goo blog サービス終了のお知らせ 

蝶屋工房

ジオラマ製作

昭和ジオラマ[ 川を製作する1] 製作記1

2015-04-15 20:54:17 | 日記
今回の我流ジオラマ製作は「川を作る]です

川にもいろいろありますが 今回は小さい川を製作していきたいと思います


まず 土台となるスチレンボードから川のイメージでカットしていきます


土台に着色します
土手となる側面にはカラーパウダーを撒きボンド水溶液でだいたい仕上げておきます

後に手を加えていくのでだいたいです

土台に合わせて置いてみます
まだ土台は接着しません


川となる部分にマジック等でしるしを書いておき 川の部分に紙粘土を置いていきます

川のイメージですので 回りは少し盛り上げて中心部は水が流れてるイメージなので紙粘土を薄くしておきます
仕上がりの時に違いが出ます


紙粘土が乾いたら 砂利 石を置いていきます

私は「金魚の砂」「やどかりの砂」で石の表現をしてます

以前は「金魚の砂」だけでビニール袋に入れてハンマーで叩いて更に細かくしていたのですが「やどかりの砂」をホームセンターで見つけてからは「やどかりの砂」を使用してます

因みに線路に撒いてある石(バラスト)にも使用してます

これだけ入って300円はお得です

「やどかりの砂」「金魚の砂」をまぜなからゴム系接着剤で接着していきます

中心部は薄く 端は盛り上げる様に

中心部には後に水を表現するためです



乾きましたら石に着色していきます

浅瀬の川ですので石の表現を出して着色していきます
湖などはオリーブグリーンなどで水の深みを表現するのですが 浅瀬の川なのでアクリル絵の具で 白 黒 茶 黄土を使って着色です

川を観察しますと石は水に浸ってる所は濃いグレー乾いている所はライトグレーですので 水に浸っている部分 浸ってない部分を分けて着色していきます

何回か色を作り 5~6回重ねて着色してます

塗るというより 色を置くという感じでやりますと上手くいくと思います

仕上げは 筆をチョンチョンと まばらになるように着色してます

川をジオラマで製作するのは手間がかかり 時間もかかります

次回は 水ごけ 砂 川で重要な 水 の製作を紹介したいと思います

では また!

昭和ジオラマ[ フィギュア人を作る] フィギュア製作記

2015-04-13 15:56:37 | 日記
今回は「人」フィギュアを私流製作のやり方をご紹介したいと思います

ジオラマ情景には 人がいるのといないのとは全く違います

ジオラマの中にもドラマを作るとジオラマも生きてくると思います


私は石粉粘土と樹脂粘土で製作してます

最近では樹脂粘土を百均で見つけたので樹脂粘土を使用してます

1/150スケールなので人間は約1センチです

初めに粘土を1センチ位とりコネコネして 人の形にします
少し乾いてきましたら楊子やピンセット ナイフなどで細かく形にしていきます
乾燥したらナイフなどを使い 余計なバリをとり除き紙ヤスリをかけて滑らかにします


こんな感じです

これを毎回やるのはたいへんに時間がかかるので ひとつのデザインを今後も複製出来る用に百均で見つけた[おゆまるくん]と言う樹脂粘土で型をとってしまいます

[おゆまるくん]はたいへん便利で熱湯に漬けると柔らかくなり その間に 物を付けて剥がすと固くなり凸凹で作ると型になり そこに粘土を入れて 軽く指で押すと 粘土の人が簡単にできます

私は元々精密金型職人でしたので1/150スケールは小さく感じません(笑)

これを使うと [おゆまるくん]がボロボロになるまで何回も複製できます

因みに 私はこの型の人のデザインは30以上作ってあります


次に塗装です
アクリル塗料を使用します
筆はたいへんに重要ですので筆だけは 少し高価な物を使ってます

面相筆を使い余分な塗料を筆から落とし塗っていきます

服 バック 顔 手など 面積の大きい順に塗っていくと上手くいくと思います

仮に、はみ出ても後から補修がきくのであまり心配はありません


こんな感じで

全部塗り終わったところです

私はジオラマに関しては情景も人も艶のある塗料は使いません

艶があると おもちゃみたいになってしまいリアルさ がなくなってしまうと思うからです

基本的に艶消し か フラット塗料使用です

フィギュアが乾きましたら ゴム系接着剤で接着です

フィギュアを設置した完成したジオラマ情景をご覧下さい




やはり人がいると良い感じですね!

見る人がどんな感じを持つかは見た貴方の感じた通りです

今回は 私流フィギュア製作について解説しました

次回は 川 水関係のジオラマ製作の解説を予定してます

では また!

