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2014 FAコミュニティ・シールド マンチェスター・シティ 0-3 アーセナル

2014年08月15日 | Arsenal
8/10に行われたFAコミュニティ・シールド。

結果は題の通り、
マンチェスター・シティ 0-3 アーセナル
で圧勝。アーセナルは5月のFA杯に続き、早くも再びタイトルを獲得した。

※FAコミュニティ・シールド…前年度「プレミアリーグ王者」と前年度「FA杯王者」によって行われるスーパーカップ。毎年プレミアリーグ開幕の一週間前に行われる。

スターティング

       Sanogo
Cazorla          Alexis
    Wilshere Ramsey
       Arteta
Gibbs           Debuchy
    Koscielny Chambers
       Szczesny

後半

       Giroud
Cazorla         Chamberlain
    Wilshere Ramsey
       Arteta
Gibbs           Debuchy
    Monreal  Chambers
       Szczesny


エミレーツ杯に引き続き4-3-3。バックラインは左からギブス、コシェルニー、チェンバース、ドゥビュシー。中盤はアルテタの前にウィルシャー、ラムジー。前回の記事で注目と書いたインサイドハーフコンビが起用される。

中盤とバックラインは概ね予想通りだったが、前線は少し異なり、エミレーツ杯で4ゴールを決めたサノゴが先発出場。1トップを務める。

万全の出来の前半
ビッグゲームの試合の入り方が悪かった昨季と違い、この日は前半から堅く試合を支配する。前半は特にビルドアップが良く、危ないカウンターはほぼ無し。失点を減らすための課題と書いたビルドアップ。その要となるのはやはり4-3-3システムである。

インサイドハーフの2人、ウィルシャーとラムジーはもちろん、ホールディングミッドフィールダーのアルテタ、そして前線の3人がしっかりと連動してパスを繋いでいたのが印象的だった。特に前半は1トップに入ったサノゴのポジショニングが良く、サンチェスと縦のラインを構築してカウンターを何本も繰り出していた。

サノゴのパスコースを常に意識したポジショニングにより、前半はハイプレスの餌食とならずに確実にビルドアップ出来た。その風貌からもフィジカルモンスター的な選手に見られるサノゴだが、実際には戦術理解度の高さも持ち合わせているようだ。

サンティの左足での見事な先制点の後、畳み掛けるようにカウンターからウィルシャー→サンチェス→サノゴと繋いで最後にラムジーが2点目を決める。この2点目は丁寧な「縦への繋ぎ」を意識した攻撃陣の殊勲であると言える。

ビルドアップが危うかった後半
後半、アーセナルはサノゴ→ジルー、サンチェス→チェンバレン、コシェルニー→モンレアルのメンバー変更。コシェルニーはアキレス腱を痛めたという情報もあるが、シーズン開幕直前にてモンレアルをセンターバック起用せざるを得ない状態に陥る。

後半は一転、アーセナルのビルドアップが不安定になる。確実に繋がなければならない場面でもパスコースを消され、しばしばカウンターを食らう展開に。

後半から出場したジルーが目の覚めるようなスーパーゴールを決めたが、シティ攻撃陣に押し込まれる展開は変わらず。ジルーのポジショニングがサノゴに比べて悪く、シティに陣形をコンパクトに畳まれてしまう。

窮地を救う新加入組、ドゥビュシーとチェンバース
しかし、ここで崩れないのが今のアーセナル。新加入ドゥビュシーとチェンバースが出色の働きを見せ、シティの攻撃を水際で防ぐ。

右サイドバックのドゥビュシー。上背こそないが、圧倒的にフィジカルが強く、動きが速い。加えて守備が非常に安定しており、甘いパスはほとんど全てインターセプト。サニャが抜けて懸案事項だった空中戦でも、フィジカルの強さとジャンプ力で幾度も跳ね返していた。

ドゥビュシーについては同じプレミアリーグからの移籍ということもあり、「サニャより攻撃センスが高い」程度の認識はあったが、予想以上に攻守に完成された選手のようだ。バックパスで一つミスがあったが、ミスらしいミスはせいぜいそれぐらいでほぼパーフェクトな出来。

