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ピョンのひきだし

ひきだしにしまってあった話
これから入れる思い出
そんなあれこれを

視線

2015-10-29 | 
朝起きたら 何やら視線を感じました
ふと見ると だんな様のベッドの上の本が・・



さらに後日 こんな本が・・



次はみなさん笑顔でお願いします

「夏への扉」

2015-06-08 | 
この春友達が産まれたての猫を保護しました

しばらくして正式に“にゃん”と名付けられて
そこのおうちの子になった子猫ちゃん
美猫です

ある日のにゃんちゃんの写真を見て
こんな本を思い出しました





ずっと昔に読んで 面白かったという記憶はあります

今もベストセラーに入っているSFの名作
この時季だし再読してみようかな


「ムーミン」

2015-01-20 | 
2014年8月は「ムーミン」の原作者トーベ・ヤンソンが
生まれて100年ということです

そこで生誕100年の記念で このところムーミンを中心に 
雑誌で特集や イベントが行われています

ムーミンといえば 「ねぇ ム~ミン」(歳が・・)の歌はほぼ歌えるし
登場人物の名前やだいたいの性格はわかっているつもりでした

しかし ちゃんとお話は読んだことがなく
アニメのストーリーも全然覚えていません

こんなにもたくさん雑貨が作られているのは
人気があるからだろうけど
今まで何も感じず スルーしていたムーミン

ふとその魅力はなんだろう?・・
ちょうどよい機会だから読んでみようと 読み始めました

・・・
面白い
すぐにはまってしまいました

次々に出てくるへんてこな人物?・・
そして おかしな出来事にまきこまれ・・
でも なんかかんかで乗り越えていく

ムーミン谷でのパーティーの場面で
こんなにみんなが楽しみにするパーティーが
羨ましく 参加したいなと思いました

 色んな姿形 性格の人物の集まり
といえば この社会だって同じじゃないかと・・

この世をムーミン谷と思えば
この世界でも楽しく過ごせそうです

セットで購入してしまいました





年末にやっていた ムーミン展で
ムーミンパパとのツーショット






「ほぉ・・・、ここが ちきゅうの ほいくえんか。」

2014-10-24 | 


娘が教えてくれた本

以前から時々 面白いからと読みあげてくれていた
ツイッターが書籍化されたものです

けっこう話題になってるようで
本屋さんでも目立つところにあるし
ランキングも上位です

保育園の子どもたちのやりとりに
ガクッとなったり プッとなったり
グッときたり・・
本当に子どもたちには かなわないな~と思います

そしてその子どもたちの様子に ツッコミを入れ 
素直で若者らしい反応をみせる著者の姿も いい感じ

ずいぶん大人になってしまった私だけれど
この本を楽しむような感性は
持ち続けていたいなと思います

 

「水のかたち」

2013-08-14 | 
宮本輝さんはとても人気のある作家さんですが
私はあまり読んだことがありませんでした

でもこれは 出たときから読んでみたい
と思っていた小説です



ずっと貸し出し中が続いていたのに
お盆休み前 図書室にあったので
借りて帰りました

50歳の誕生日を迎えた主婦が主人公・・
もうすぐ私も・・

で 読み始めて2日ほどしたとき
新聞のテレビ番組の紹介記事見てたら
ん?ん? あれ? この内容・・

八月といえば戦争関連の番組が多いけど
NHKで放送する 朝鮮からの引き揚げ者の話が
今まさに読んでる箇所と同じ

どういうこと??

・・・小説自体は現代が舞台です

その中で エピソードとして書かれていた引き揚げ者の話が 
実際にあった話で 宮本輝さんが取材し 
ほぼそのまま書かれていたのでした

それをNHKでも取り上げていた ということで
ちょっと驚きのタイミング

番組 見ました
また別の 引き揚げてきた少年の姿は
亡くなった父を想像させました
父も少年時 38°線を苦労して越えて帰ってきた
という話を1回だけ聞いたことがあります

