妄想してなりきる楽しさ

人間というのは、自分の人生しか経験することができません。
言い換えると、与えられた自分という器から抜け出ることはできないのです。物理的には…。

人は思うのです。
あぁイケメンになりたかった。
あぁ可愛い女の子になりたかった。
あぁもっとガチムチなアニキに…
略

実際にはイケメンにはイケメンの苦労があり、可愛い女の子やアニキにもコンプレックスがあったりするもので、意外と他の誰かが貴方になりたがってる可能性だってあると思うのですよ。

現実は意地悪で残酷ですね。

でも悲しむなかれ、人間には妄想という翼があるのです。

この世にはいろんなナリキリスポットがあります。

まずネット。
ネットは基本は文字ですよね。
だからどんな自分を演じる事も可能です。
または音声オンリーのサイトだってあります。
しかし、最近はフェイスブックやビデオチャットの普及で、実名と実際の顔を出すサイトが増えてきました。

次に着ぐるみ
着ぐるみをまとう事で、むさいオッサンでも、アッと言うまに女子高生ですよ。
いや、本人が思えばそうなのです。

最後に、一番手軽な「寝る前の妄想」
昔はなかなか眠れない日が多かったのと、一人っ子だったこともあって、寝る前に様々な妄想をしました。
だいたいはアニメ等に影響を受けた「ヒロインが敵に捕まってホニャララ」パターンがメインでした。
ヒロインになりきるのですよ。
今の変態性は、この時に作られたんじゃないかと思うのですがね。
しかし、最近は妄想する余裕も無くなってきました。

なんでも恥をかいて、馬鹿になってなりきれるというのは、とても幸福な事だと思うのです。
よく、そんな人を馬鹿にする人がいますが、そんな人は人生損をしてますよね。

良き妄想からは、つまらない物も、素晴らしい哲学も、いろんなものが生まれます。

それに妄想の中までは規制されませんしね。

それでは皆さん、良い妄想を