けさの「暴れん坊将軍」、ゲスト女優はかつてのアイドル、立花理佐。出演当時は22、3だっただろう。立花さんは15歳でデビューし、当時いろいろな歌謡賞があった中で最高峰の日本レコード大賞で最優秀新人賞を獲得している。ライバルには酒井法子らがいた。ドラマでは「毎度おさわがせしますⅢ」の主役も務めた。
由緒の説明が長くなったが、当時の大物アイドルだったわけだ。今回の役回りは、みなし子8人を養うために、お遍路に変装してゆすりたかりを繰り返すが、どこか憎めない。吉宗も忠助も絡んでくる。そして、彼女の当てずっぽうなネタでのゆすりで、巨悪が暴かれる。 その演技がけっこうぶっ飛んでる。これまでも元アイドルや若手女優はたくさん出演してきたが、やはり、時代劇ということでちょっとかしこまったり、つくった雰囲気を出したりする人が多かった。しかし、立花さんは、なんのてらいもなく、素で演じていたように見えた。現代劇のように。
その後、吉宗は各地に孤児院をつくり、そのひとつを立花さんに任せたという。