DJ 犬タローの犬小屋ナイト「住むとこあらへんで!」

バルデリ的なネオバレアリック DJ MIX http://www.megaupload.com/?d=JE5U08U8

明日いよいよサマソニにAPHEX TWINが来日する!?

2009年08月06日 | 知らなきゃアウト!
あしたの8月7日のサマソニのゲストがAPHEX TWINなのだが
この人ドタキャンとかしまくりのアブねー人だから本当に来てくれるのか
はたまた、ちゃんとライブをやってくれるのか?

そーいったところが気になってしまう。

でも生でアノ音たちを聴けたら、どんなに幸せなことだろう・・・

日本だと、1997年の第一回フジ・ロック・フェスティバルにて来日。ステージ上に犬小屋を設置し、終始その中で演奏する。
といった危ないこともしているので、今回は何をやってくれることやら。

APHEX TWIN

エイフェックス・ツインは数々の奇行、虚言癖の持ち主としてもよく知られる。もっとも、彼を奇人扱いするマスメディアを逆手に取ったような言動も数多くあり、現在では信憑性に疑問を持たれるものも多い。以下、代表的なエピソードを記す。

* 生まれてすぐ死んだ兄の名前(リチャード・D.ジェイムス)をそのまま命名された。
* 父親は精神病院の看護師。またその父親が炭鉱で働いていたことがあり、リチャード自身もその仕事をアルバイトとして手伝った。
* 16歳まで自分の作曲した音楽しか聴いたことがなかった。
* 自作の楽器のみを使用。ライブにも自作機材を持ち込み、機材が故障したらライブ終了。
* アメリカのSireレーベルと数億円と言われる巨額の契約金でサイン。その契約金で戦車(実際は装甲車)を購入。
* 多くの楽曲のリミックスを行っているが、嫌いな曲しか引き受けない。クソみたいな曲を少しでも減らしたいからというのがその理由である。また、あまりにも原曲とかけ離れた仕上がりになるものが多く、実際にリミックスをしているかという点にも疑問を持たれ、未発表曲を渡しているだけではないか?とも言われている。代表作が日本のバンドBUCK-TICKのリミックスプロジェクト「シェイプレス」。リチャード評によれば「最悪」。
* ビョークにテレビの砂嵐の楽しみ方を教える。
* ライブで自分のCDをそのままかける。
* 1997年の第一回フジ・ロック・フェスティバルにて来日。ステージ上に犬小屋を設置し、終始その中で演奏する。
* 1998年、恵比寿ガーデンホールで行われたRephlex Nightにて来日。ステージ上には一度も姿を見せず、終始舞台裏でDJを行う。この際、客から「本当にリチャードは来ているのか?」「金を返せ」等、多数のブーイングが出て騒動になった。
* 1999年発表のアルバム「Windowlicker」中の「Equation」をスペクトラムアナライザに通すと、悪魔のような顔が浮かび上がる。しかしこれは悪魔ではなく、リチャード本人の顔画像である。
* 多作家で毎年のようにアルバムをリリースしていたが、「死ぬまでアルバムは発表しない」と発言し、実際に作品のリリースが極端に減った。結局 2001年に二枚組の大作『Drukqs』を発表したが、その理由は「自分とSquarepusherの未発表曲が何百曲も入ったMP3プレイヤーを紛失してしまったから」である。
* イギリスの音楽機材雑誌「Future Music」にて行われたWagon Christ(Luke Vibert)のリミックスコンテストにて、Tahnaiya Russellなる謎の人物が優勝。Lukeが「これはダントツ!最高のAcidラインだよ!」と語るそのリミックスの作者は、実は友人であるRichard D. Jamesだった。





Loud 2001年11月号所載


Interviewer
突然、ホワイト盤で「2リミキシーズ・バイ・AFX」を出しましたけど、あれは過去に作った曲をあなた自身がリミックスし直したものなんですか?

Aphex Twin
スロー目の曲は4年前に作ったもので、ぼくの友だちが何人もレコードで欲しいとずっと言ってたやつだ。もう一曲は6か月前くらいに作ったヤツで大好きな曲だよ。

Interviewer
そのシングルはMENというレーベルからリリースされたわけですが、あれはREPHLEX傘下に作った新しいレーベルなんですか?

Aphex Twin
これはトムとで作った新しいレーベルだよ。

Interviewer
MENからは今後どんな作品をリリースしていくつもりですか?