と 「水のかたち」という小説は
“善き人たちとのつながり”を得て
人生が動いていく女性のお話です

今までよりも一歩積極的に・・
善きつながりを求めて・・
人と関わる勇気をもらいました

今の私にピッタリ 
色んな意味でタイムリーな本でした

「きいろいゾウ」

2013-02-15 | 
今公開中の映画 「きいろいゾウ」の原作本

「きいろいゾウ」 西 加奈子著 です



観たいなと思った映画に原作があった場合
観てから読むか 読んでから観るか・・
私は “できれば読んでから観たい派” です

西加奈子さんは 前から気になってた作家さん
(なら さっさと読めばいいのに・・

「きいろいゾウ」・・良かったです 好きな作風

ちょっと不思議で 危うくて 
でも愛する人にしっかり向き合おうとする
優しくて誠実な人たちの 愛のお話

私には絶妙の“ちょっと”加減に思える
こういった少し現実を広げた感じの話は すごく好きです
うーーん うまく言えない

転機を迎えるまでのツマ、ムコさん二人は
私の大好きな大島弓子さんの漫画
「バナナブレッドのプディング」を思い出させました

そういえば映画の主演 宮崎あおいは
大島弓子さんの「秋日子かく語りき」がドラマ化したときも
主演だったな~  
好きなものがつながった

「きいろいゾウ」は 宮崎あおいと向井理が主演です

原作者 西加奈子さんは 
「主演のお二人が美男美女すぎるかな・・と思いましたが・・
と言われてましたが 本を読みながら妄想する分には
美男美女は おおいに歓迎でした





 





ブックカバー

2013-02-11 | 
今日は私のコーデを紹介しちゃいます
ナンチャッテ

ブックカバーの話です

いつ頃からか書店や雑貨店などで 
様々な柄のブックカバーを見かけるようになりました
ほとんどが文庫本用ですね

お値段も手頃で 気に入ったものがあれば
ちょこちょこ購入してます

そして本を読む時 合うカバーを選んで楽しんでます

着物に合わせて帯や半襟を決める気分で・・
着物好きのお友達に笑われそう

昨年は久しぶりにファンタジー系?をよく読みました

“トワイライトシリーズ”には



何年も前 ゴッホの絵を見たときにグッズ販売で買ったカバーを・・
でもこの絵自体は見なかったはず



“RDGシリーズ”には



一昨年メトロポリタン美術館で見たクリムトを・・

この絵が一番見たかったくらい気に入ってたので 
このカバーを紀伊國屋書店で見つけたときは 即買いました
(貯まってたポイント使って





には





には やっぱり和柄かな?
これは東京の手ぬぐいや “ふじ屋”で買いました



栞も選んでみたり・・
巨人に あえてこびとの栞



最近買ったカバーはこんなの



読んでる本は・・
これからの人生少しでも前向きになれるように と読んでます




















「唇に小さな春を」

2013-02-06 | 
時々本屋さんでドツボにはまります

今日は何か本を買おう と決めて本屋へ行き
ウキウキワクワクしながら見て回り
パッと決まるときもあれば そうでないときもあります

決まらないときは 絞り込むために条件をつけるのですが
それがかえってよくないようで 
ぐるぐるぐるぐる 本屋さんの中を果てしなく歩き回り 
何冊も手にとってみては 違うな~と元に戻す

いい加減 頭も身体も疲れてきってしまい 
「家にまだ読んでない本あるし それ読んでからにしよう
と 何も買わずに帰る というパターンです

ドツボにはまるのに懲りずにつけてしまう 本選びの条件というのは 

 聞いたこともない作品
 今まで読んだことのない著者
 自分好みの話

新しい出会いを求めてます・・

仕事柄 本に関する情報はいつもチェックしてるので
自分好みなのに知らなかった という本は意外とないものです

知らない作家さんは若い人が多くて 
あんまり若いと話についていけないし・・

自分好みかなんて 読んでみないとわからないのだから
矛盾してます

数ヶ月前 またぐるぐる本屋を回りかけたとき見つけたのが

「唇に小さな春を」 稲葉真弓著



短編集は好きじゃないのだけれど 初めて見る作家さんだし年齢も年上だし 
えーーいジャケ買いです

・・・読み始めてすぐまいってしまいました

ことばがキラキラしてるようで でもそれがピタッと心にはまる表現で・・
短いお話なのに それぞれの世界に瞬間移動できてしまいます

久々に 早く先が読みたいけれど 読み終わるのがもったいない
という作品に出会えました

でもこの作家 稲葉真弓さん・・

本の紹介に

  川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など多くの文学賞を受賞した
  名手による珠玉の短編小説集。

