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撮影・Shigemi TakamatsuのLIVE映像の紹介 from 10/Apr'06

ここに人間あり/写真家 大谷英之

2007-02-23 | 撮影

私の旧知の写真家大谷英之さんがハンセン病の39年を追った
「ここに人間あり―写真で見るハンセン病の39年」と言う素晴らしい写真集を出しました。

写真は大谷英之氏(ぷあんにて)


「ドキュメンタリー作家の仕事」の著者 横田安正氏談>
写真家大谷英之(おおたに・えいじ)さんはフジテレビの写真室に所属していたカメラマンで僕の大先輩です。
これまで出版した写真集は:
「奇形猿は訴えるー人類への警告」
「大五郎は天使のはねをつけた」
「いのちはずむ仲間たち」
「ゆふいんの風」
「ありがとう大五郎」
「ありがとう大五郎 韓国語北京語広東語版」
「ユンデの哀しみ」

今回の作品は日本の恥部といわれているハンセン病(これまではハンセン氏病と呼ばれた)の問題に正面から向き合ったものです。戦前から罹病者は国の不適切な対処により塗炭の苦しみに喘いできました。大谷さんは40年にわたって患者1人1人を丹念に取材、しっかりした人間関係を築いてきました。その集大成が今回の「ここに人間あり」に結実したわけです。
 実は僕のドキュメンタリー「翔べ!愛しの大五郎(1980)」は大谷さん1家が育てていた奇形猿大五郎を扱ったものでした。大谷さんは定年退職後、ふるさと湯布院に戻り、写真家としての活動を続けています。1931年生まれなので76歳になるなずですが、合気道の有段者だけあって上半身は逆三角形、髪は黒々、毎日泳いでいるので胸と太ももは筋骨隆々、見かけは50歳です。若さにかけては自信がある僕も完全に脱帽です。クリエイティヴな仕事を続けるには先ず肉体から、と教えられているような気がします。
皆様とにかくご一読ください!
興味のある方はこちらでどうぞ!
コメント (2)
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