Aphex Twin
そのうちわかるよ。

Interviewer
またそれとは別に、いまプロモ・オンリーでエイフェックス・ツインVSニコルソン「Lick The Track」という片面のみのシカゴハウスっぽいシングルがリリースされていますけど、このシングルについて教えて下さい。

Aphex Twin
そのレコードについてはぼくはなにも知らない・・・。もしそのレコード余分に持ってたら、WARPに送っておいてくれないかな。


Interviewer
ところで「ウインドウリッカー」のあと、それに続く6枚目のアルバムは自分が死んでからリリースされるということでしたが。あのとき多くの人がリチャードは音楽業界から引退したと思ったわけですが、どうゆう心境の変化でまたアルバムを出す気になったんですか?

Aphex Twin
ぼくは、リリースされていないオリジナル曲がたくさん入っているMP3プレイヤーをなくしてしまったんだ。だから、それがウェブにフリーでアップされる前にお金をもらっておかなきゃと思ったんだよ。

Interviewer
アルバムは30曲という大作ですけど、これは自分が死んでからリリースしようと考えていたアルバムなんですか?


Aphex Twin
最初は、CD4枚組でリリースされる予定だったんだけど、やめた。それはちょっと大変すぎるからね。

Interviewer
話が前後しますが、どうして次のアルバムを自分が死んでからリリースしようと考えたんですか?商業的な音楽業界に嫌気がさしたんですか?

Aphex Twin
アルバムをリリースするのには、通常よりも時間がかかるってだけだよ。すべて問題無いように、細かいところまで注意してチェックする作業はあまり好きじゃないんだ。でもこのアルバムの写真を撮るのは楽しかったから、全部悪かったわけじゃないけど。

Interviewer
で、まあ、ともかく、ニューアルバムがリリースされてみんな驚いているわけですよ。一度は自分が死んでからリリースしようと考えていたアルバムをどうして出そうと思ったんですか?

Aphex Twin
それは、ぼくは死んでないからだよ。

Interviewer
以前インタビューしたときに、あなたは新しい曲ができるとそれをDATやカセットテープに録っておく。そしてアルバムをリリースするときには友だちにそれを聴いてもらって選曲を手伝ってもらうと言ってましたけど、今回のアルバムはもう少しコンセプチャルな感じがするんですけど。

Aphex Twin
全部自分で選んだ。これはここ何年かのぼくの思考を反映したものだからね。

Interviewer
ニューアルバムのタイトルは「ドラックス」ですが、これはどうゆう意図でつけたんですか?

Aphex Twin
これはぼくにとって特別なものなんだけど、他の人には通用しないし、理解されないと思う。

Interviewer
曲自体は「ウインドウリッカー」以降に作ったものなんですか?それとも録りだめてあったものを新しく組み立てて作ったものなんですか?

Aphex Twin
3.4曲は、以前に作ったものだよ。

Interviewer
例えば、ジャケットは古いタイプライター(実際には1年前に彼が購入した自動ピアノの鍵盤をモチーフにしたもの)にエイフェックス・ツインという文字が刻まれていますよね。まるで遺書のようであり、挑戦状のようでもあります。このアルバムにはなにかメッセージみたいなものは込められていますか?

Aphex Twin
メッセージはほかの誰でもなく、ぼくだけに向けられたものだ・・・あとナノー2にも

Interviewer
このアルバムはノイジーなリズム中心の曲とともにメロディーも大切にしていますよね。例えば、ピアノだけの穏やかで郷愁を誘うメロディの曲がいくつかありますけど、ああいう生楽器だけの曲をアルバムに入れたのにはなにかワケがあるんですか?

Aphex Twin
ぼくがドラム中心で作った曲はすぐにコピーされたり、時代が変わったりして古く聴こえてしまいがちなんだ。それに費やした労力を考えると、腹立たしいことだよ。でもピアノ曲は300年後でも聴けるし、古く聴こえないんだ。

Interviewer
例えば、曲作りの際にダンスとかリスニングといった音への括りはあなたにはありますか?

Aphex Twin
もちろん。ぼくは自分がなにをしたいのか、いつもほぼ完成された絵があるよ。

Interviewer
じゃあ、いまのテクノシーンやダンスカルチャーには興味ありますか?

Aphex Twin
うん。いまはほとんどだが、92年から95年のアートコアだ。リマーク、マーベラス・ケイン、ビジー・ビーなんかがいいね。

Interviewer
ところで、クリス・カニンガムが手掛けた2本のヴィデオ「カム・トゥ・ダディ」と「ウィンドウリッカー」はエイフェックス・ツインを見せ物化しようとする世間の態度を逆手にとった挑戦的でユニークなヴィデオだったと思うんですが、今後もまた彼とともにヴィデオを作る計画はありますか?

