ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

再び古北方面へ

2010-09-18 | 上海引越し・賃貸
画像/ある日の朝焼けの中、古北地区のマンション郡。上海ではよく見られる光景。



■またお引越しの季節がやってきました。今回の引越し先は、2号線の淞虹路地下鉄近く。なんだかんだ言って2号線は便利だし、駅の上には私のお気に入りの外資系大型スーパーのLotusがある。地域によって店の規模の差はあるようだけど、ここのLotusはデカくてキレイだ。イトーヨーカドーやジャスコの最大級店舗レベルと同じくらいなんじゃないだろうか。ちなみに、中国在住の人は知っていることだが、イトーヨーカドーもジャスコも中国にある。

ここに決めた理由は、そのLotusがあることと2号線の駅の近くであるということに加え、駅に近いが少し奥まった場所にあるのでわりと静かな環境だし、窓からの眺めもよいから、ということだった。家賃も上海市のモロ中心部よりはお手ごろだし、浴室やキッチンも含め、全ての部屋に窓が付いているのがいい。今回は仕事の都合もあって大きめを選んだのだけど、なんと100平米超えなのだ。

日本に住んでいたらそんな便利な場所で100平米なんて夢のような話だが、ここ上海ではちょっと奮発すれば借りられてしまう。しかも一人で住むわけだから、これはちょっと掃除が面倒くさいかなぁと思っている。その部屋は、大家さんが前に自分で住むために買ったところなので、内装などにわりとチカラが入っているのだが、家具がイマイチだ。私としては、とりあえずIKEAのものでいいから、ああいうモダンなもので統一されているのが好ましいと思うのだが、今ある家具は、ガラスダイニングテーブルのイスの座る部分がブルーとかいう、ちょっとしたところで残念な気持ちになる。

とは言っても十分満足していて、間取りは2LDKSになるのだけど、北側を寝室として南の部屋を仕事部屋、そしてサービスルームは…何に使おうか考えている。ヨガでもやるか?ま、ヨガはやらないと思うけど、2つの部屋にはそれぞれベッドと30インチくらいのテレビが置いてあって、仕事部屋にするほうのベッドを撤去してもらった。寝室にするほうのベッドが今までのもので最大であろうデカさで、たぶんキングサイズベッドだろう。そんなにデカくてどうするんだと思ったが、下手にダブルベッドだと、今度は部屋が寂しくなりそうなのでそれでいいのかもしれない…。

防犯面は1階エントランスがオートロックで、自分の部屋のドアの前には鍵つきの金属製格子状の門がある。ま、一応は3重セキュリティということになるか。実際の見た目は格好いいものではないけど、この金属製の門は、日本のマンションにありがちな胸のあたりまでしかない乗り越えたりすることができる門ではなくて、上下左右が完全に塞がれた門なので防犯上はいいだろうが、毎回の開錠施錠が面倒くさそうだ。

ということで、今月中には引越しを完了させようと思っている。新しい住居での生活が今から楽しみだ。

快適な日本、美味しい日本。

2010-09-14 | 日本滞在
画像/ホテルチェックイン時間待ちのため、JR橋本駅下のカフェでWiMAX起動。


■やはり日本はいい。
先週、上海に帰ってきたが、日本は何もかもが快適だった。当然のことだが、どこの店に行っても店員の態度はとてもよい。中国のように無表情で接客をしたりすることもほとんどないし、物を放ってよこすこともない。街はきれいで空気はよどみない。靖国通りをジョギングしても排気ガスはまったく気にならないどころか、上海の小道をジョギングしているよりも快適だった。

というように、日本と上海を比べてしまったら、上海の良くない部分が次から次へと出てくるわけだが、上海は上海でよいところがたくさんあるので、「だから日本のほうがよい」とは一概には言い切れないが、住むだけを目的とするならば、私は日本がよいだろうと思う。水、空気、そして食べ物が美味しいということは生活にはとても重要な要素だ。

横浜駅にある「そごう」の地下で寿司を買った。いわゆるデパ地下だ。さすがに凄い。あらゆるお惣菜がひしめき合い、キラキラ輝くお寿司に滅茶苦茶美味そうな揚げ物…。上海で最高にして唯一の比較的まともなデパ地下であろう静安寺の久光でも及ばないレベルの食品がお手ごろ価格で買えてしまう魅力。こんな素晴らしい食環境は、いつになれば上海に到来するのだろうか。おそらく、このレベルは無理なんじゃないかと思う。

上海でも美味しい日本料理は食べられるが、わざわざ専門の寿司屋に行かなければいけなかったりするし、中華料理も美味しいのだが、やはり日本料理の美味しさとはまったく違う。居酒屋で食べたレバ刺し。新鮮なホルモンの串焼き。美味いラーメン。新鮮な寿司。そして、苦味の効いたエビスビール!やっぱり日本の居酒屋は最高だ。

ここまで書くと、上海の日本料理屋がダメダメのように思われるかもしれないが、そんなことはない。たしかに日本のそれと比べれば全体的にはるかに劣っているのは否めないのだけど、わりと美味しい店もちらほらある。だが、美味い焼き鳥の店には未だに出会ったことがない。美味いと言われている店でも、私にとってはノーコメントな店ばかりで、よくてもまあまあイケるくらいのレベルだろう。私としては、焼きトンの店ができてほしいのだが、まだ上海にはないだろう。そう、私は串焼きにはうるさいのだ。

