春も近いということで、、春色のキャンドルを作りました。植物をイメージした色で4色。
ムラサキハナナ(薄紫色)・ポピー(淡いオレンジ色)・スイセン(淡い黄色)・若草(薄黄緑色)です。
絵具と違って顔料で思いどおりの色を作るのは難しい~
顔料はほんの少しの量で色が変わってしまうので、淡い色や微妙な色を作るのは至難の技。一度入れたら戻せないし。
まだまだ修行しないとですね~(苦笑
では、順を追っていきま~す。
まずはキャンドル芯を固定する芯バー、座金付き芯、ペーパーモールドの用意をしてから作業に入ります。
材料はほとんど、「きゃんどるマーケット」さんで購入したもの。
ペーパーモールドの作り方は、「キートス」さんの「キャンドルレシピ VOL.1」を参考にさせていただきました。
芯バーの作り方はこちら。 → 「手作りキャンドル用の芯バー♪」
座金6Cに、LX18の芯を15cmに切って下から差し込みます。
芯はあらかじめワックスでコーティングしておきます。生芯のままだと芯だけ燃え尽きてしまいます。
ラジオペンチで座金をはさんでつぶし、芯を固定します。
はさむ力が弱いと芯が抜けるし、強すぎると座金が歪んでしまいます。力加減が難しい、、
はい、できました~♪
ペーパーモールド用に用意したのはトイレットペーパーの芯。
一方にラップを二重にして巻き、輪ゴムでしっかりとめます。
キャンドルの高さを8cmにしたいので、8cmのところに印をつけておきます。
ではでは、作業を始めま~す。
まずは、ムラサキハナナから♪ 顔料ピンクと青を牛乳パックの上で、少しずつカッターで切ります。
ワックスに入れて溶かしたところ。こんな感じでいいかなぁ、、?
ワックスを入れてから、竹串を通した芯バーをつけます。
しばらくすると、ワックスが冷えて収縮して凹むので、、
少し残しておいたワックスを注いで平らにします。
またしばらくしたら、、芯バーを外して、竹串をくるくる回しながら抜きます。
時間が経ちすぎると抜けなくなってしまうし、無理に抜くと割れてしまいます。
では、次にいきま~す。
ポピーです♪ 顔料ピンクとオレンジを牛乳パックの上で、少しずつカッターで切ります。
ワックスに入れて溶かしました。う~ん、思ったよりオレンジが濃いかも、、
では、次はスイセンです♪ 顔料黄色を牛乳パックの上で、少しずつカッターで切ります。
ワックスに入れて溶かしました。これくらいかな~?
では、次は若草です♪ 顔料黄色と緑を牛乳パックの上で、少しずつカッターで切ります。
ワックスに入れて溶かしました。いい感じに♪
はい、できました♪
翌日になってから紙を剥がします。斜めに線が入っているので簡単!
用意しておいた座金付き芯を下から通します。
余った芯をペンに巻きつけてくる~りと♪
ムラサキハナナ♪
ポピー♪
スイセン♪
若草♪
できあがりはまあまあかな?思ったとおりの色を出すのは難しいし。
あと、ワックスに気泡が入るのはぽわぽわしてかわいいので気にならないんですが、亀裂が入ってしまったのがちょっと、、
マイクロワックスを足すといいらしいので、次回からはそうしたいと思います。
そうそう、芯は手持ちがLX18しかなかったので使ったんですが、きゃんどるマーケットさんの目安を見るともう少し細い芯を使うようです。
座金も2Cでよかったみたい、6Cはグラスキャンドル向きらしいので。
灯したところ。
北側の出窓で気温が低かったせいか、芯が太めでも炎が大き過ぎることもありませんでした。
暖かくなるとそうでもないんでしょうけど、、芯選びは難しいですね(苦笑
◆レシピ(1個分)
パラフィンワックス(ペレット) 85g
ペーパーモールド(トイレットペーパーの紙芯) 1個
芯バー 1本
竹串 1本
ラップ 適量
輪ゴム 1本
キャンドル芯 LX18(15cmに切る) 1本
座金6C 1個
牛乳パック(洗って開いたもの) 1枚
紙コップ(一箇所をつぶして注ぎ口を作る) 1個
ステンレス製計量カップ 1個
ステンレス製トレー 1枚
ステンレス製スプーン 1個
デジタルスケール
ホットプレート
ラジオペンチ
カッター
ペン
定規
顔料 各々適量
*ムラサキハナナ ピンク、少量+青、極少量
*ポピー ピンク、少量+オレンジ、少量
*スイセン 黄色、極少量
*若草 黄色、少量+緑、極少量
※顔料以外は全部共通です。
◆作り方
1.芯の用意をする。生芯はあらかじめ溶かしたワックスに浸け、まっすぐに伸ばして冷ましておく。
2.座金に芯を下から通し、ラジオペンチで座金をはさんでつぶし芯をとめる。
3.ペーパーモールドの用意をする。トイレットペーパーの紙芯に、高さ8cmのところに印をつける。
片方にラップを二重にして巻きつけ、輪ゴムでしっかりととめる。
4.ワックスの用意をする。キャンドルの体積を計算し、必要なワックスのグラム数を出す。
円の面積 2×2×3.14=12.56
円柱の体積 12.56×8=100.48
必要なワックスのグラム数 100.48×0.85=85.41
小数点以下を切り捨て 85g
デジタルスケールでワックスを測り、計量カップに入れる。
5.ホットプレートに計量カップを乗せ、ワックスを溶かす。
6.顔料の用意をする。牛乳パックを洗って開いたものを用意し、その上で顔料をカッターで少しづつ切る。
7.溶けたワックスに顔料を入れ、スプーンでかき混ぜて色を調整する。
8.紙コップを一箇所つぶして注ぎ口を作り、計量カップのワックスを移す。
ペーパーモールドにワックスを注ぐ。再注用に少しだけ残しておく。
9.芯バーに竹串を刺したものを入れ、竹串が真ん中にくるようにする。
10.しばらくしたらワックスの中央が収縮して凹むので、残しておいたワックスを再注する。
11.ワックスが固まったら芯バーを外し、竹串をくるくる回して抜く。
12.翌日、ペーパーモールドの紙を剥がす。上から斜めに入っている線に沿って下に引っ張るときれいに剥がせる。
13.キャンドルの底から座金付き芯を通し、上に出た芯をペンなどに巻きつけてくるんとさせる。