Aphex Twin
うん、でもそれはサプライズだ。ドラックスのヴィデオも作ったよ。あとモンキー・ドラマーのも。

Interviewer
リス・カニンガムはウィリアム・ギブソンの「ニュー・ロマンサー」を映画化したいと言っていましたけど、その映画のサウンドトラックをあなたが手掛けたら面白いと思うんだけども。もし仮に彼からそういう話を持ちかけられたら引き受けますか?

Aphex Twin
うん、でも今はやってない。

Interviewer
ところで、11月30日<ELECTRAGLIDE 2001>で来日しますね。そのイベントではライブをやるんですか?それともDJですか?

Aphex Twin
DJに、PCから何曲かライブで曲を入れると思う。

Interviewer
例えば、ライブやDJを通してオーディエンスに与えたいと思っているムードはなにかありますか?

Aphex Twin
完全なるエキサイトメントと新しい何か。

Interviewer
ここ最近クラブへは遊びに行ってますか?もし遊びに行ってたらここ最近であなたの記憶に残るような刺激的なパーティはなにかありましたか?

Aphex Twin
たくさんあるよ!!いつもさ。今年はUKでたくさんDJをしてるんだ。多分40回くらい。

Interviewer
音楽以外でいま一番興味があることはなんですか?

Aphex Twin
さらに多くの音楽!衛星を操作すること、チェス、モジュラーシンセサイザー。

Interviewer
最後にREPHLEXの今後のリリース予定を教えてください。

Aphex Twin
ピエール・バスティエン。ロバート・ノルマンデュー。ニューグローバル・グーン。オビューカ、ボグダン、サイロブの新しいアルバムとシングル。




CROSSBEAT 95年1月号所載


Interviewer
16歳になるまで他人のレコードを聴いたことがなかったというのは、本当なんですか。

Aphex Twin
いろんな音楽が存在するのは知ってたよ。その中でぼくが好きになれたものもあったろうけど、ぼくの耳に入っていたのは、せいぜいがラジオだった。お金がなくてレコードを買うことができなかったからね。どっちにしろぼくの住んでいたところはド田舎でレコード屋もなかった。だからレコードは持ってなかった。

Interviewer
最初に曲を作ったのは?

Aphex Twin
10歳のころから作ってた。最初の1年半ぐらいは、ピアノを使ってた。それも、壁に立てかけて鍵盤じゃなく弦を直接弾いてたんだ。最初はレコーディングはせず、ただ頭の中で曲を作るだけだった。しばらくしてオープン・リールのテ-プをでレコーディングを始めた。テープ・エフェクトなんかもやっていた。ぼくにとって大切なのはメロディやリズムじゃなく、常に音そのものだった。もちろんメロディやリズムは好きだけど、音の方が重要だったんだ。

Interviewer
最初にシンセサイザーを入手した際の感想は?

Aphex Twin
最初は嫌いだった。エレクトロニクスのアイディアは好きだったし、エレクトロニク・サウンドも好きだった。ただ思いどおりの音を出せないんで、嫌だったんだ。テクニカルな面に囚われずに思いどおりの音を出すには、あまりに制約がありすぎると思った。ただガチャガチャやってるだけじゃなく、自分が何をやってるかわかるまでにはずいぶん時間がかかったんだ。1年ぐらいかかった。バンドとか他人の助けなしにやりたいことことができないというのが嫌だった。ぼくは一人で思うように音楽をやりたかったんだ。

Interviewer
あなたはエイフェックス・ツイン、ポリゴン・ウィンドウなど、さまざまなプロジェクト名を使い分けてますね。

Aphex Twin
レコード契約を交わす前からぼくはいろんな名前を使ってたけど、それは様々なタイプの音楽をやってたからだ。音楽業界に入ってからは、レコード会社によって名前を使い分けるようになった。この名前ではコレ、とぼくが決めていたスタイルも、だんだん崩れていったんだ。たとえば、元はポリゴン・ウインドウに入れるはずだった曲がエイフェックス・ツインの方に入ってしまったりして、だんだん区別がつかなくなっていった。

Interviewer
様々な名義で、ものすごい数のレコードを、しかもハイ・ペースで出してますよね。ひとつの完成された作品というよりは、近況報告とか日記に近いニュアンスを感じるんですが。

Aphex Twin
そう言われるのはわかるけど、ぼくの出すレコードには、かなり前に書いたものもあるからね。それにぼくがこれまで出したレコードは、おそらくぼくがやってきたことのほんの1%に過ぎないから、ぼくの本当の姿がそのままあらわれてるわけじゃない。

Interviewer
じゃ、もっとレコードを出したい?