昭和ジオラマ[ 緑化]追記最終章

2015-04-09 14:22:07 | 日記
昭和ジオラマ[緑化]追記 最終章

緑化製作仕上げを追記しておきます

前回は緑化製作の基本をご紹介しました

更にリアルに仕上げる作り方です

これまではスポンジに着色したものを葉 雑草の茂みにしました

それ以外での製作です

園芸用品の[水ごけ]を着色します
乾きましたら 細かくします
それをゴム系接着剤で接着させます

左はスポンジ右は水ごけです
少し暗くて分かりにくいかもしれませんが 葉の表情 木の雰囲気がかわります
スポンジ葉の木 水ごけ葉の木をセットしていくと表情が変わりリアル感になります

次に 伸びて立った雑草の表現です

ドアの隙間を埋める毛の付いたテープです
毛足の長いのと短いのがあります
これをアクリル絵の具で緑数色着色します
乾いたら ハサミなどでカットしてゴム系接着剤で置いていきます

ピンセットの先の部分
こんな感じで

このように素材を使い分ける事によってリアル感に近づいていきます

これら素材は全て百均ショップで販売しているものです

ジオラマ緑化 完成画像をご覧下さい

横から

正面

上から

前回の画像と比べると明らかに更にリアルになって見えると思います

ジオラマ製作を行っていると見えない所 ちょっとした所を 気を配り作ると全体が良く仕上がる事を感じます

これで ジオラマ緑化製作は終了致します

では、また!

昭和ジオラマ[緑化]木を製作する2

2015-04-08 16:02:35 | 日記
ジオラマ緑化 木を製作する
前回は着色したスポンジ(フォーリッジ)で草むらの茂みを作りました

木になる 電源コードのパテが乾いたので木を製作します


枝となる部分を まばらになるようにカットします

長さが揃っていると 不自然ですのでリアルの木を観察して 枝となる部分をハサミでカット



次にアクリル絵の具で着色します
私は 時と場合によりますが 焦茶に白を若干まぜまだらになるように塗装してます



乾きましたら 葉となるスポンジ(フォーリッジ)をゴム系接着剤で接着します

あまり付け過ぎるとモコモコしてしまうので枝が見える位に接着します


接着ができましたら 前回と同じくカラーパウダーを上からパラパラとしてボンド水溶液(木工ボンドを水で薄めたもの)をかけます
乾燥をまちます



乾燥したら前回作ったベースにゴム系接着剤で植え込みます
完全に乾くまで少し待ち(1日以上)乾いたら枝をピンセットで 形を整えます
フォーリッジは固まりますが銅線は簡単に曲げたり角度を変えられます


こんな感じに仕上がりました

ここから草むら 雑草などまた手を加えていきます

緑化するのはジオラマでも楽しいひとつです

次回の解説予定はないのですが、またやる気になったら私流ジオラマ製作解説したいと思います

では、また!



昭和ジオラマ[緑化]緑化製作記1

2015-04-07 14:04:47 | 日記
今回はジオラマ緑化について私の製作方をご紹介します

まず電源コードを剥き銅線を出します
それを適当に束ね木をイメージで曲げていきます

大体 形になったらパテを根元から塗っていきます

紙粘土 なども使えますが乾きが遅いのでパテを使用してます
パテが乾くまで放置


次に 樹木の葉 草むらなどのなる 模型用語ではフォーリッジクラスターなどと言われてる物を製作です

市販品もあるのですが お金をかけず 模型用品を使わずリアルなジオラマを作る と言うのがコンセプトなので自作します

あらかじめスポンジを細かく千切ったものにアクリル絵の具で着色して乾燥させておきます

私の場合は洗車のスポンジが極め細かいので使用してます

自然界の緑は季節 種類によって違いますので数種類着色してます

また異なったスポンジを混ぜて使うとリアル感がでます


千切ったスポンジに着色したもの


更に細かくします
完成時リアル感が違います

これは立って伸びた草の表現に使う ドアなど隙間をふさぐ日用品に着色したもの
科学繊維の埃をとるブラシなども使用してます
(これはまたの機会に)


細かく千切ったスポンジをジオラマベースに接着していきます
接着剤はゴム系接着剤を使用します

盛り上げたりリアルに近い雰囲気で

たいたい接着しましたらカラーパウダーなるものをパラパラと上から撒き固めるためボンド水溶液(木工用ボンドを水で薄めたもの)をかけます
乾燥に1日位はかかります
こんな感じで乾燥を待ちます

そろそろ木のパテが乾いてきたので次回は「木を作る」を ご紹介したいと思います

ではまた!