セレクトセール

税金問題で揺れる一口界を尻目に、個人馬主さんの世界は桁違いのバブル景気ですねえ。
６億円馬についてのコメントは控えますが、ＧＣの画面を見ながら気がついたことをいくつか：

①当たり前ですがセレクトセールに出場してくる仔馬は選りすぐり。
　平均的クラブ募集馬とはちょっとレベルが違うように思えます。
　とは言え、売れるのは社台グループ馬ばかりで他牧場馬は主取りが目立ちます。

②クラブ募集馬との比較で注目の１歳馬のセリ結果は、意外と高値で取引された馬が少なかった気がします。
　もちろん関口さんとかがお求めになったお馬は別ですが、
　そのような突出した価格のお馬を含めても初日の平均価格は３１百万円。
　牡馬平均が３５百万円。牝馬平均が１７百万円。
　一方、中間価格は２１百万円。牡馬が２４百万円。牝馬が１５百万円。
　これならクラブ募集馬と大差ありませんね。と言うより安いかもしれません。
　（数字は日本競走馬協会のＨＰから抜粋。以下同じ）

③２日目の当歳馬のセリ結果を見ると１歳馬より高額での取引が目立ちます。
　６億円馬と３億円馬が押し上げているのは事実ですが、平均価格は４３百万円。
　中間価格でも２８百万円。牡馬３３百万円。牝馬１８百万円と１歳馬を凌駕しています。
　やはりセリでは出涸らしの感（？）のある１歳馬よりも当歳馬が好まれるのでしょうか。
　当歳馬のほうが、成長して競走馬になったときの姿により近いと聞いたことがありますので、
　イメージしやすいのかもしれません。
　でも１歳馬も良い馬だらけに見えましたねえ。
　まあ、キングカメハメハとネオユニヴァースの初年度産駒が当歳馬人気を押し上げたのでしょう。
　（なお、３日目の平均価格は若干落ちたようです）

④クラブで出資している愛馬の下がセレクトセールに出てくると複雑な気持ちになります。
　出来の良いのはセレクトに。そうじゃないのは・・・。
　そんなことはないとは思いますが、最近の私の出資馬を眺めるとクラブ所縁の母系に偏っていますから、
　やっぱり気にしているのかもしれませんね。

以上。素人の部外者から見たセレクトセールでした。