Aphex Twin
いや、できればレコードなんて出したくないんだ。レコード作りが好きなわけじゃなくて、ぼくはただ音楽を作るのが好きなんだ。レコードを作ったり取材を受けたりするのは、他の職につかずに音楽だけで食べていけるようにするためだ。そうすれば、音楽を作る時間が増えるだろう。レコードを作る理由は、ただそれだけだ。できることなら、全然出したくない。

Interviewer
へえ。つまり、あなたにとって音楽を作ることは自分自身の満足感が最優先で、オーディエンスの存在はあまり関係がない……。

Aphex Twin
イヤらしい言い方にとられたくないけど、確かに、他人がどう思おうが関係ない。ぼくはただ自分のために曲を作ってるのが楽しいんだから

Interviewer
あなたにとって曲を作ることはどういう意味があるんですか。

Aphex Twin
ぼくは1週間も音楽を作らないと、気が滅入ってきて、社交的じゃなくなる。アイディアはたくさんあって、早くそれを吐き出したくなるんだ。1週間以上もスタジオに行けないと、すごく欲求不満が溜まってくる。一種のオブセッションに近いかもしれないな。

Interviewer
あなたの作る音楽は、あなた自身の感情とか人間性を反映してますか。

Aphex Twin
わからないな。感情とはまったく関係のない、単なる音の組み合わせで曲が出来るときもあるし、悲しい気分のときに悲しい曲ができることもある。でも、ぼく自身としては、感情や人間性とはなんの関係もない、ただ音の組み合わせだけという曲が理想だね。今のところは偶然でしか作れないけど。

Interviewer
あなたの音楽はなぜ歌詞がないんですか。

Aphex Twin
まず第一に、ぼくが歌えないから。他人の音楽で歌詞が乗ってるのは嫌いじゃないけど、ぼくにとってそれは音の連なりでしかない。好きなのは声そのものであって、歌詞で何を言ってるかじゃない。歌詞なんてつまんないよ。そもそもぼくが電子音楽を好きなのはその抽象性にあるわけで、歌詞のある曲と違ってひとつのことだけを言ってるんじゃなく、人によっていろいろな意味を持つからだ。同じ人間が同じ曲を聴いても、その時の気分によって違ったふうに聞こえる。だから、ぼくは電子音楽が好きなんだ。


Interviewer
リミックスの仕事を引き受ける時の基準は?

Aphex Twin
何もないね。肝心なのはチャンとギャラを払ってくれるかということ。ぼくがリミックスをやる曲なんか、ひとつ残らずヒドイものばかりだもん。特に日本人のはどれも本当にひどかったな(笑)。でも、そういうヒドイ曲をリミックスするのが好きなんだ。嫌いなものを気に入るように作りなおすのはぼくにとってもチャレンジだからね。だから自分の好きな曲のリミックスはやらない。好きなものはそれ以上いじる必要はないから。


Interviewer
今後あなたの音楽はどのような方向に進んでいくと思いますか。

Aphex Twin
わからない。ただ言えることは、ぼくがこれまで聴いたことのない音楽を作ることだな。もしそれができなかったら、もう音楽は作らない。でも音楽の可能性は実に様々だから、おそらく死ぬまで作りつづけることになるだろうね。ぼくの音楽には何だってアリなんだ。アンビエント、ヒップホップ、オールド・スタイル・テクノ、ダブ、ジャングル……なんでもいい。カテゴライズできないんだ。ぼくはどのジャンルにも属さないような実験的な音楽を作っていきたい。

Interviewer
音楽のスタイルはすでにすべて出尽くしているという意見もありますね。

Aphex Twin
ある程度はそうだろうね。まったく何のようにも聞こえない音楽なんてありえないと思う。でも、ぼくがやっていることのほとんどは他のどれとも違うと思うよ。これとまったく同じ話題について、友だちと話したことがある。彼も今きみが言ったのと同じ意見だったんだけど、ぼくの音楽を聴かせてみて、これが何みたいに聞こえるか教えてくれと言ってみたら、言葉に詰まってたよ。ぼくの音楽は、ぼくのスタイルとしか答えようがないんだ。


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