広報委員のKです。
6/10(日)、快晴かつ真夏の暑さ。遊びに行きたい気持ちを抑え、仕事に励んでいます。
只今、待機中のバス車中で執筆中。明日が原稿の〆切日。ツイッター風に言えば、焦ってる
なう。
私の苗字は、金野(きんの)です。姓の由来は、下記をご参照ください。
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/ou_kin.html
私の故郷は、岩手県の大船渡市。昔は気仙(けせん)と言われていました。宮城県の気仙沼市、すぐとなりの岩手県陸前高田市、そして大船渡市辺り。古い住所では、気仙郡と表記されていたようです。
この辺りには、石を投げれば金野に当たると言うくらい(ちょっと大袈裟)、金野姓が多いところです。その昔、金(英語で言うところのGOLD)がたくさん採れ、どこかの偉い殿様に献上したところ、ご褒美として「金」の姓を名乗るよう言われたそうです。しかし、平民だった人々は、金だけでは恐れ多いので、「野」をくっつけて「金野」(きんの)と名乗るようになったと、小学生のころ先生から教わりました。
長い前置きはこれくらいにして、本題へ。
上京して、親しい人からは、今でも「きんちゃん!」と言われています。
45歳ですが・・・何か?
東京では、珍しい苗字なので、きんちゃんで親しまれて(?)いますが、故郷では「きんちゃん」が多すぎるので、そう呼ばれることはありません。
親しい人達と一緒の時に初対面の人がいると、私の苗字を「金」と思われるようで、(私から名乗ってもいないのに)自分の方が年下と思われる方からは、いつの間にか「きんさん」と呼ばれたりします。中には、中国や在日の方と勘違いされてる方もいらっしゃるでしょう。
病院や役場の窓口では、フリガナを書いているにも関わらず、「かねのさん」「こんのさん」などと呼ばれることも多いです。
外国人のスタッフに挨拶すると、私の名前は、大概「キノー」になります。「K・I・N・N・Oーキ・ン・ノ」と説明するのですが、発音しにくいのでしょう。そういうときは、下の名前で呼んでもらいます。キングはつきませんが「KAZU」と。
私の滑舌が悪すぎるのか、電話口で困ることは多々あります。「きんのと申しますが・・・」で切りだすと、「きんじょうさん?」「きのしたさん?」はたまた「きんぎょ?」と間違えられることもしばしば。「お金の金に野原の野と書いて、きんのと読みます」でやっと理解してもらえます。目的のご担当に繋いでもらう時、大概聞き返されますが、面倒な時はとりあえず返ってきた呼び名で応えたりします(「きんぎょ」と呼ばれれば「きんぎょ」で)。相手方にそう聴き取られているならば致し方ないとあきらめ、会話を重ねていく間に修正すればいいと思っています。
名刺を交換する場合も、「こんのさんと読むの?」と言われることもあります。苗字を間違えられることにはあまり抵抗はありませんが、「間違えてすみません」的なことになると、逆にこちらが恐縮してしまいます。ただ、長い付き合いと思っていた方から「こんのさん!」と呼ばれると、少し切ないかも。
そういう私も、なかなか人の名前を覚えられません。坂井さんを坂本さんと間違えたり、村田さんと村上さんを間違えたり。お世話になってる人でさえ、時々名前が出てこなくて焦ることもあります。振り返れば、電話口で相手の声が聞き取れなくて、聞き返すことも、少なくないような。
結局、お互い様ということで。
2012.6.11 広報委員 Kより
【編集部注】常用漢字音訓表を基準とする場合、「みょうじ」に対応する漢字は「名字」ですが、著者の意思を尊重し「苗字」のままといたしました。
6/10(日)、快晴かつ真夏の暑さ。遊びに行きたい気持ちを抑え、仕事に励んでいます。
只今、待機中のバス車中で執筆中。明日が原稿の〆切日。ツイッター風に言えば、焦ってる
なう。
私の苗字は、金野(きんの)です。姓の由来は、下記をご参照ください。
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/ou_kin.html
私の故郷は、岩手県の大船渡市。昔は気仙(けせん)と言われていました。宮城県の気仙沼市、すぐとなりの岩手県陸前高田市、そして大船渡市辺り。古い住所では、気仙郡と表記されていたようです。
この辺りには、石を投げれば金野に当たると言うくらい(ちょっと大袈裟)、金野姓が多いところです。その昔、金(英語で言うところのGOLD)がたくさん採れ、どこかの偉い殿様に献上したところ、ご褒美として「金」の姓を名乗るよう言われたそうです。しかし、平民だった人々は、金だけでは恐れ多いので、「野」をくっつけて「金野」(きんの)と名乗るようになったと、小学生のころ先生から教わりました。
長い前置きはこれくらいにして、本題へ。
上京して、親しい人からは、今でも「きんちゃん!」と言われています。
45歳ですが・・・何か?
東京では、珍しい苗字なので、きんちゃんで親しまれて(?)いますが、故郷では「きんちゃん」が多すぎるので、そう呼ばれることはありません。
親しい人達と一緒の時に初対面の人がいると、私の苗字を「金」と思われるようで、(私から名乗ってもいないのに)自分の方が年下と思われる方からは、いつの間にか「きんさん」と呼ばれたりします。中には、中国や在日の方と勘違いされてる方もいらっしゃるでしょう。
病院や役場の窓口では、フリガナを書いているにも関わらず、「かねのさん」「こんのさん」などと呼ばれることも多いです。
外国人のスタッフに挨拶すると、私の名前は、大概「キノー」になります。「K・I・N・N・Oーキ・ン・ノ」と説明するのですが、発音しにくいのでしょう。そういうときは、下の名前で呼んでもらいます。キングはつきませんが「KAZU」と。
私の滑舌が悪すぎるのか、電話口で困ることは多々あります。「きんのと申しますが・・・」で切りだすと、「きんじょうさん?」「きのしたさん?」はたまた「きんぎょ?」と間違えられることもしばしば。「お金の金に野原の野と書いて、きんのと読みます」でやっと理解してもらえます。目的のご担当に繋いでもらう時、大概聞き返されますが、面倒な時はとりあえず返ってきた呼び名で応えたりします(「きんぎょ」と呼ばれれば「きんぎょ」で)。相手方にそう聴き取られているならば致し方ないとあきらめ、会話を重ねていく間に修正すればいいと思っています。
名刺を交換する場合も、「こんのさんと読むの?」と言われることもあります。苗字を間違えられることにはあまり抵抗はありませんが、「間違えてすみません」的なことになると、逆にこちらが恐縮してしまいます。ただ、長い付き合いと思っていた方から「こんのさん!」と呼ばれると、少し切ないかも。
そういう私も、なかなか人の名前を覚えられません。坂井さんを坂本さんと間違えたり、村田さんと村上さんを間違えたり。お世話になってる人でさえ、時々名前が出てこなくて焦ることもあります。振り返れば、電話口で相手の声が聞き取れなくて、聞き返すことも、少なくないような。
結局、お互い様ということで。
2012.6.11 広報委員 Kより
【編集部注】常用漢字音訓表を基準とする場合、「みょうじ」に対応する漢字は「名字」ですが、著者の意思を尊重し「苗字」のままといたしました。