中3の下の子が夏の総体で部活を引退した。
中1からバスケを始めたけど・・
小学生時期のミニバスからの経験者に対抗したところで・・
かなうはずもなく・・
もともと球技が大の苦手で・・
ボールと友達になりたい・・とバスケ部に入ったので
やっとボールがいうことを聞いてくれるくらいになったくらい。
試合で・・
仲間が相手との大差をつけてくれて・・
やっと数分だけ試合に出場できるレベルでしかない。
総体の試合も・・
大差をつけることが出来たら・・
出場できるかな、くらいに思っていたけど・・
子供にとっては・・
引退を意味する試合で・・
どうしても・・
いい感じで部活を引退させてあげたかった。
普段の試合の流れを見ていても・・
本当に友情の深い仲間達で・・
「俺たちが頑張らないと、あいつら出られないんだぞ!」という・・
気迫や焦りが・・
私には伝わってきていた。
きっと試合に出られる。
そう信じて・・
総体前日に・・
下の子にLINEを送った。
言葉で言うと・・泣いてしまいそうだったから。
「いよいよ明日は総体だね。^^
3年間打ち込んできたバスケの集大成だ。
もし、試合に出られたら数分でも数秒でもいい。
悔いのないプレーをしてね。
私たちが見に来てるとしても、失敗を恐れちゃダメだよ。
自分を信じたシュートが外れたとして、
親たちの「あー↓」なんて声は
○○が思い切りやってるなら、お父さんもお母さんも気にしちゃいないから。
何度も言うけど、悔いのないように」
下の子は私たち親が見に来ているとシュートがうまく入らず、
いない試合では、いいプレーが出来る。
失敗した時の、親たちの反応が私たちを傷つけるのではないかと・・
変な気を使ってしまう子供だから。馬鹿だな。
だから、上記のように書いた。
当日は・・
予想通り・・仲間が点差を広げ・・
5分ほど試合に出ることが出来た。
その中で・・下の子の3Pのロングシュートが決まった。
あいつの唯一の得意プレーだった。
シュートが決まり・・
すぐに反撃に備え相手ゴールに向かって走り出すけど・・
後ろ向きに走りながら・・
こっちに向かって、両手を挙げて・・
大きく手を振った。
周りの親たちは・・
「すごく喜んでるね、かわいー」なんて言って、
手を振りかえしていた。
私は、ジーン・・としながら・・
(最後の思い出が作れてよかった)
ただ、それだけを思っていた。