最近、というか近年、本屋さんが減ったな。うちの近所にあったTSUTAYAは1階が本屋、2階がDVDなんかのレンタルという、それなり大規模な店舗でしばしば行足を運んでいたが、しばらく前に撤退して、ほかの業界の大規模店ができた。ネットのマップサイトで近くの本屋を探したが、なんと2駅先までなかった。自宅から最寄り駅まで歩くと20分はかかるので、「ちょっと散歩のついでに」という気軽さはなくなったな。オレは地方の田舎町出身だったが、ちょっと歩いた商店街には覚えているだけでも3軒の本屋さんがあり、地元デパートにももちろん書店は入っていた。それがフツーだった。
それが今や本屋砂漠。レンタルDVD屋も見なくなった。そんな話を誰かとしていたら「今はネットで買うんだよ」とあっさり言われた。
そして、コンビニの雑誌の扱いも大きく減った。週刊誌は有名なものすら、ほとんど見なくなった。女性誌や健康雑誌が多いかね。昔はエロ本も売ってたよね。写真誌含めエッチな雑誌はほぼ壊滅状態だ。品よくしようとしているのか。そんなときに朝日新聞で、 図書館がベストセラーを過剰に購入しないルール作りをすべきという議論が国会で始まるという記事を読んだ。
会議には書店や出版、図書館の関係者らが参加し、過剰購入問題のほか、地元書店からの優先仕入れの推奨、新刊本の発売から購入までに一定の期間を空けることなどについて、ルール作りが必要かどうか議論する、という。
政府関係者のコメントとして「書店と図書館が敵対するのではなく、共存関係で読書推進につなげる議論をしたい」と書いていた。
書店の経営は厳しさを増しているらしい。同新聞によると、業界団体・日本出版インフラセンターの調査では、全国の書店は1万1495店(2022年度)と、10年前から約3割減った。地方だけでなく、都心部の有名書店や大型書店も相次いで閉店しているという。また、出版文化産業振興財団の調査によると、書店が一つもない「書店ゼロ」の市区町村は全国で26・2%。「書店ゼロ」と「1店舗だけ」の自治体を合わせると、45・4%だった、としている。
朝日の引用が多くなってしまったが、コンビニで写真誌すら目にするのが難しくなった今、エロ本はどこで買うんだろう。