知覚反応雑記帳

クオリアが誘うままに

戦争と戦争の束の間の平和のなかの記憶

2024年05月01日 | 認識論、倫理学、美学

戦争は人間の病である。古代より繰り返される殺戮の歴史は、遺伝子に組み込まれた異常なリビドー、理性と相反する欲望の脳細胞なのかもしれません。まさしく理性の仮面を被った野獣である。戦争とともに進化を続ける大量破壊兵器は皮肉に文明を加速させる。覇権主義と独裁者は後を経たない。独裁者の民族主義と饒舌な国を讃える演説に多くの民衆が洗脳されてゆく。経済不況、貧困にあえぐ民衆の心に矢の如く突き刺さるのである。遠い地平の彼方で多くの若者たちが銃弾にミサイルに倒れて行く。私が七つの時に経験した恐怖の戦争体験はいまだ心の闇として刻まれています。空襲警報とともに、現在の東京タワーの下に掘られた横穴式の防空壕に近所の方々と避難、恐怖のあまり母親の膝にすがりついていた。京浜地帯を爆撃する爆音がしだいに近づいてくるあの恐ろしい記憶は、いまも尚、老いた心に深く刻まれている。その恐怖であるB29爆撃機が紺碧の空に太陽の光を浴び、ジュラルミンが眩しく光り輝いていた時空から72年、あの焼け跡からすっかり復興したガラスと鉄の高層ビルの上空をゆったりと飛行する旅客機を見るたびにB29を思いだします。焼け跡に焼夷弾の高音に溶解したビー玉の塊、東京タワーの地点の焼け野原には進駐軍が捨てていった機械の部品の山に少年たちが群がっていた。パンパンガールをジープに乗せあちこちで売春をやっておりましたね。夥しい巨大なコンドームが投げ捨てられ、風船と間違えて家に持ち帰った少年もいた。疎開先の福島で大人たちと聞き入った玉音放送の記憶。新爆弾が広島に落とされた新聞の記事の記憶。あの頃の悲惨な多くの記憶が断層化し、この平和な時間のなかで異質なオブジェとなって私の心にうごめいています。


人間はひとたび何らかの権力を手中にすると

2024年04月07日 | 認識論、倫理学、美学

人間以外の生物においてもメスや縄張りをめぐって凄まじい闘争を繰り返す。人間のようにすぐさま殺戮には至らないが、人間世界の権力闘争は覇権主義をともない戦争へ突き進む。敵対する異民族をなんのためらいもなく大量殺戮を敢行する理性の仮面を被った野獣とも言える。互いに安全保障なるものを結びながら仮想敵国への軍需拡大をもくろむ。この星のいきものでもっとも支配権をにぎり、弱肉強食の最高位でいやらしい生きるわれらホモて・サピエンス。この知性をもった人間は自らの進化の歴史高らかに謳い挙げている。哲学は人間の心理を掘りさげながら、大いなる人間の矛盾を感じながら生きるための言葉を並べ立て、人間の深層にある悪意や欲望を書き並べては学問という名誉な言葉の羅列に快楽を覚えるのである。社会的規律や法の掟に縛ら ながら、いつも欲望のフラストレーションに揺り動かされている。数パーセントの自由のなかで重い大脳を背負いながらセンチメンタルな夢を追いかける。遠い地平で凄まじい殺し合いをテレビでゲームのあっように見ているえげつない自分がここにいます。ヒトラーのユダヤ人抹殺の記憶はそう遠くない過去の時間である。人間の理性はきれいな謳い文句でしかない。


ユーチューブ出現でテレビの存在が問われる変革の時代

2024年02月03日 | 認識論、倫理学、美学

 ユーチューブは百花繚乱と無数の動画が見られます。最近のカメラは動画を撮るには最適な条件が揃っていますね。目立つのは繁華街を素通りするものが目立ちます。行ったことのないない世界を見ることができ勉強になります。欲を言うとただ素通りだけではなく街々のテーマ、特色を出しもらいたいですね。私の動画はアニメーションのように描いたイラストを一枚一枚を編集するのでカメラ任せと言う訳にはいきません。好きなこととは言え、10分の動画を制作するのが結構大変です。自己満足の行為ですが。ユーチューブの出現で世界観が広がりました。昨今はテレビはニュースぐらいでほとんど見ていません。結論を言えば、テレビの世界観が狭く感じられ、相変わらずお笑い出身のタレントさんで埋め尽くされています。テレビ変革の時代ではないでしょうか。AM放送が消えてゆくようにテレビ放送も近未来に向け真摯に番組を見直す時代が来たのではないでしょうか。NHKの存在とはなんなのか問われます。みんなで考えてみましょう。

 

 

 

イラスト・グラフィックデザインに興味のある方は是非ご視聴ください。

楽しい作業ですが、老体に鞭打って制作しました。

検索=HIRAO ENDO

 


紅白歌合戦が終わろうとしている2023年さようなら!

