☆つる姫の星の燈火☆

#301 編み物とクロサギ

20歳の頃働いていた職場で、これまでの人生の中でも、最も憧れた女性の一人である先輩と出会いました。

女性としてできる事はなんでもやりたい、それが彼女のモットーでした。

女性として…今の時代にはそぐわない言い方かとも思いますが、数十年前には、そんなことは気にせず口にできた言葉です。

 

お料理はもちろんのことですが、彼女は、休憩時間に編み物をしていました。

活発で、行動的でもある彼女の、穏やかな横顔。

その姿に一目ぼれして、彼女に棒針の編み物を教わることにしました。

私の母も編み物はしていましたが、確かほとんどがかぎ針編み。

その母に教わり、高校生までの私は、せいぜい、安物の毛糸とかぎ針で、首が痛くなるほど、がさがさのマフラーを編んだことがある程度。

二本の棒を使って編んでいく棒針編みは、棒が抜けたりしてほどけると、大変面倒な事になります。

しかし、彼女に教わった編み物が高じて、そのうち一人でセーターも編めるようになりました。

ひと冬に、何枚ものセーターを編み上げた事もありますが、馬鹿な事に全部処分してしまいました。

編みこみや、模様編みも、プロ並みに。

まあ写真もないので説得力はありませんが。

 

そんな編み物。

今の時代、女の子は、彼氏に手編みのセーターやマフラーを贈るなんてことは、あるのでしょうか。

そういえば、映画がありましたね。

「彼らが本気で編むときは」でしたっけ。あれは良い映画でした。

 

手編みの物なんて、贈られても重すぎて困る、というような男子の声も聞いた事があります。

重すぎる、というのは、気持ち的なものですが。

もし、好きでもない人から手編みのセーターもらったら、どうなんでしょうか。

 

編み物は、一目飛ばしたりなんかして、後で気が付くと、せっかく編んだところをほどかなくてはいけません。

そこを見なかったことにすると、なんとかごまかせることはあっても、やはり違和感も生じます。

編み物をしたことのある方は、お判りでしょう。

また、一目一目編み進んで行く作業では、その時間に沢山の事を考えます。

好きな人に編んでいる時は、その人の事を考えるし。

テレビやラジオを付けて行う事もありますが、黙々と行う手編み、そのような時間を持つ若者はいまどのくらいいるのかな、と、ふと思ったので、書いてみました。

絵を描くのも、一筆一筆ではありますが、毛糸や画用紙と向き合う時間、昔と今とでは、その中で想う事も違います。

 

昨日、仕上げた絵です。

これもまた、インスタでフォローさせていただいている方の写真を参考にしました。

今回のチャレンジは、波。

写真の通りに描こうとしても、技術的に無理でしたので、ほぼ妄想で描きました。

場所はわかりませんが、湘南の海辺のようです。

少し荒れた波間の獲物を狙う力強いクロサギさん。

目は一点に集中しているようにみえます。

命を懸けた攻防、その命の輝きが伝われば嬉しいです。

そういえば、テレビドラマでも、クロサギ、始まってますね。

サギ師をだますサギ師、面白いですよ。昔は、山ピーさんが主演でやってましたが、今もジャニーズのイケメンさんが演じておられます。

割と面白いです。

サギ師というのは、まことに狡猾です。

皆さま、世の中にそんないい話はございませんし。

命を懸けたクロサギさんの行動とは程遠い、話ですね。

 

さて、案の定また話が逸れましたが、秋の夜長、皆様は何をして過ごされるのでしょう。

私は、夜は8時過ぎから寝る態勢でいます。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

感謝をこめて

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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