「完本 カリスマ―中内功とダイエーの「戦後」〈下〉」
著者:佐野 眞一
出版社: 筑摩書房
価格;各¥ 1,050
今から約20年前出会った本である。
私の人生にもっとも影響を与えた本の1つであると言って過言ではない。
(当時購入したのは、ハードカバーであった)
内容は、スーパーのダイエーの創業者、
中内功氏の半生が描かれている。
非常に読み応えのある書籍である。
当時私が注目したのは、
主人公の中内氏ではなく、
ヤマハの社長を務めた後、ダイエーの副会長を努めた河島博氏である。
本文中に高度経済成長の時代を終え、
利益率の低下に苦しみだしたダイエーが
業務改革委員会を立ち上げた下りがある。
その責任者を務めたのが河島氏。
その会議中、河島氏は、
「これからは「足し算、引き算の経営」から「かけ算・割り算の経営」の時代になる」
と述べている。
この一節が非常に脳裏に刻まれた。
「足し算、引き算の経営」は理解できた。
しかし、「かけ算・割り算の経営」とは一体なんだろう?
この「かけ算・割り算の経営」とは・・・
これを知りたくて、ビジネススクールを志すことになる。
それから20年ことあるごとに思い出してはふと考えることになった。
最近、やっとその答えが見えてきたように思えるようになった。
まだ何となくで、明確に説明できるほどではないが・・・
「かけ算・割り算の経営」とは!
非常に非常に深いです!
鈴木清太
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