帰ってきた“いつまでかけるか”

マイペースに日常を暮らす。

小説「枕元さんのオナヤミ相談室」その4

2013-03-08 19:01:12 | 小説
待合室の人たちは、今か今かと待ちきれない様子だ。
仕方なく、ネドコが応対しようとすると
枕元さんが相談室から出てきた。
「ごめんなさい、みなさん今日は待ちに待ったでしょうが・・・。
さあさあ、こちらに仮眠室があるので。こちらで、寝てて待ってもらえますか?」
すると、何人かはポカ~ンとしていたが、なじみ?の人たちは
待っていたかのように仮眠室に入り、昼寝をしだした。
その間、請け負っていた相談者の話が終わったようだ。
時間はもう夜になっていた。
そして、昼寝していた人たちを起こし、まだ待合室で待っていてくれた人たち、
話が終わったところの相談者を一堂に集め、枕元さんは感謝するように言った。
「おなやみよ、いったん、おやすみ。」





第1部・完。

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