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ジャズにおける”推し”と”ファン”という事について、考えてみる③

2025-03-22 18:09:20 | オーナー川島茂から…
ジャズ・ボーカリストとライブ配信


できましたら、『ジャズにおける”推し”と”ファン”という事について、考えてみる①』『ジャズにおける”推し”と”ファン”という事について、考えてみる②』をご覧になってから、今回の記事を読んで頂くと幸いです。


さて、2010年代も後半になってくると、芸能事務所には所属していないアーティストやアイドル、そしてそんなには多くはない様ですがジャズ・ボーカリストが、ライバーになっていきました。(ライバーになるのは、比較すると主に女性ボーカリストという印象です。)

ジャズ・ボーカリストがライバーを始めるには、色んな理由があったのだと考えられます。
表向きには、
◎ライブ配信を通じて、ファンとの交流を深めたい
という事にはなるのでしょう。

もちろん、そういう事で始めた方もいるのだと思います。

でも、例えば、そういう理由を建付けとしてはありながらも、
◎ライブでの集客のため
◎投げ銭の収入が欲しい
という方もいらっしゃるのでは?…とも感じます。

そもそも、日々忙しく過ごしていたら、ライブ配信をやる時間は、中々取れないでしょうからね。

もちろん、”それが悪い”というつもりは毛頭ありません。
ただ、色々トラブルが発生している…という話もよく聴きます。
では、どんなトラブルが、どんな理由で発生するのでしょうか、僕なりに考えてみたいと思います。


ライブ配信の送り手と受け手の感じ方の違い


噂レベルですが、ジャズ・ボーカリスト兼ライバーという方が巻き込まれるトラブルには、大きく分けると以下の2通りがあると聞きます。
①リスナー同士のトラブル
②配信者(以下ライバー)と視聴者(以下リスナー)とのトラブル

そして、もし①の”リスナー同士のトラブル”だったとしても、結果としてはライバーもトラブルに巻き込まれている…という事態である事は、容易に想像できますね。
実はどちらも、根底に流れているものは同じもの”という気がします。

”根底に流れている”ものが、”どう同じなのか?”という事について、考えてみようと思います。

これは、ライブ配信の送り手と受け手の感じ方の違いに尽きると思うのです。
ちなみに、送り手が”ライバー”、受け手が”リスナー”です。
両者は、”送りてのスマホのカメラのレンズ”と”リスナーのディスプレイ”というパーソナルなつながりをもちます。
スマホは、PCの場合もあると思いますが、少なくとも公共の電波で結ばれているのではなく、ネットで繋がっていると思います。
電波は送り手受け手の片方向ですが、ネットは受け手送り手の双方向のコミュニケーションです。

もちろんインターネットの世界だったとしも、Youtube等で録画したものを配信するのは、リアルタイムでは”双方向のコミュニケーション”とは言い難い部分もあります。
”イイネ!”や”コメント”の機能もあるので、”完全な片方向”という訳ではないかもしれませんが、それはテレビなどの公共の電波でも、苦情などを受け付ける部署があったりするので、こちらも”完全な片方向”とは言えないでしょう。

一方で、ライブ配信では、ライバーは、生(リアルタイム)で複数のリスナーとリアルタイムでコミュニケーションするのです。


①リスナー同士のトラブル


ライバー側は、スマホのカメラに向かって話しかける訳ですが、その時点で、複数のリスナーの方々がいるという事を認識してるのだと思います。

しかし、リスナー側はそうではありません。
リスナーは、憧れのライバーと2人でビデオチャットでもしている様な錯覚に陥ってしまうのです。
というか、”そう思いたい”と、自分に言い聞かせているかもしれません。

しかし、実はライバルとなる他のリスナーも、同じ時間にネット空間に存在する訳です。
そして、ライバルも自分が推しのライバーの”お気に”になりたいので、”投げ銭”などを頑張ったり、”ライバーが喜ぶようなコメント”をする訳です。
まぁ早い話、”自分と推しのデート気分”を邪魔される訳です。

健全にいっている間はまだいいのですが、よく聞くのが”リスナー同士”のトラブルです。

「自分だって推しの事を応援しているのに、あのリスナーの行為がムカつく!!」
といったようなジェラシーがきっかけで、リスナー同士のトラブルが発生する訳です。
ライバーには女性が多いのだと思われますが、とすると、リスナーには男性が多いでしょう。
女性には中々理解してもらえないのですが、”男同士の嫉妬”というのは、女性の嫉妬の様に、”ある種の可愛らしさ”...はありません。ただただえぐいです。

その結果、中の悪いリスナー同士が、ライブの会場で居合わせると、”口論になる””無視しあう”など、悪~い雰囲気が発生しますね。

あとは、本業であるところの実際の音楽ライブにおいても、
「あいつが来るなら、俺は行かない!」
とか、逆に
「あいつをライブに来させない様にしてくれ」
と、なんだかわざわざ推しに嫌われるような事を言ってくる様な人も出てきている様です。

まぁ、この問題は、シンガーさんが、別にライブ配信をしていなくても、リアルな現場でもお客様同士のトラブルは起きる事があるので、一概に原因をライブ配信のせいにも出来ませんが、SNS等で色々チェックしている限りは、ライブ配信も、その一因になっている事が多い様な感想をもっています。

ライバーは、リスナー同士のトラブルが起こらないように、細心の注意を払って頂いた方がいいと思いますね。


②ライバーとリスナーとのトラブル


ライブ配信をするシンガーさんが、さらにもっと気を付けなければならないのは、どちらかというと、この”自分自身(ライバー)とリスナーさんとのトラブル”でしょうかね。
どうかすると、命の危険...という話にもなりますのでね。

この続きは、次回お話出来たら…と思います。


ジャズにおける”推し”と”ファン”という事について、考えてみる④


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