とあり 仕事柄 知らないではすまないような方でした
すぐに受賞作品2冊も買いに行き 今読みかけています

「唇に・・」を読み終えた後 改めて表紙を眺めると
あ~ ピッタリ

一粒一粒 極上の味が楽しめる 大人向けの贅沢な詰め合わせ です

そういえば 来週はバレンタイン
唇に小さな春を・・







    

「おしまいのデート」

2012-11-28 | 
「好きな作家は?」 と聞かれたら 
宮沢賢治と 瀬尾まいこさん と答えるかな・・

何事にも ゆるゆるとしか向き合えないような私なので
ゆるゆると好きな最近の作家は 何人もいます

その中で瀬尾まいこさんは 
ゆるゆる具合がもう少ししまった感じで 好き(よぉわからん表現

で この「おしまいのデート」を読んでの感想
「やっぱ 瀬尾まいこ 好きやわ~



5つのお話が入ってます

クスンとなったり クスクスしたり・・
でもどのお話も “おしまい”のデートの後は 
暖かいものを胸にもって 新しい日常に対して前向きに進んでいくことができます 

大河ドラマのような人生でなくても 
生きてる人すべてに起こりうる素敵なドラマ
人と関わることって良いことだな と思わせてくれるお話ばかりです

ランクアップ丼・・・あえてここでは 娘さんのカラっとした雰囲気がいい感じ
           と述べておきます

ファーストラブ・・・男子高校生 その素直で誠実な所がナイスです

ドッグシェア・・・・恋愛もの 展開を妄想してしまう

他2編も良かったけど この3編がより印象的=好きでした

瀬尾まいこさんのまだ読んでいない作品もあるから またボチボチと読んでみよう   

「阿弥陀堂だより」

2012-06-20 | 
以前から読んでみたいと思っていた作家 南木佳士(なぎけいし)さん
なら ちゃっちゃと読めばいいのに タイミングというものがあって・・

それが先月の読書会の課題本が
南木佳士さんの小説 「阿弥陀堂だより」になったので
ようやく手に取りました



ちょっと長い目だから 時間かかるかな? と心配したものの
読み始めたらスルスルと進み 一気に読み終わりました

評判通り とっても良い本でした
書かれたのは17年前 
その後映画化もされて たしか何かの賞もとっていたはずです

話は 一応作家である夫・孝夫と 心の病を発症した女医の妻・美智子
この40代の夫婦が 信州の自然の中へと移り住むとこらから始まります

夫婦が 村で出会ったのは 
村の「阿弥陀堂」で暮らす 96歳になるおうめ婆さんや
病気で声を失った24歳の小百合・・

読んだ人それぞれ 自分と年齢の近い登場人物に
自分を重ねて読むことができると思います

また 体の病気 心の病気 老い 医療 
夫婦のこと 自然の中での暮らし・・
と 様々なことが語られているのだけど
さらっとした口調なのに わかりやすく すごく共感できました 

心に残った文章がたくさんあります

小説についても 孝夫が

「世の中にいい話っていうのは少ないから、
 ほんとうらしく創るのって大変なんですよ。
 だから小説は悲しい、やるせない話が多くなってしますんですよ。」

と話したのに対して おうめ婆さんが

「金出して本買って、せつねえ話をよまされるんじゃあ
 たまらねえでありましょうや。
 うれしくなりたくって金払うんじゃありますまいか。」

と答えてる

この一文は 私が読む本を選ぶときの気持ちを表しているというか・・
お金はともかく うれしくなりたくて本を読む・・かな
私は老婆?

生きていくことも 老いることも
そしてやがて死んでいくことも 超越したような 
おうめ婆さんの暮らしぶり 心持ちは 
人として 一つの理想の形なのだろうと思います

お医者さんでもある 南木さんの作品
おすすめです