ぷれでたの日記

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FXに関する個人的考え

2013-05-12 17:41:23 | 投資


FXに関してそれで大きな損失を出した人間の例をあげて大騒ぎしている奴がいる。
それは別に構わないのだが、余りにそれに関して知識や経験が無い人間が色々言うのに対して
その一方でFX経験者でまともな発言をしているのがほとんどいないのに気づいた。
なので、私がまともかは分からないがそれについて知識や考えをまとめて書いてみようと思う。

あくまで個人的考えなのでどう思うかは読んで判断してくれ。


1.レバレッジとは?

 FXの最も特殊な点にレバレッジがある。
 普通は100万円のものを買うのに100万円の金が必要だがそれ以下でも取引が可能だ。
 そのお金を証拠金と呼ぶが、この額は最低額以上なら自由に選択できる。
 例えば、1米ドル=100円の場合、1万ドル買うと100万円なので証拠金4万円なら

  100/4=25倍

 となる。今はバカげた倍率で取引する奴らを規制するのに25倍以下に制限されているので
 証拠金は4万円以上必要だ。現実には余裕を持たせて5万円以上位ではないのだろうか。
 この場合、レバレッジ20倍となる。

 しかし、こんな倍率で取引しているとすぐにやられる。
 100円で買った物が95円に下がると1万ドルなら100万円→95万円で-5万円となるので
 証拠金5万円が0になり、強制ロスカットになるのだ。
 これは大雑把な計算なので詳しくはFX会社で確認して欲しい。

 それならどの位の倍率でやれば良いのかというと概ね2~4倍だと思われる。
 私の勝手な意見を言わせてもらうと下記のようになる。

  2倍未満  慎重な人、望ましいが儲からないかも
  2~5倍   一般的な倍率
  5~10倍  天才あるいは狂人
  10倍以上 自己破壊願望を持つ人々

 20倍とかの人を評論する気は無いが何かしたかったんだろうなあと思うだけだ。
 ただし、2~4倍でも油断は出来ないのでその辺は厳重に管理してくれ。

 リーマンは別として地震直後の暴落でやられたのはほとんど10倍以上のレバレッジの掛け過ぎだろう。
 こういう極端な奴らでFXを否定するのは銀行で退職金全部で通貨選択型の投信を買う奴らの例で投信を否定するのと同じだ。
 非常に幼稚な意見に見える。もう少しまともな議論をして欲しい。


2.バカ&FX会社&その他金融機関の三位一体

 次にFXの環境について述べるが主に次の連中が良く登場する。

  バカ       儲かると大騒ぎしてやられるとさらしものになる哀れな奴ら。
  FX会社     客が手数料を払ってくれれば儲かるので勝とうが負けようがどちらでも良い。売買数が全て。
  他の金融機関 基本的に冷やか。余りFXで儲かる奴が出ると他の投資商品に影響が出るので良い気はしない。

 バカは少し儲かると大騒ぎしてFXを煽ってくれるのでFX会社にとっては有難い存在だ。
 FX会社は売買の手数料が収益源なのでとにかく多くの売買をやって欲しいからだ。
 さらにバカは少しおだてればさらに儲かると思いこむのでどんどん取引してくれる。
 また、バカが負けてくれるとFXは危険だという宣伝に使えるのでこれは他の金融機関にとっては役に立つ。
 なので、両者にとって便利な存在なのだ。

 じゃあ、この連中は普通にFXをやりたい人に役に立つかというと立たない。
 バカはまぐれで勝っている場合が多いのでその投資法が参考になるかというとならない。
 また、FX会社は売買数が増えるような投資法を勧めるだろうけどそれもうまく行かない。
 損切り自体は悪く無いが、それをやってもらって長期間で多額の取引をだらだらとやってもらった方が儲かるのだ。
 他の金融機関は一応サービスをやっている場合もあるが他のサービスがメインの場合どーでもいい存在なのだ。
 他の金融商品の営業には来るかもしれないが、その程度だ。

 なので、この連中に話を聞いてもほとんど意味は無いだろう。
 自分で情報収集&判断するしかない。


3.有利な投資法はあるのか?

