porkjerky

李維維 小優

レスリング吉田、史上2人目3連覇/ア大会

2010-11-28 05:02:16 | 日記
 アジア大会第15日(26日、中国・広州)日本勢が今大会1日当たり最高となる9個の金メダルラッシュにわいた。レスリング女子55キロ級で、世界女王の吉田沙保里(28)=綜合警備保障=が優勝。58~66年大会の競泳100メートル背泳ぎ・田中聡子さん以来、女子で2人目となる3連覇を達成した。バレーボール男子は決勝でイランを3-1で破り、94年広島大会以来4大会ぶりの金メダル。陸上男子やり投げでは日本選手団主将の村上幸史(30)=スズキ浜松AC=が初優勝し、ソフトボールは3連覇を果たした。大会は27日に閉幕する。

 会場を包む「加油(ジャーヨー=中国語で頑張れ)」の大コールが、見る間にしぼんでいった。吉田が、地元・中国の張蘭を手際よく料理。タックルでポイントを積み重ねて第1ラウンドを奪うと反撃を許さず、2-0で圧勝した。

 「(相手の)応援を力に変えて絶対に負けない、という気持ちで頑張った。3連覇を達成できて本当にうれしい」

 この日当たった4選手は全員初対戦。今年の59キロ級世界2位の“刺客”を送り込んだ中国を始め、モンゴルや北朝鮮も二十歳前後の精鋭をぶつけてきた。玉砕覚悟の相手に対し、吉田は1ポイントも与えず、これで16試合連続無失点。「全く違うタイプにもそれぞれ対応できていることが強み」と胸を張った。

 アジア大会では全競技、全参加国を通じて女子で史上2人目の大会3連覇を達成した。勝って当然とみられるが、吉田は常に緊張を解かない。「調子ひとつ、気持ちひとつで人間は全然違う。“落とし穴”がいつ来るか分からないと思って、勝つまでは絶対にホッとできない」

 大会前、親交のある横綱・白鵬の連勝が63で止まったとき、父・栄勝さん(58)にポツリと「白鵬でも負けたんだな」とつぶやいた。前日には48キロ級の世界女王・坂本日登美(自衛隊)が準決勝敗退。その夜、坂本に「大きな大会で勝つのは難しい。本当に沙保里はすごいよ」と声をかけられ、改めて気合入れ直したという。

 08年北京五輪直前に119で止まった連勝は、再び「42」に伸びた。「もっと練習して強くならないとロンドンは厳しい」。女子史上初となる五輪3連覇を目指す2年後に向け“絶対女王”は歩みを止めない。

天国のおかんに届けた…長谷川“飛び級”2階級制覇

2010-11-28 05:01:55 | 日記
 WBC世界フェザー級王座決定戦は26日、名古屋・日本ガイシホールで行われ、同級2位の長谷川穂積(29=真正)が同1位・ファン・カルロス・ブルゴス(22=メキシコ)に3―0で判定勝ちし、飛び級による2階級制覇を達成した。10月に母・裕美子さんががんのために亡くなり、悲しみを乗り越えてのベルト奪取。天国の母に激闘の末の勝利を届けた。WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチは挑戦者・粟生隆寛(26=帝拳)がビタリ・タイベルト(28=ドイツ)に判定勝ちし、長谷川を含めて日本人ボクサーの2階級制覇は計8人となった。

 “天国のおかん”にささげるグリーンベルトだ。長谷川が深い悲しみを乗り越え、飛び級による王座返り咲きを果たした。母・裕美子さんが長いがんとの闘病の末、10月24日に55歳で死去。不屈のサウスポーは勝者としてコールされると、すぐにリングサイドに駆け下りた。そして、家族が持っていた裕美子さんの遺影に歓喜のガッツポーズ。直後のインタビューで真っ先に口にしたのも亡き母への思いだった。

 「本当は母親に強くてかっこいい、安心できるボクシングを見せたかったけど…。でも再びベルトを巻くことができて、天国で喜んでくれていると思います」

 山下会長らの休養の勧めも振り切り、裕美子さんの告別式の翌日には練習を再開。ジムではそれまでの世界戦と変わらずトレーニングに集中し、ジム関係者を「自分たちの前では絶対に弱いところを見せなかった」と驚かせた。だが、母を弔う気持ちは一瞬たりとも忘れなかった。会場入り前には裕美子さんの闘病に密着したテレビ番組のVTRを初めて見て号泣。「ボロボロ泣いて会場に来た。こんなんで試合できるのかなって」。8回のバッティングで切れた右目を細めながら、その事実を明かした。

 3―0の判定勝利ながら、最後まで足を止めて強打のブルゴスと殴り合った。7回にアッパーを受けてぐらついても、強気に右ジャブで押し込み、左ストレート、右フックを浴びせた。これまでの長谷川では考えられない壮絶な打撃戦。「バンタム級はあれで倒せた。その感覚が強くて同じようにやったんですが、フェザー級は倒れてくれない。これがぶっつけ本番の分からないところ」。世界戦では異例の飛び級転向に備えて約130ラウンドのスパーリングを消化したが、3・6キロのリミット増で想像以上にタフな戦いを強いられた。

 今後は過酷な減量苦から解放されるフェザー級にとどまる。ショートパンチを多用するスタイルへの変更を図り、防衛回数を重ねるつもりだ。「バンタムは強いボクシング、フェザーはうまいボクシングをしたい。試合で分かったことを次に生かします」。新天地での挑戦は進化の途上。飽くなき向上心と探求心がある限り、長谷川はまだまだ強くなる。

