音楽の樹 加藤ピアノ教室

音大卒業と同時に当地で教室を始めてピアノ教師歴47年になります。

エチオピア人捕虜

2014-01-14 21:11:00 | オペラ
四方津駅前ピアノ教室の加藤賀津美です。
年賀のご挨拶もしないうちに1月も半ばになってしまいました。
遅くなりましたが、本年もよろしくお願い致します。

趣味のオペラに、毎週立川まで通っています。
オペラ合唱団の「アイーダ公演」まで、2ヶ月程になりました。

アイーダはエジプトに捕らえられているエチオピアの王女です。
エジプトとエチオピアは戦かっていています。
サッカーの応援歌にもなった凱旋の合唱曲は、エジプト軍の勝利を祝う歌です。



凱旋のシーンでエチオピア人捕虜が広場に引き立てられてきた所の練習をしているところです。
赤丸の中が捕虜で、私はこの役です。
私と私のすぐ前が男役なので、立て膝して男らしく演技していますが、そう見えますか?

エジプトの将軍ラダメスが、私たちを自由にしてやってくれと王様に頼んでくれました。
しかし、司祭のランフィスが異議を唱えているので、助かるのか殺されるのか、仲間で心配しながら顔を見合わせています。

最も演技しがいのあるシーンです。
若い兵士の設定なので、相当実年齢より若者に見えなくてはいけません(笑
でも、遠い道のり飲まず食わず、鎖に繋がれどつかれて弱っています。
元気すぎてもいけないし、残虐なエチオピア兵士らしくなくてはいけないし、処刑されそうな場面なので命乞いもするし・・・毎回、考えながら演技を変えています。

弱った感じをやりすぎたら「加藤さん、年寄りを演じないで。」と演出家からダメ出しされちゃいました。
苦しさを表現していたら、年寄りの演技になったようでした。。。
この写真の時は、それよりはシャキっとしてみました。

交通事故での膝の骨折をかばいながらで、思うようにいかないところもあり残念です。