 じゃあ、何か良い投資法があるのかというと無い(笑)。
 それがあれば私がやって億万長者になっている。
 しいて言うと高金利通貨を安い所で買ってホールドして金利を稼ぐ事だ。
 直近では去年の5月下旬に暴落を起こしているのでそういう場合はチャンスとなる。
 この方法では大儲けする事は厳しいが勝率は高いし、楽だ。
 値上がりと金利の両方を取るのが可能だ。 レバレッジは余りかける事は出来ない。

 この方法がなぜ余り言われないかというと売買が少なくなってしまいFX会社は儲からないからだ。
 また、金融機関にとってはインデックスで低コスト投資をしている奴すらいくらかの信託報酬を払っているのに
 全く金を払って無い奴らは目障りもいいところだろう。
 なので、この投資法は購買力平価とかで色々と因縁をつけられて勧められる事は無い。
 リーマンショックのような事が起ると確かに損失が出る可能性はある。
 それは金利だけを見るのでは無く、値動きを監視して有利な所で買えばいいのだ。
 通貨によって値動きが微妙に違うので自分に合う通貨を選ぶのも重要。
 同じ高金利通貨でも豪ドルと南アランドは値動きが違う。
 これまで円高に動いてきたがプラザ合意やQEで人為的に動かされていたのは大きい。
 それはアベノミクスで円安にふれているのを見れば分かる。

 今は値が上がっているので行かない方がいいが、チャンスがあれば試して欲しい。
 FX関係者から忌み嫌われているこの方法こそ試す価値はある。
  

4.自動売買

 いくつかのFX会社でコンピュータによる自動売買を提供している。
 これは勝てるのかというと勝てる場合もあるけど、結局最後はとんとんとかチョイ負けという所だ。
 コンピュータ売買には致命的な欠陥があって、為替介入とか何か事件があった場合は全く追従出来ない。
 これまでMT4、セントラル短資FXの自動売買、ミラートレーダーとかを試したがどれも満足のいく結果は残せなかった。
 人間の場合、その辺の情勢も考えて多少バイアスのかかった判断をしていると思われるが、それをソフトでやるのは難しい。

 また、MT4は家でパソコンを連続稼働させるかネット上に仮想PCを確保しないと利用できない。
 この辺の環境が改善されれば再挑戦してもいいと思っている。
 MT4の場合、バックテストという機能がありこの取引方法でどれだけ勝てるかを検証できるのでそれは多少役に立つ。
 それを見ると勝つのは難しいなと再認識させられるが。


5.その他

 細かい事をいくつか書いたので参考にして欲しい。

 ・1000通貨単位でちまちま買える所が良い。
  最初はこれ位に慎重にやって欲しい。

 ・QAサイトや掲示板はクズが集まる所なので行く必要は無い。
  大騒ぎして煽っているだけ。

 ・FXブログはほとんどがステマなので見る必要は無い。
  せめてわざとらしくグラフィック画面のアップはして欲しい。テキストで結果を書いても無意味。

 ・PIPSという言葉を使う人間は嘘臭い。
  日本人ならいくら稼いだかを円で言え。それができないなら言うな。

 ・スリッページに文句を言っている奴はバカ。
  大金をかけて短期間に稼ごうとしているので少しの変動でもいらつく。やられる可能性が高い。

 ・FX関係者で購買力平価や金利平価を語る人間はクズ。
  投資法を説明しろ。売りでやるならそれを語れ。

 ・売りが使えるから儲かるとは限らない。
  当たり前の話だが買いを適切に判断できない奴が売りを判断できるとは思えん。
  最悪、取引回数が増えると損失が増える。


色々と書いたけど、ほとんどFXを勧める記事になって無い。
しかし、これを読んでやる気が出た人は挑戦して欲しい。
多くの人は引いてしまうかもしれないがそれは仕方ない。でもこれが現実だ。



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