☆つる姫の星の燈火☆

#2134 精根つきた~

 昨日はひさしぶりに美術館に行ってきました。

上野の東京都美術館、奇想の系譜展。

伊藤若冲、長沢芦雪、曽我蕭白、白隠慧鶴、岩佐又兵衛、狩野山雪、歌川国芳、鈴木其一。

若冲がみたかったのがきっかけですが、それぞれの作者の息づかいが伝わる作品の数々、本当に圧巻でした。

鳥たちの表情の豊かさ。四季を描いた色の鮮やかさ。

緻密と大胆。

どんなことを想いながら、筆を動かしたのだろうか。

写真などなかった時代に、鳥の羽の構造など、どうやって表現したのだろう。

観察力半端ないな。

やはり、本物に触れるって大切だなと思うと同時に、自分の絵の浅薄さを痛感した次第です。

まあ、比べられるレベルでもありませんし、好きで描いている訳ですから。

それにしてもこれらの皆さんは、商家とか藩主とか、割と恵まれたよいご家庭でお生まれになって、画を極めた方達ですね。

 

精魂込められた絵を観て、私も精根使い果たしました。映画にしても、私は感情移入するタイプなので、疲れます。

が、悪い疲れではなさそうですね。

語り始めると切りがなさそうなので、この辺でやめます。

こんな時は、誰かと一緒にみて、ランチでもしながら語り合うのもいいな、とは思うのですが。

寒桜が咲いてました。

話は変わりますが、尾畠さん、歩き旅を断念されたそうですね。

会いに来る方が増えて、交通上の影響など、万一来てくれる人が危険な目に遭うと、大変なので・・というような事で、あきらめることになったそうです。

命の危険を感じた、と書かれていたので、本人が危ない目に遭ったのかと思ったら、周りの人の命の事だったようです。

誰を責める言葉もなく、応援してくれた方たちに何らかの形で恩返しをしたい、との言葉。

私はふと思ったんですよ。

古には、空海さんのように全国を歩いて、人々を助けて回った人がいますが、尾畠さんは現代のそれ、なんじゃないかなって。

もともと、ボランティアで有名になった方ですが、人を助けて、全国各地。

出逢った人に、素晴らしい言葉を残しておられる。

マスコミの報道の在り方もありますが、悪気はないけど殺到してしまった人たちもいます。

尾畠さんには、旅を完結してほしかったなあ。

でも、切り上げて、しばらくゆっくりされるのもいいのかなあ。

恩返しなんて、もういいですよね。

出逢った人、彼の存在に勇気づけられた人に、すでに素晴らしいものを与えているはず。

もちろん、彼のすべてを知っている訳ではないのであれですが、ボランティアができる方は、素晴らしいと思う。

学校の授業でボランティアをさせるというのが、確かあると思うのですが、大切な体験だと思います。

 

雨降りの東京の朝。

あらら、今日で2月が逃げる。

今日も笑顔で過ごせますように。

感謝をこめて

つる姫

(ブログ開設から2783日)

 


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
ぽんたんさま
本物を間近でみる。
絵を描く人ととそうではない人では、感じ方、見方も違うのでしょうが。
息をするのを忘れて、見入ってしまいました。
あぶな~~^^;

人間以外の生き物の「生」という事への、執着というか、本能なんでしょうが、見習うべきものが沢山あります。
この国のみならず・・・ですね。

ほんとの友達、なんなんでしょうか。
学生の頃のような友達は、大人になってからは出来ない気がします。
ママ友とか、おつきあいとか。
もともと女子の付き合いは苦手でしたので、孤立するのも当然な私ですが、まあ、ボケない程度に人と関わって、生きて行きます。

きょうもえがおですごせますように♪
ぽんたん
お早うございます。つる姫さん‼️

絵の事、良くわからないですがやっぱ作者の
エネルギーみたいなものが出るんでしょうね(^^)
絵の鑑賞もスポーツですか😅

托卵、生き物の知恵って凄いですよね。
生命の大切さ、彼等から学ばないと💦💦💦
この国の劣化、目に余ります💦自分の責任でもありますしね。

本当の友達って難しいですね。あくまでそれぞれ
の個性だし。
バンドもいろいろありますよ😅😅😅

素敵な一日を‼️
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