2023年12月31日 | 画像雑記帳

時間と存在の理論的解釈もいまだままならず時は過ぎて行く。人間が人間を極めて残忍な殺戮兵器が殺してゆく戦争。機械が機械を破壊してゆく。神はいまだ人類の頭上で居眠りをしているのか。世界が祈りに満ち溢れる大晦日。まあ、理屈はともかくゆったりとした新年を迎えたいものである。戦争と平和の隙間で明日があることを祈るのみである。


一日中スマホの画面を見つめるホモ・サピエンス

2023年12月20日 | 認識論、倫理学、美学

実存主義者のサルトルが『人間は何かの目的地のたに生まれたのではない』と言った。人間として社会規範のなかで自己存在を形成しなければならない。人は生まれた時代特性に沿って流されながら、無意識のうちに欲望のなすままに不条理で意味不明な自己存在を生き続ける。この人間世界で他者同様な意識を共有し、敵対的他者への攻撃を内に秘めながらかりそめの微笑みを交わす。無反応な機械のような現代人は最先端の科学技術に取り囲まれたハイブリッドな生命器官へと変貌してゆく。20万年前に出現した現生人類、ホモ・サピエンスが握りしめた石斧は進化の果てにスマホを手中にした。どこへ行くにもスマホとの共存は人類の象徴記号である。手のひらのコンピュータは近未来の人間の変貌を指し示している。われわれはGANFAと言う資本主義の象徴たる巨大ATMに金銭を吸い取られる悲しき現代の奴隷と成り果てた。既に後戻りはできず、自己存在形成指数は限りなくゼロに近い。相変わらず生命を無化する領土紛争で近代科学兵器の犠牲者は後をたたない。ホモ・サピエンスはミサイル戦争の餌食のために生まれてきたのではないだろうか。まさに人間の歴史は領土獲得への覇権主義と殺戮兵器進化への歴史である。そこに登場する独裁者は自己存在を縛り上げる。古代から今日まで暴力という欲望の病に翻弄されるホモ・サピエンス。いまだ理想の政治生命は存在しない。街々は煌びやかなクリスマスの電飾に染まり、イエスの降臨を待ち続けている。神でしかつくり得ない壮大無限な宇宙の砂粒のようなこの回転するこの星のなかで、『人間は何かのために生まれたのではない』と言う存在論をメビウスの輪のような自己存在の有り様を、スマホの画面を見つめながらめまいを感じる昨今である。

 

 

 


[FACE IMAGE SERIES] HIRAO ENDO ILLUSTRATION WORKS COLLECTION. エンドウ ヒラオ イラストレーション作品集

2023年12月11日 | 認識論、倫理学、美学

[FACE IMAGE SERIES] HIRAO ENDO ILLUSTRATION WORKS COLLECTION. エンドウ ヒラオ イラストレーション作品集

生涯、鏡に自己の顔を映してはナルシスティクと存在の不安のなかで己の顔を見つめ続ける。身体から分節された顔はPERSONAの仮面をかぶり対他者に向け、社会的記号として群衆の中に溶け込む。

YouTubeに<HIRAO ENDO ILLUSTRATION WORKS COLLECTION>FACEシリーズ動画として公開しました。よろしくご視聴くださいますよう。


限りない軍事費

2023年11月26日 | 認識論、倫理学、美学

軍事費は仮想敵国に対して日本はアメリカの兵器を限りなく買い足してゆく。いくら軍事兵器で防御しても有事になれば日本列島はアメリカの最前線となり想像を絶する殺戮列島になる。政府は現兵器装備で有事の際の被害想定を国民に公表すべきである。それと同時に仮想敵国と自衛隊、日米安全保障の有効性と軍事予算の有効性を明確にわれわれ国民に計るべきである。軍事となると作戦上秘密裡な部分が多くあるが、それを除いても前線となる日本の現実的戦争の実態を知らしめるべきである。核保有の世界で、AI 兵器同士が瞬時に核のボタンを押したらどうなるのか、どうしたって世界の終わりをイメージしてしまう。現在、ウクライナやパレスチナで多くの戦争犠牲者を出しているが、核をちらつかせながら極めて危険な領土紛争を続けている。二つの帝国をバックに軍事産業に拍車をかけ、多くの兵士、市民が殺戮されています。国連は単なる理想論を唱えるだけであり、安全保障理事会は戦争犯罪者プーチンの常任理事国であるロシアに拒止される始末である。この矛盾に満ちた世界構造を再構築しない限り、人類の平和は訪れない。どの国も国税から巨額の軍事費を消費する馬鹿げた世界から抜け出す秘策を人類は真剣に考えねばならない。世界のあらゆる知識人が結束し悪意ある指導者を説得する時です世界の名だたる大学の教授たちよ立ち上がれよ!独裁国の人々よプルパガンの洗脳から目覚めよ!


