戦争と艦これについて思う。

最近、ツイッターなどで艦これ等の話題で炎上する事案をよく見ます。
艦これは驚くほど流行していますから、いろんな人の目に入るので、いろいろな意見があると思います。
史実を元にしているので、とてもデリケートなポイントにある作品じゃないでしょうか？

昔から戦争とアニメやゲームについての議論はたくさんあります。
戦争をかっこよく描いたり、美化したりするのはよくないという意見も多々あります。

いや、決して戦争が好きなわけではないんです。
でも戦闘系のメカ類はかっこいいと感じるし、戦争映画も、戦闘ゲームも好きです。
なぜそう感じるのかはわかりませんが、戦闘シーンやメカをかっこいいと感じる心が自分の中にあります。
実際の戦争は悲惨なもので、昔は夏になると戦争の悲惨さを伝える映画などがけっこう上映されていた気がします。
ゲームやアニメの戦闘では、自分が傷つくことはありませんし、被害をうけることもありません。
都合のいい戦闘なのです。

艦これは、僕もハマってますが、決して戦争を賛美してるつもりもないし、戦争を望む気持ちなどあるはずもないです。
艦これをやっている人の大多数がそうだと思うのです。

実際の戦争とアニメ・ゲームの戦争は別物…　なのですが、やはり史実を根っこに持つ作品は微妙です。
そして戦争を知る世代も減る中、フェイクである心地よい戦闘作品がすべてを満たしてしまうのは大変危険なことだと思います。

けっこうツイッターを見てると、終戦記念日にたいして不謹慎な発言が多いように感じます。
たくさんの人の涙や苦しみの上で、今の日本があるのです。


ただ、艦これを始めて実際の戦争に興味を持ち、過去の史実を調べたりするといった「きっかけ」となるのは良いことなのではないでしょうか？
艦これはキャラや音楽、世界観も魅力的です。
でも実際の戦争では良い事などは1つもない、現実とは違うのだということが理解していることが大事だと思うのです。

悲しきかな現在の世界情勢を見ると、争いがなくなるということはなさそうです。
平和というものは脆い薄皮１枚で守られているものなのです。平和は尊いものであり、今の日本の平和は多くの人々の努力があったからこそ守られているのだと思うのです。
感謝とともに、過去について自分の考えを持つのも大事なのではないでしょうか？