こんな濃密な伝記映画を観た記憶がない。11月22日の夫の射殺から25日の埋葬までの4日間に、彼女の人生で起きただろう悲嘆、不安、混乱、プライド、孤独の大半が集中してしまったかのようだ。そんな心の揺れをナタリー・ポートマンは表情の微妙な歪みで体現する。
そして、この映画的な高濃度は、ジャクリーンがその初々しさで視聴者を魅了したという1年前のホワイトハウス初のテレビ中継と、埋葬から4日後に受けたライフ誌のインタビューでの諦観と自信が入り交ざったような対応が、巧みに4日間の心の振幅と混乱にモンタージュされることで達成されている。
(7月22日/下高井戸シネマ)
★★★★
そして、この映画的な高濃度は、ジャクリーンがその初々しさで視聴者を魅了したという1年前のホワイトハウス初のテレビ中継と、埋葬から4日後に受けたライフ誌のインタビューでの諦観と自信が入り交ざったような対応が、巧みに4日間の心の振幅と混乱にモンタージュされることで達成されている。
(7月22日/下高井戸シネマ)
★★★★