現金給付しなければ自民党は消滅する

2023年11月12日 | 認識論、倫理学、美学

国民の大半が消費を控え、どうにかその日暮らしである。岸田首相は無機的ファシズムである。まさに無能なる操り人形である。これで給付がなければ自民党は消滅して行くのは目に見えている。この暴走総理大臣を止める自民党議員はいないのであろうか。国民の声を素直に聞くべきである。

 

 

 

 


これがこの国の首相である

2023年11月04日 | 認識論、倫理学、美学

黒幕に操られたロボット総理大臣は国民の現実を無視し、逃げるように政府専用機でさようならである。この無機的首相を選出した自民党は極めて堕落している。行く先々で多額の援助を確約し、先進国づらをするまさに仮面(ペルソナ)外交もいいところである。でもこの国の人々は保守的であり、優柔不断で自己主張と存在感を表に出さない。デモなども起こさず平和な日常を選ぶ。国民と野党がこぞってNO!と立ち上がらない限り自民党が政権を続けることになる。

Goodbye Kishida! Goodbye Liberal Democratic Party!


YouTubeにはロボット遠隔操作されている岸田首相への糾弾に溢れている

2023年11月02日 | 認識論、倫理学、美学

この国の憲法に従い国民を守るべき総理大臣である岸田首相は、この厳しい現実を理解せず聞く耳をもたない。貧乏人は死ねということであろうか。いつも表情を変えずニコニコ顔のこの人は最早、自己存在を喪失しているようだ。周囲の自民党議員もだんまりでこの首相を適当に泳がしている。経済政策より防衛費しか頭にない。ここいらで選挙に行かない若者たちは深刻な現実と価値観を認識し、一票のパワーを信じ投票場に行くべきである。若者たちこそ明日の日本を構築するものである。限りなき防衛費を、不穏な世界情勢のなかで、兵器ではなく外交の力で解決すべきである。話はそれたが物価高のなかで、議員だけが歳費をつりあげるこの矛盾に一律現金給付が一番クリアーであり、現実対応である。何はともあれ岸田首相にNO!を突きつけよう。政治哲学のない無能なるロボット議員たちを追い出す時である。二代三代と続く議員たちを!フランスの社会学者ピエール・ブルデュは社会における権力の世代を超えて移譲されてゆく社会構造を指摘している。

 


ROBOTのような岸田首相

2023年10月26日 | 認識論、倫理学、美学

岸田首相の表情にはいつもながら緊張感、国民を背負う真摯な人間の顔がない。いつもながら眠っているのだ。人の顔を批判することは下劣であるが、われわれに語りかけてこない視線にうんざりするのだ。国民救済に関する答弁も訳がわからないこす辛いもので、スッキリしない。経済、経済と口先だけである。この際、国民一律10万円給付をとにかく実現していただきたい。国民は岸田政権にNO!をつきつけるべきである。フランスならば大きなデモに発展するのだが、日本国民はまさに平和ボケではなかろうか。若者たちは実におとなしい。海外には金をばらまき良い顔する岸田首相にこの国の未来が見えない。即刻やめてほしい。野党の追及も真剣さが見えない。今日の国会議員は選挙当選しか頭にはない政治思想ゼロ地帯の給料目当ての職業議員である。口先だけの議員にうんざりする。存在感のある政治家よ現れよ!


終末的人類の狂気

2023年10月14日 | 認識論、倫理学、美学

人類終末的殺戮の時間が始動した。見よこの人類の愚かさを!世界は見て見ないふりをし、私同様にTVの中の地獄を見つめている。共食いをする悪魔の人類がすべてを破壊している。互いに信仰する神々は何処へ!ヒトラーに500万人ものユダヤ国民が虐殺された記憶が蘇る。人類は21世紀の現在に至っても野獣であることに絶望をおぼえる。

 


デジタル都市空間の安全保障は?

