ハナノキの妖精

12月になりました。今年の杉浦非水さんのカレンダーも一枚だけになりました。12月はかわいらしい羊たちです。


昨日は夫の車で大阪まで日帰りで行ってきました。夫の実家にも寄りましたが、一番の目的はわたしの眼科の診察です。一年ものあいだ行くことができなくて、年内に一度は行かないといけないと自分にプレッシャーをかけてやっとやっと実現しました。コロナ禍で足が遠のきご無沙汰していましたが、いつものように先生、スタッフの皆さん、薬局の若奥さんは、緊張でガチガチのわたしにやさしく接してくださいました。だいたいわたしの場合、マイナスのことを考えすぎるのです。逃げてばかりいないでちゃんと向き合わないとね。
行きは工事で三時間以上かかり、帰りは帰宅ラッシュ（？）で市内を抜けるのにまた時間がかかりとても疲れました。朝、夫はサッカーのスペイン戦観戦で3時半に起き、わたしも緊張で同じ時間に起きたのでちょっとハードな一日でした。それでも気がかりな用事をクリアしたのでホッとひと安心です。


先週行った美杉でみつけた小さな教会のもみじ

さて、飯南高校で拾ってきたハナノキの葉っぱの押し葉を使ってハナノキの妖精を作る計画ですが、わたしにしてはすばやく完成させたのでお披露目しましょう。
最初に高さのある帽子の女のコを作りました。次にマフラーを巻いて風に吹かれている感じのコ。
（杉板の床のしみがきたなくてすみません）


ちょっとうまくいったので気をよくして歌う鳥を。


そして、日をあらためてバレエをする女のコと小鳥たちを二羽作りました。ハナノキの形が小鳥の羽にちょうどいい感じです。ジョウビタキのメスに似ているな。ジョビコちゃん。


クリスマスの時期になる前に図書室に持っていくつもりでしたが、今週はなんといっても大阪行きのことで気持ちに余裕がなくなっていたのでできませんでした。来週小学校の図書室の壁に貼ることにします。
押し葉はすぐにモロモロと崩れてしまうので、この季節の一瞬だけのお目見えになりますが、それでも本物の葉っぱでこんな遊びができるんだ、と子どもたちのココロに小さなよろこびがうまれるとうれしいなと思うのです。（自分がやりたいだけなんだけれど。）鳥と葉っぱは紐につなげてガーランドのように飾る予定です。


今朝の散歩はとても寒かった。この冬初めて散歩道の草にきらきらと霜がおりていました。夫といっしょでしたが、寒さであまりおしゃべりもせず黙々と歩きました。鳥たちもセキレイのつがいぐらいにしか会えませんでした。それでもウチのクリスマスローズがつぼみをつけているのをみつけたし、夫が出してくれたストーブに土鍋をのせてりんごの砂糖煮（レーズンとシナモンシュガー入り）を作ったし、冬の楽しみもそれなりに始まった感じです。


先週伺った美杉のカフェ葉流乃音さんでいただいた珈琲とサンドイッチ。それからチーズケーキとスコーンです。夫を分け合いながらとてもとてもおいしくいただきました。
この一週間ほどは大阪行きの前で緊張していたわたしでしたが、葉流乃音さんに伺ったこの日は、そんなことを忘れてリラックスできました。店主さんご夫婦とすこしだけお話もできて本当に楽しい時間でした。
12月になり美杉はぐっと冷え込み、薪ストーブにも火がはいったのではないでしょうか。冬の葉流乃音さんもとてもステキなのです。また伺えるといいなぁ。