そしてセンターバックの19歳新鋭チェンバース。攻撃面ではフィードの正確性、守備面ではボールホルダーへの寄せの速さとタックルの旨さが際立っていた。彼の蹴るクリアボールはことごとく前線の選手の足元へ届いてたことは、特筆すべきだろう。本当にサウサンプトンではサイドバックの選手だったのか、と思うくらいセンターバックにフィットしている。他のポジションでも同等のパフォーマンスを披露出来れば、新シーズンの出場機会は十分あるに違いない。

たかがコミュニティシールド、されどコミュニティシールド
結局、3点差のままアーセナルが逃げ切り、クリーンシートでFAコミュニティ・シールドを制す。コミュニティ・シールドに限らず、開幕前に行われるスーパーカップ全てに共通して言えることだが、

・タイトルを賭けた一戦でありながら、開幕前のプレシーズンの試合である。
・プレシーズンの試合でありながら、タイトルが賭かっている


と言う微妙なプライオリティがこういった試合の立ち位置を難しくしている。タイトルを賭けた試合は結果が全てであるため、3-0の勝利は大成功と言える。特に、5月に9年ぶりのタイトルを獲得したばかりかつ強豪との戦いに不安のある現チームにとっては、FAコミュニティ・シールドというタイトルを賭けた試合でマンチェスター・シティに完勝したことは非常に価値が高い。

一方で、プレシーズンの試合として見ればその内容には課題も残る。結果的にシティの攻撃陣の準備不足に助けられたが、後半のようなビルドアップに難のある試合展開を繰り返せば、大量失点するリスクも間違いなく高まると言える。

ビルドアップの質を上げるための重要な要素としては、システム変更の他に選手個人のコンディション維持が挙げられる。この試合において、前半後半にそれぞれ1トップを務めた2人。サノゴとジルーの働きの差とビルドアップの質を鑑みれば、その相関は強いと言える。大量失点という課題を克服していくためには、コンディションが整わない選手を容赦なく外すことの重要性は明らかだ。もちろん、まだプレシーズンであるということも忘れてはいけないが。

開幕へ向けて、補強など
ビルドアップという課題にもある程度対処してる上に、例年に比べて早い段階での戦力強化に着手したこともあって、久々にプレミアリーグ優勝を争える陣容になってきている。とは言え、まだまだテコ入れが必要なポジションもある。

さらなる補強ポイントとしては、一にも二にもセンターバックである。

元々、昨シーズンは
コシェルニー、メルテザッカー、フェルメーレンの3人+サニャ(右サイドバック)
という構成だったセンターバック。この中でフェルメーレンは怪我が多すぎて計算できず、サニャは右サイドバックのファーストチョイスだったということもあり、実質2人体制だったと言える。シーズンを通して考えれば、綱渡りもいいところだ。

現状に目を向ける。新加入チェンバースはセンターバックとして予想以上に計算出来そうだが、ベンゲル監督はチェンバースのマルチロール起用も示唆している。
コシェルニー、メルテザッカーの2人+チェンバース(マルチロール)
の組み合わせでは、実質2人体制だった昨季より少しマシという程度。最低でもあと1人の獲得は必須であり、勿論ベンゲル監督も獲得を示唆している。

獲得時期としては8月後半が予想される。チャンピオンズリーグ本戦出場を賭けたベシクタシュとの第一戦が8/19、第二戦が8/27。チャンピオンズリーグ本戦出場を移籍の条件とする選手がターゲットであれば、補強は8/27より後になる公算が高い。超大物を狙っているのであれば、昨シーズン同様8/31のデッドラインデーまで待つことになるだろう。

補強すべきは「確実にスカッドを強化できる選手でなければならない」とベンゲル監督が語る通り、一定の我慢も必要だ。それこそ補強を焦るあまりにシルベストルやスキラッチの様な選手を獲得するくらいならば、応急処置にモンレアルを使って様子を見る方がよっぽどマシと言える。いよいよプレミアリーグ開幕。チームのピッチ上での活躍に期待しつつ、8/31デッドラインデーまでの移籍市場での活躍にも期待したい。

追記
当ブログを読んで下さっている方々には暖かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。twitterでも移籍情報を中心に追っていきたいと思います。今後共どうぞよろしくお願い致します。

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