前にも書いたとおり、相模原の橋本駅近くのビジネスホテルにも泊まったのだが、時間が遅くなるとハタチくらいの若者が夜を満喫している。室内に青色LEDつけて大口径マフラーにしたステップワゴンだとか、その他VIP系の車でもってプチ暴走。ああ、私もそんな時があったなぁとしみじみするが、同時に、やはり相模原は田舎だなぁと思う。あの頃は、ゼニスホイールに、車高を落としたインパラセダンとかキャデラックコンコースを買おうかなと思っていたが、そんなイケイケの時代は過ぎた。いや、落ち着いたもんだ…。

日本での初日、Lenovoのネットブックを買った。ネット閲覧と事務系ソフトの動作、そしてメール処理さえ快適にできればOKなので、ネットブックで十分だったが、やはりデスクトップと同等の快適さは得られない。ま、いいか。無線でネット接続を多用する予定だったので、無線端末も購入。先発のイーモバイルは2年とかの縛りがあり、通信速度も芳しくないという情報を得ていたので、話題のUQコミュニケーションズのWiMAXにした。

噂どおり快適な速度だ。ちなみにWiMAXはイーモバイルと違い契約の縛りがなく、月の途中でも解約できる上に毎月の定額プランの場合は日割り計算で処理してくれる。だから、おそらくイーモバイルも縛りを無くして行くかもしれないし、もしかしたら現時点ではすでに縛りを無くしている可能性もあるが、気になる方はご自分で確認を。2社のサービスを比較すると、WiMAXが断然有利だから、イーモバイルがなんの手も打たないということはまずあり得ないだろう。たまに日本へ帰るときにネットが必要という人にはWiMAXがベストな選択なんじゃないだろうか。

日本で休暇中

2010-09-03 | 日本滞在
今、日本で10日間ほどの休暇を過ごしている。
当初3日間は東京九段下のグランドパレスホテルに泊まり、今は相模原のビジネスホテルにいる。

九段下のホテルに泊まったのは初めてだが、飯田橋が近いということもあり、とても快適で便利だった。参拝というわけではないのだが、靖国神社も見学した。その時に気付いたのだけど、靖国神社の本堂を正面から見ると、九段下という立地にも関わらず背後は空だけしか見えないという構図になる。これはやはり本堂を見たときに、その背後に何かビルがそびえたつようなことにならないように建設規制でもあるのかなと思った。

気にならない程度の距離ではあると思うのだが、右斜め後方には法政大学が見えた。といっても、一瞬、よくある立派なオフィスビルだと思い、こんないい立地にあんな立派な自社ビルを建てるHOSEIという会社があったとは知らなかったなぁと思ったが、次の瞬間には法政大学かなと思い至った…。ビルの上にある大きなHOSEIのロゴマークは、私になにやら光学か化学系企業を連想させた。HOYAとかHOSEという会社もあるので、法政がHOSEIになっているのを見てもどうもピンと来なかった。

今、一応は休暇中ということにしているけれど、お客さんからの問い合わせや受注くらいの仕事はしている。完全な休暇にしてもいいのだけど、それをすると上海に戻った時の仕事量が大変なことになることがわかっているので、それはできない。でも、毎日一日中遊んでばかりいるというのも飽きると思うので、少しくらいは仕事をしたほうが丁度いいのかもしれないと思った。

こうして日本にいてもビジネスが回るというのはいいものだ。すべてを完結できるわけではないが、お客さんからの注文を受け、在庫がない物は発注して発送まで可能だ。しかし、上海で一度検品するようにしているので、やはり上海にいる必要もあるのだが、少し方法を変えればすべてを中国外でコントロールすることもできる。ただ、まだ今はそのときではない。

何年も前、海外に住みながらネット上でビジネスをコントロールして自由も獲得している人の話を読んだことがあった。そのとき、海外に住みながらそんなグローバルで難しそうなことができるなんてすごいなと思っていた。どうしたらそこまで辿りつけるんだろうか、と。

気がついたら自分がそんなようなことをやっていた。年齢を考えれば割と人並み以上の収入を得られるようになったし、けっこう時間の自由もある。こうなってくると、色々と今までは考え及ばなかったことも考えたりするようになったりする。

なにやら他人への奉仕だとか社会への恩返し的な、いわゆる社会奉仕的な意識の部分も考えるときが増えてきた気がする。いや、そもそも私のような小さなビジネスで少しくらいうまくいってるからといって、すぐにそういう奉仕をする必要もないというか、「余計なことを考えず、お前はまだ自分のことを考えていればいいんだ」という感じもあるのだが、不思議なことに、社会奉仕方面で自分には何ができるのかなという、まぁ本当にそんなちょっとしたことを考えるときがある。

これはやはり、今の自分があるのは社会のおかげであり、色々な人の支えや出会いがあって
こうしていられるということを、そういう話というだけでなく、現実に自分のこととして、いよいよ認識できてきたということではなかなとも思える。ケツの青いぽんぽこが、そんな一丁前のことも考えたりしながらゆっくりと日本を楽しんでいる。