先週は、整体の後で、羅漢寺を訪れたのですが、昨日は、整体後、高野山真言宗総本山金剛峯寺東京別院、ながっ!
を訪れました。
曇り空でしたが、雨は降らないと思い、30分ほど歩くことになるので、駅ビルのお手洗いに行って、気合を入れる。
と、外に出たとたん、雨がぽつぽつ。
ありゃりゃ、でも、折り畳み傘もあるし、多分大降りにはならないと思って、スマホのナビに従って、弘法大師様を目指す。
傘をさした方がいいかな、位の雨の中、25分ほどで高野山真言宗総本山金剛峯寺東京別院に到着。
門前には
どこで観ても違うお顔の弘法大師様が、雨に濡れながら立っておられます。
後ろの方を見ると、そろそろ、紅葉も始まっているみたい。
門をくぐると
般若心経の彫られた黒い石の下の、銀色のリングは、100個あるのでしょう。
足を血だらけにして、お百度参りをする様子は、幼い頃時代劇で見て、すごい、と思ったものですが。
そして、門を入って本堂に向かう順路は
八十八か所を一気に巡れるようになっています。
手術後一年経った2016年、申年。
この年は、確か88ヶ所巡りには特別な年で、特に逆打ちで回れば、ご利益が何倍にもなるという年でした。
タクシーを使ってのツアーではありますが、88ヶ所巡りに挑戦。
しかしながら、なんと3日目辺りに、体調がおかしくなって、途中で断念するしかないのか、と思ったのです。
それでも、何とかごまかしごまかし、毎日何十回も般若心経を唱え、タクシーとはいえ、一日10000歩歩く日もざらな、二週間。
ツアーの皆さんには、そんな様子を全く見せることなく、この一番の霊山寺まで、回る事が出来ました。
この時は、こらえきれず涙涙。
事情を知らない周りの皆さんが、ひいてました。苦笑
そして中でも、
上るのが険しいお寺の一つ、この岩屋寺に上る時、階段に足を乗せたとたん、不整脈が。
一瞬立ち止まる私に、ツアーの女性が声をかけてくれました。
「あ…足がつりそうになって、へへ」と、ごまかす私。
それでも、何とか山の上の本堂まで行って、お札を収め、お経を唱えて降りてきました。
その時の写真を、撮ってくださった方がいましたが、上りかげに、もうだめかと緊張した私は、なんとも清々しい顔で山を下っていました。
あ、このツアーの全容は確か、その当時のブログに書いています。
まあ、そんなような、まさに修行ともいえる厳しいツアーを達成し、弘法大師様は私の心の軸となってくださいました。
一つ一つのお寺の名前には、記憶にあるものも忘れてしまったものもありましたが、私は確かに、これら88ヶ所のお寺に足を運び、弘法大師様に助けられて、旅を完結できたのは事実です。
想い出をかみしめつつ本堂に。
正面に弘法大師様がおられます。
他に2,3人の方がおられましたが、本堂に座ってしばらく時を過ごすと、またも涙があふれてきました。
いま、こうして生きている事を、ありがたいと思えない自分もいて。
これはとりこみ画像ですが、本当に色んなお顔で表現されていますね。
本堂を出ると、雨粒が少しだけ大きくなっていました。
私は逆打ちでしたので、この88番大窪寺から始めました。
一体だけ、ねんねしているものがありました。
釈迦如来さま。笑
帰りは、整体院から来た道を引き返さず、最短コースで帰宅しようと、スマホで経路を確認したのですが、お寺を出て、思い切り逆方向に歩いてしまった私。
到着までの時間が一分増えたので、気づく。早く気づいてよかったわ。
自爆ですがな。
少し引き返して、今度は覚えのある道のりを、すらすらと歩いて、買い物をして帰宅。
整体の後の弘法大師様。
この日は12000歩ほどでした。
羅漢様の時よりかなり歩いた気がしましたが、そうでもなかった。
雨模様のお大師様参りのお話でした。
人と話すことがほとんどない、今の私には、このような場所で自問自答する事しかできません。
でも、他人に煩わされる日々より、私にはありがたい。
この日も、お寺を出てすぐに、かなり気に障る事があったのです。
外に出ればそんなことにも遭遇するし、ほんと、私のような人間には生きづらい世の中でござる。
でも、その中で、些細で小さなことを楽しんで生きております。
今年の漢字は「楽」ですもん。
いつもの事ですが、文章がへたくそですいません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