 ▼真正ジム山下会長 最終ラウンドもパンチをもらうより倒しにいった方が良いと思っていました。今回はいろんなことがあったから、どうしても勝ちたかった。

 ◆長谷川 穂積(はせがわ・ほづみ)1980年(昭55)12月16日、兵庫県西脇市生まれの30歳。99年1月、プロデビュー。5戦目までに2敗したものの、03年5月に東洋太平洋バンタム級王座を奪取し、3度防衛。05年4月、WBC同級王座を14度連続防衛したウィラポンに12回判定勝ちを収めてタイトル奪取。今年4月30日にモンティエルに敗れるまで10度防衛に成功。身長1メートル68・0、左ボクサーファイター。

【関連記事】
長谷川、飛び級2階級制覇!天国の母に快挙捧ぐ
長谷川&粟生+西岡…次戦はトリプル世界戦?
粟生、涙の2階級制覇!長谷川勇気づけた
おかんも天国で喜んでいる…長谷川勝利に家族もホッ
フェザー級 、
日本ガイシホール 、
長谷川穂積 を調べる

浜口、銅メダルで父絶叫「ロンドンだあ~!」

2010-11-28 05:01:33 | 日記
 【広州アジア大会】レスリング女子72キロ級の浜口は準決勝で世界選手権7位の李丹(中国)にフォール負け。だが、3位決定戦ではペ・ミギョン(韓国)にタックルからフォール勝ちを収め、3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した。

 試合後の観客席ではアニマル浜口こと父・平吾さんが「京子、ロンドンだあ~!」と絶叫。浜口は「まだまだレスリングを続けたい。ロンドンへ挑戦する気持ちが固まった」と決意を新たにしていた。

【関連記事】
リレーは銅…福島、3冠届かず「とても残念」
村上、自己ベスト金「凄い選手に近づいたかな」
男子も見えた光明!イラン撃破し16年ぶり金
やっぱり上野!中国を1安打完封、3連覇達成
銅メダル 、
ロンドン 、
3位決定戦 を調べる

男子トラック種目、屈辱の金ゼロにガックリ

2010-11-28 05:01:11 | 日記
 【広州アジア大会】陸上男子1600メートルリレーの日本は3分2秒43で2位に終わり、アジア大会史上初めて男子トラック種目で1つも金メダルを獲得できなかった。

 400メートル銀メダリストのアンカー・金丸が一時はサウジアラビアに並びかけたが、逆転には至らず。「抜かすことができなくて申し訳ない。全力を出したけど届かなかった。絶対に金メダルと思っていたけど…」と唇を噛みしめた。

【関連記事】
リレーは銅…福島、3冠届かず「とても残念」
村上、自己ベスト金「凄い選手に近づいたかな」
海老原 日本記録大幅更新で金メダル
福島が日本女子初の2冠!200メートルもアジア女王
金メダル 、
銀メダリスト 、
サウジアラビア を調べる

吉田、無敵の“完全V”!史上2人目の3連覇

2010-11-28 05:00:50 | 日記
 【広州アジア大会】レスリング女子55キロ級の吉田沙保里(28=綜合警備保障)が3連覇を達成し、今大会不振の女子レスリングで唯一の金メダルを獲得した。決勝では世界選手権59キロ級2位の張蘭(20=中国)を2―0で下し、1回戦から4試合すべて相手に1ポイントも与えずに完勝。3連覇は競泳100メートル背泳ぎの田中聡子(58、62、66年大会)以来、日本女子史上2人目となった。

 日本の悪いムードも吉田には関係なかった。前日の48キロ級で世界王者の坂本が銅メダルに終わり、63キロ級の西牧と72キロ級の浜口が準決勝までに敗れ、日本勢でただ1人残った決勝。相手は初対戦の59キロ級世界2位の中国の若手で、「加油」(チャーヨー=頑張れ)の大合唱が響く逆境の中でも、しっかり実力を発揮した。

 第1ピリオドから積極的に攻めた。得意の片足タックルを仕掛けて着実に加点して5―0。第2ラウンドは終盤に小手投げで場外に出して1―0。9月の世界選手権に続いて、全試合無失点で完勝し「上の階級の選手で警戒するところもあったけど、思いきってできた。ホッとしています」と笑顔を見せた。

 アジア大会といえども、五輪王者として全力で勝ちにいった。親交のある大相撲の横綱・白鵬の連勝が途切れた際には「ちょっとした油断やスキがあれば、当たって砕けろと向かってくる相手にやられる」と教訓にした。前日に敗れた中京女子大の先輩・坂本には「五輪やアジア大会で勝つことは大変なこと。沙保里は凄い」と言われ「うれしかったし、頑張ろうと思った」と力に変えた。

 3連覇は日本女子2人目。「うれしい。ロンドンにつながる」と日本女子史上初の五輪3連覇へ向けて手応えを口にした。だが、喜んでばかりもいられない。前回大会で3つの金メダルを獲得した女子レスリング王国は、吉田が負ければ金メダルなしだった。危機を救った日本のエースは「このままでは日本は低迷する。自分も周りも、しっかり練習しないといけない」とあらためて気を引き締めた。

 ≪低迷に激怒の会長、自ら技術指導≫レスリングの日本女子は金メダル1個に終わり、日本レスリング協会の福田富昭会長(68)は激怒。「今まで常勝ムードだったが、初めての危機を迎えた」とそのまま試合会場で居残り練習を命じた。同会長は吉田以外の3選手の敗因として「日本の生命線であるタックルにきっちりと入れていない」と説明。自らスーツの上着を脱いでマットに上がり、選手らに技術指導した。

【関連記事】
吉田沙保里が3連覇!浜口京子は銅メダル
白鵬が教訓 吉田沙保里3連覇へ「スキなくしてマットへ」
V10吉田のカレリン超えへ“追い風”
吉田8連覇に続いた…伊調馨は6度目V
吉田沙保里 、
綜合警備保障 、
金メダル を調べる