2023年10月14日 | 認識論、倫理学、美学

 都市の快適性は生活に必要不可欠なもの、身体の延長としての道具立てがすべて揃っていることであろうか。例えば行政機関、オフイス、交通機関、銀行、病院、教育、マーケット、歓楽街(映画、飲み屋、ラブホテル、風俗)公園などが都市を構成する基本ベースであり、欲望を消費させる欲望機械都市の基本要素である。このような言葉を列べるより不動産屋の広告を見れば都市機能の快適空間が理想郷の如く謳われている。都市の繁栄は言うまでもなく欲望消費が生み出すの多様な労働力の需要供給にある。行政機関と巨大資本の連携的政治経済システムとしての電子システムによる経済流通と産業拡大にある。欲望機械装置としての都市機能は大量消費をもたらす大衆の快楽幻想が伴う物理的、精神的欲求と抑圧を如何に解消するかにある。祝祭都市は文化における表層と自己と他者が共有する非日常的異空間が必要不可欠なステージである。 電子都市へ変貌する限りなき欲望の資本主義構造への新たなる動向は、貧富の二律に亀裂したヒエラルキーを拡大させる。年代によるライフスタイルの変移は今日、若者、中年、老年の三次元の年代が互いに孤立しながら生活をしている都市空間を構成している。 孤立の精神的内実は年代により変化するが、身体の衰えとともに不安へ一気に変移していく。干渉されない自由なる都市生活へのあこがれは今日も持続されているが、どれほど一個人に於ける快楽原則を充足しているのであろうか。年代に関わらず孤立感は携帯電話を一刻も手放さない若者たちの様態を見れば現代の側面が見えてくる。当然、意識、言語的変異は時代を反映する。この快適追求は街の美化や淫らな風俗営業の取り締まり、自転車、バイクなどの整理、取り締まり、犯罪防止に於ける監視カメラの設置 など行政指導と地域的なボランティアの人々に依存されている。ニューヨーク9.11テロから加速度的に 都市安全性への強化は日増しに高まっている。都市の雑踏の中で突如、敢行される無差別殺人はこの時代が内包する多様なる諸問題を提起する。都市の快適性をについて改めて討議すべきである。都市はグルーバルに多くの人種に満ちあふれた無国籍的空間でもある。確かに都市の美化や諸機関の整備は必要不可欠なものである。しかしながら問題はそこに住む人間こそが、最重要項目であることは言うまでもない。家庭環境から教育環境、各世代的意識の時空に至る人間の内面性こそが都市の快適性のレベル向上への重要課題なのである。そもそも都市の快適性とは村的で因習から離脱し、利己的に生活権が維持できる空間を意味するものである。互いに干渉されず自由に自己 (主体)が都市機能に連動するということである。しかしながら都市の安産保証は人的、自然災害を含めたデジタル世紀の弊害を含む新たなる安全保障確立へ早急に整備されねばならない。

 

 

 

 


絶望的人間の狂気・容赦ない殺戮の歴史

2023年10月11日 | 認識論、倫理学、美学

 

ウクライナ戦争の最中またしても人間の狂気的暴力が中東で火を吹いた。あゝ、なんとこの生き物は狂っているのでしょうか。互いの利害でせめぎ合う汚い生き物です。各国が仮想敵国の攻撃を想定し連帯する安全保障とはなんなのでしょうか。無力な国連安全保障理事会。限りなき怨念の衝突。エゴイスティックなこの生き物は人類滅亡の核弾頭を握りしめて睨み合う地球生物の最たる毒性有害生物である。戦争に勝利はない。正義という都合のいい言葉に、ミサイルを互いに撃ち合うグロテスクな生き物なのだ。各民族の神々を崇めては殺戮を繰り返す偽善的正義の存在である。それはビッグバンによる宇宙誕生と同時に、無から有に移り変わった瞬間からなのであろうか。死と存在の恐怖から神を定義し、膨大な経文は殺戮を戒めているが都合のいい解釈で殺戮しあっている。素晴らしいヴィヴァルディの四季を聴きながら‥。世界が平和の日常でありますように。

 

 

 


コロナパンデミックそして戦争

2023年10月09日 | 認識論、倫理学、美学

世界で600万人が亡くなったというウイルスの猛威はやっと終息した。だが人類は自ら殺戮へのパンデミックへ突き進んでいる。民族主義、政治思想、宗教、領土紛争の遺恨的敵対心は実に根深い戦争への元凶となっている。まさに人間の歴史はこれら敵対的欲望が孕む領土紛争の歴史であり、終わりのない凄まじい殺戮の歴史である。積み重なる恨みつらみの断層は拡大するばかりである。理性のなかにあるアンチノミー的人間の病理である。理想と現実に揺れる中で人間そのものと社会構造をマルチな視野で分析、是正しなければならない。地球が生み出した人類はその母体である恵みをもって生きていることを改めて考えねばならない。人類が内包する蓄積した遺恨の対立を克服し開かれた世界へ歩むことを望まずにはいられません。プーチンの戦争ですでに20万人の戦死者を出している。まさに私的欲望と狂気に多くの命が散っているのである。戦争もまたコロナパンデミックの如く核を伴う感染爆発へ発展する人類滅亡の時空にある。

 

当方のYou tubeをよろしくご視聴ください。