今朝の夜明けです。
流星はごらんになりましたか?
つる姫はぐっすりと眠っておりました
つる姫はある時期一人の作家にはまる性癖がありますが
それが今北杜夫さんです。
で、彼の昔の本をまた読みたく、「もったいない本舗」というところで
「さびしい・・・」シリーズを三冊購入しました。
本代は1円と2円。送料が一冊250円でした。
届いた本は確かに年季の入ったもので、以前の私は古本にはちょっと抵抗があったのですが
何故か今回その薄汚れた本を手に取った時に不思議な感情が生まれました。
前にこの本を手にしていた人はどんな人だったのだろう。。
何十年も前に印刷されたこの本はただ一人の人が手にしたのだろうか。
それとも何人かの人を経て、いまここにあるのだろうか。
中にはたばこの灰が落ちたような小さな傷もありました。
この表紙の破れといい、多分一人暮らしの若い男子学生。
今ではおじいちゃんですな
私は基本潔癖症というか、汚いのは無理なんですが 病的ではありませんよ。
何故か今回そう言う気持ちがちっとも湧かなくて自分でも不思議なんです。
誰かの手でめくられた本。
汚いと思えば汚い気もしますが
電子書籍では絶対に味わえないですよね。
モッタイナイ精神。
流行語になっていて、色んなところで使われていますが
流行りとかではなく、本来の意味を考えたら
今の世の中もったいない事ばかりです。
ところで置き場に困る紙の本ですが、リフォームのお蔭で少しだけ本が座る場所があるので
いずれ子どもたちに処分されるまでは置いておこうと思います。
この古い本はますます古ぼけて、
つる姫の手でめくられた本が次の誰かに読まれる日が来るのかしら。
もっと書きたいことがあったのですが今日はお休みの事務員さんの代わりに出勤になったのでここまでです。
素敵な一週間になりますように
ご訪問ありがとうございます。
感謝をこめて つる姫