの検査をしましょう。
そちらの部屋に行って。」
と言われて、部屋を移る。
“鼻グリグリのやつか〜やだよな〜”と思っていたら、
看護師さんが、
「これに鼻水出せる?」とティッシュを差し出す。
ツル&プリ“???”
ツルがそれにビーってやって差し出すと、
それを持ってそそくさと出ていく看護師さん。
その後2、3分後再びお医者さんに呼ばれて受診室に入る。
心の準備をする間も無く、
「アレのA型でした。
調剤薬局でZをもらってすぐ飲んでね。」
わかってたけど、その方がいいに決まってたけどやっぱり
“ガーン‼️”ってなった
待合室にいたヒロに状況を説明し、
病院裏の調剤薬局でZとやらと解熱剤を受け取り
大事な説明を受けた。
“これが効いてくれるかどうかが今後の分かれ道だ”
帰りの車中では、
今日のうちに陽性の結果が出て良かったと
プリは何度も何度もツルとヒロに言って聞かせた。
ツルを安心させたかったのと、
プリ自身もそう思うことで自分を鼓舞したかったのだ。
家に帰ると、仕込んでおいたお粥が大量に出来上がっていたが
ツルは殆ど食べなかった(T-T)
でも、とにかくZは飲ませて、
後は休ませた。
その後、嘔吐も無かったので安心した。
解熱剤も飲ませると、
あっと言う間に大量に発汗して熱も下がった。
解熱剤の効果が切れるとまた熱が上がることはわかっていたので、
とりあえず体が楽になってよかったねという位の感じだった。
そして、翌12/31早朝再び熱が上がってきた。
プリ「今、解熱剤を飲めば、多分また1時間後に熱が下がると思う。
そうしたら、体が楽になるけど…正特行く?」
ツル「うん、行きたい!」
ツルの意思は固かった。
解熱剤を投与し、家を出発する時刻にはしっかりと熱は下がっていた。
でも、顔色は青白く、なんだかフラフラしている。
迷いはあったが、
しっかりと厚着させ、マスクを絶対外さないよう言含めて、
ヒロと一緒に後部座席に乗せた。
顔色が悪いのが気になり嘔吐用のビニール袋を持たせて出発。
やがて、四谷の北海道本部校が近付いてくると、
ツル「ダメだ〜気持ち悪い」
とりあえず四谷を通り過ぎる。
プリ「やっぱりダメか…
引き返そう。今日は休みだね。」
意気消沈で北大通りを北上する。
突然、ツル嘔吐。
ビニール袋功を奏す!
その後…「スッキリした正特行ける!」という元気なツルの声。
「大丈夫なの?…でも、まだ間に合うし行ってみるか。
もしまた、具合悪くなったら電話ちょうだい!
お昼は食べないほうがいい。マスクとんなよ。」
と言って、再び四谷北海道本部校へ向かい、ツルを降ろした。
その後、お迎えコールは無く
終了時刻に迎えに行った。
車に乗り込んできたツルはやはり熱が上がってきたが、
とても満足そうだった。
結局帰宅後高熱で布団に倒れ込んだツル。
うわ言のように「耳が痛い。」と言う。
そんなツルを残して、
注文しておいたオードブルや年越し蕎麦を引き取りに出たプリ。
泣きながら運転した。
“なんでこんなことになったんだろう。
ツルは何にも悪いことしてないのに。
耳が痛いなんて高熱のせいで中耳炎になったの?
もしそうなら受験どうなっちゃうの?
こんなに頑張ってきたのに。可哀想すぎる❗️
代わってあげられたらいいのに‼️”
車の中で、いっぱい泣いた。
そうして、年末のご馳走を持って帰宅。
「ツル、大丈夫?
ツルの好きなものいっぱいあるよ。
食べられるものだけでも食べて解熱剤飲もう。」
「うん…」
「大丈夫❗️明日も正特行けるし、絶対治る❗️
受験も間に合う‼️
そして、合格して、来年はいっぱいおいしいもの食べよう」
と、言って励ました。
そして、翌日、新年明けて2019年1/1。
ツルは耳が痛いのも治り、
昨日よりも良いコンディションで、
正特の2日目をやり切ることができた。
四谷北海道本部校での激励会でたくさんの励ましの言葉を受けて
本部校前でお迎えを待っていたツルの顔は
達成感に満ち溢れていた。
↑ ツルの自慢のHSクラスの認定書。
「本当によく頑張ったね、ツル。」