小学校最後の運動会

今日は、末っ子の小学校最後の運動会だった。

私は、昨晩の事で中々眠れなかったが

とてもナイーブな神経の持ち主の末っ子に悟られてはなるまいと

お弁当を作りながら　必勝法とか、団演の写真撮りの場所とかの話をした

そして、「あんね、昨日おねえちゃんが怪我をしたから

まず、病院に連れて行ってからお母さんは行くから少し遅れるけど

必ず、ビデオを持って応援に行くからね」と言い

それから、「楽しく、そして怪我のない様にね」と告げて

お弁当を持たせて　送り出した

朝の娘の様子は普段と変わりが無かった

右手が使えない事の不便さを面白い発見のように話してくれた

うら若い乙女の一番の悩みは「お化粧が出来ない事」

日赤につくと刑事さん二人もいらして

昨夜娘から聞いた話から　被害届を作って持ってきて下さった
それに目を通し(ここで初めて私は事の流れを知る事になった)
娘が自筆サインをして(左手で)印鑑を押した。

ほどなくして、娘の彼氏さんが来てくれて
娘と一緒に座って名前が呼ばれるのを待っていてくれた。

こういう時には、もう親よりも彼氏さんの方が良いのだろうなと
ラブラブ彼氏さんがいてくれたことを感謝した。

病院が終り私はきびすを返して運動会に行かなくてはならなかった
だから、二男と娘と彼氏さんを残してバイクで小学校に向かった。

ギリギリ　息子の騎馬戦に間に合った!

先日高校生の騎馬戦を見たばかりなので
迫力が違い、精一杯頑張っているのに
可愛くて仕方がない。

そんな中、娘が
「小学生がこんな目に合ったらかわいそうだから
　先生に言っても良いから、是非、言ってきてあげて」と
言ってくれた言葉を思い出し

校長先生に話した。

息子が出る競技と競技の間は運動会の大音量に隠れて
何かの建物に隠れて・・・・大泣きした
涙と鼻水がぐちゃぐちゃになったのだが
失礼ながら、この中に昨夜の犯人がいるのかもしれないと
思ってしまったので、悔しくて仕方が無かった
友人と電話で話をしながら延々と泣かせてくれた

息子は徒競走に出た　100mだった
「あれ??」なんだか、しっかりと走っている様子がないなぁ
もっと気合を入れて走って欲しかったなぁ～
順位は特に何でも良かったのに・・・
もっと一生懸命が見たかったなぁ
息子のセルフハンディキャピッングかなぁ・・・・
ビデオに証拠を収めたゾッ!! え5人中4位。
「お母さん、ブービーも難しいんだよ!!」とうそぶいているのはテレ?

それをビデオに撮り終わるや、PTAの競技が始まった
前々から「同じ阿呆ならやらなきゃソンソン♪」の私は
参加表明してあったのだ・・・・
まさか前日にこんな事になるなんて思いもよらなかったので

でも、友達も電話で「楽しんでおいでよ?」
「また、いつでも泣きたいときには泣かせてあげるから、
今は競技を楽しんでおいで?」と　背中を押してくれた

ありがたい・・・・私はまだまだ甘えん坊だ・・・
しかし、一人では立ち上がれない時に
ちょっと手を差し伸べてもらうだけで
立ち上がれたりするもんだ
少しその手を前にゆっくりと誘導してくれるだけで
歩き始めたりできるもんだ