人材の評価は難しいです。
新卒採用よりも当然のことながら
中途採用の方が何倍も難しいです。
私はとある会社で、
人事未経験で中途採用の業務を行ったことがあります。
毎日、午後6過ぎから約2名ずつ、
来る日も来る日も面接を行いました。
上司と同席し、
その人物を評価しました。
面接者をくまなく観察します。
面接終了後、上司は決まって、
「鈴木!、今の人はどうや?」と尋ねた。
「・・・」
こんな日々が続く・・・
明くる日も、
「鈴木!どうや?」
この繰り返しでした。
今でも忘れない、
72人目の面接を終えた時である。
頭で閃く感覚を覚えました!
その方の評価が分かったのである。
あの瞬間は何とも言えない感覚がありました。
「行ける!」
そう考えました。
振り返って・・・
面接を繰り返すことで、
知らず知らずのうちに、
私の頭の中に人材のマッピングが出来ていたのです。
管理職適正、専門知識、人物像。
瞬時に判断する基準が面接を繰り返すことによって、
データの蓄積がされていたのでです。
中途採用をやる際にやること・・・
その蓄積されたデータの微調整である。
基本はその人物評価であるが、
その評価に加えて
現在の経済環境、その会社に合った給与体系の微調整を行います。
ロジックと感覚を
全神経集中させます。
そんな感覚でしょうか。
鈴木清太