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なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

みかんを買いに熊野まで

2021-11-09 18:27:39 | 日記
夜中の雨に何度も目を覚まして、すこしぼんやりの朝でしたがお習字に行ってきました。
先日、山形の妹から大きなラフランスの10個入りが2箱も届いたので、みなさんにおすそ分けしようと2個づつ差し上げられるように持っていきました。もともと太っ腹な妹が「いろんな人にあげたら自分の分がなくなるでしょ。」と心配して2箱送ってくれたのでした。


雨粒の重さでうつむいて朝のバラ

それぞれお渡しして食べ時をご指南して自分の席に着いたところ、一人の方から鍋焼きうどんとラーメンのセットを家族分、それからお習字の先生から新潟のさわし柿をいただきました。なんだか物々交換のようになった教室でしたが、楽しく面白かった。おばちゃんサークルの醍醐味ですね。

日曜日には熊野へ走り、早生みかんを全国に散らばる友達や知り合いにお送りしました。全部で11個。宅配の伝票を書くのが大変でした。


前は太平洋、後ろは紀伊の高い山に挟まれた三重県南部の町にわたしたちは6年間住んでいました。そこでおひさまをいっぱい浴びて育ったみかんのおいしさを知っているので、年に一度は訪れてお送りしているのです。今回は息子も一緒。一才のよちよち歩きのときに大阪からやってきて一年生までこちらの小学校に通っていたので、ほぼ故郷のようなものでしょう。
住宅が海のすぐそばで、波が小石を巻き込む音を聞きながら暮らしていて、海は自然にそこにある存在だったのです。魅力的ないきものがたくさん棲む川にも親しんでいました。



わたしたちの住宅はかなり傷んでノスタルジックというよりうら悲しい雰囲気をかもしだしていました。もう誰も住んでいないようにも見えます。ここを離れて26年も経っているのだもの。それはそうでしょう。でも、息子はかなりショックだった様子です。思い出の景色と違いすぎていたのかな。

いつも住宅の二階から眺めていた海岸にもおりてみました。県内の小学生が修学旅行で訪れていました。みんな逆巻く波に向かって一列に並び、思いっきり小石を投げています。なにか叫んでいるようです。とても楽しそう。いろんな思いを海に向かって放っているようです。
息子も海に向かって座り、波を眺めていました。曇り空でいつものように青い海ではなかったけれど、波頭はまっ白で美しく、わたしにとっては胸にせまる景色だったのです。(息子はあまりハレバレとはしなかったらしい。故郷って、そこに親しい人がいないとただただ寂しいものなのだよ。つながりが切り離されてしまった感じになるというか。)



高速道路が熊野までつながって、移動時間が短縮されましたが、一日で行こうと思うとやはりなかなか疲れます。次はまた来年の秋でしょうか。
そろそろみなさんにみかんが届くころかな。おいしいといいんだけれど。


ジョウビタキくんがやってきた。鳥好き界隈ではジョビオと呼ばれているらしい。メスはジョビコ。
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