1月27日は、朝のうちに前夜の動きをお浚いし、ドル円相場の確認、寄り付き前の外資系証券会社経由注文動向を確認しました。
25日のNSから26日の日中までは、一旦の大幅下落(調整)を予断していましたが、かなり大きな損失を出したこともあって26日NSでは、当面のレジスタンスとされる19600をブレイクした19630に待ち伏せの売り注文を出したまま寝てました。
27日朝の確認で最も驚いたのは、寄り付き前の注文動向でした。前日に続いて大きな買い越し、しかも買い越し株数では本当に久々の1千万超えです。
ドル円相場についても、引き続き戻りをトライしているようでしたし、週末で手控えが多いことも予想できましたが、かと言って急落、暴落するような悪材料なしと判断して、ほぼ飛びつき買いとも言える買いを建てました。19460。
27日の日中取引は、皆さんご存知の通り、何の動意もなし。NSでも序盤のみドル円の上昇に合わせて、前日高値と同値の19550まで上昇を見せましたが、その後はアメリカ株とドル円の伸び悩みと歩調を合わせたような冴えない動きでした。
27日NSの終値は日中比▽30の19435(ミニ)、CME円建て終値は19475と前日比▽30となりました。
この後どう動くのかを考えてみると、多分大半が直近高値でダブルトップとなっている19600をブレイクするか否かを見定めようとしているのではないかと思います。
従って、特段の悪材料がなければ、先ずはこの19600に向けて上昇するのではないかと考えます。
ただ、当たり前ですがここから上は利益確定の売り圧力も強く出るはずですから、ブレイクするには、特段の好材料が必要になるのかも知れませんね。
私は、例の寄り付き前注文動向と直近のドル円相場から、2万円コース復活だと予断しますので、しばらくは買い建てしたままで行こうと考えています。
但し、いつもの通り『思い込みが失敗の原因』となっては面白くないので、逆指値の設定値についても慎重に考えたいと思います。
当面、大幅な下落があるとすれば、現物で空けたマドがありますので、そのマド埋めは覚悟する必要がありそうですね。
直近のマド下端は19090、上端が19260となっています。日足25MAも現物で19244と、丁度空けたマドの上端辺りですので、取り敢えずの逆指値は19250以上の60分足マイナス3σ辺りに設定しようか、と考えているところです。幸か不幸か、60分足のボリンジャーバンドは、26日と27日の2日間で急速にスクイーズしましたので、この後の大きな動きが出るとすれば、一気に3σを突破して動き出すような気がします。
併せて今日は、気になっていた『寄り付き前動向』の数字を少し遡って見ました。
すると、直近で1千万株近傍までの買い越しが連続したのは、昨年8月1日まで遡らないと実績がありません。更にその前は昨年4月でした。
8月の時は、この日を境にその後かなり大きな下落をして、これがレンジ上限(16600前後)となってしまったようです。
短期間のうちに、ミニデッドクロス→ミニゴールデンクロスとなり、8月9日には16600を回復して、9月以降の上昇トレンドの出発点となったという見方もできそうですね。
これに対して、4月の時は状況がかなり異なり、丁度日銀会合前で追加緩和期待で、この後も月末の日銀会合まで上昇を続けました。
この時のことは、比較的記憶に新しくて、会合当日の急落で多少の利益が確保できながら、その後の鈍い戻りに翻弄されて、数か月間殆ど利益がなかったはずです。
この時期は全く何をやってもダメだったと記憶してますが、その主な要因は株価がドル円相場の円高傾向に抗えなかったからで、そのドル円相場をドル高に方向転換できるのは、日銀の金融政策にかかっていると目されていたからではないかと思います。
今思い起こせば、この時期乱高下するドル円相場には相当苛立っていたんだろうと思います。
これに対して、最近のドル円相場は案外素直に受け入れることができるのが不思議ですね。何故なら今回のドル高要因は、結構ハッキリ理解できる『トランプ政策期待』とアメリカ経済の好調さを裏付ける経済指標の強さ、それによる利上げ観測、米国債金利の上昇など、比較的分かりやすいですね。そして、急落要因と成り得るのが、誰かのドル高けん制発言とか、突発的なバッドニュースなど、これも比較的理解しやすい感じがしますね。
それやこれや、色んなことを考えながらの週末ですが、とにかく今週は『ヤラれるまで買い』で行こうと考えています。