３歩進んで２歩下がる

例年、ウチの２歳馬たちは凡そ出脚が遅いってのが定説ですが、今年はやけに順調でした。（もう過去形？）
１７頭中、１０頭がデビューして４頭が勝ち上がり、２頭が新馬戦２着は上出来です。

中でも、毎年、必ず何かトラブって新馬戦に間に合わないとか、１戦して長期休養とか、いろいろと気を揉ませる社台・サンデー馬ですが、今年は既に５頭中４頭がデビューして２頭が勝ち上がる上々の結果。
後に控えるキャロット軍団も好素質馬が多いと聞いたので、もしかすると今年はあの栄光の０３世代の再来かも～
と、内心ニタニタほくそ笑んでいたのですが・・・
（註：栄光の０３世代とは現６歳馬たち。ラッシュライフ、ナイトレセプション、インテレット、ブルーメンブラッドがクラシック路線に挑戦し、秋にはアロンダイト、カルナバリート、テューダーローズが活躍しました。ワインアドバイザーも未だコツコツと頑張っております）

まあ、しかし、物事はそう簡単には進みませんわな。
今週、出走予定だったサンデーのインテグラルヘッド。
追い切り後、挫石が判明。
熱感が取れないため出走を回避。
２週後の福島２歳Ｓへの出走に赤ランプが灯ってしまいました。

新馬戦２着のムーンライトシティ（社台）は、そのレースで軽いとはいえ骨折が判明して休養に。
バクシンオー産駒のこの２頭。
稼ぎ時にお休みはチト辛いですねぇ。

バクシンオーと言えば、もう１頭の勝ち上がり馬がグリーンのオレンジティアラ。
小倉２歳Ｓ３着も、その後に骨折が判明して休養中。
（なんだ・・・４勝と言っても、２頭が仕上がり早のバクシンオーでしたな）

社台・サンデーで１頭だけ未出走のドレスインブラックは、当初は最も進んだ組に居たのですが、関節内の剥離した軟骨片摘出手術を受けてからパッとせず、こんどはノド鳴りが判明してまた手術・・・
必ず１頭は出遅れちゃう仔がいるものです。

グリーンのトップダラーは、名前のとおり同期トップで早々に入厩したものの調教で骨折。
予後は順調で乗り始めを開始したと伝えられたら、昨日、セグチトレーニングへ移動。
脱北～♪と言っても、寒くなる北海道から動ける仔は本土へ移すだけのこと。
それはいいんだけど、おや？ すぐさま調教師が見に来て年内入厩を示唆？
それどころか、年内デビューも可能とか。
ダ、ダイジョブなのかあ？　また壊すなよ～ （言っちゃった）

噂の大物マイネルタイドは、デビュー２戦して４着、７着・・・
今日の臨時更新で、レース中の骨折が判明。全治６カ月。
朝日杯どころか、春シーズン終わっちゃいましたね。
まあ、７着敗退の原因が骨折だったとしたら、まだ見限れないとポジティヴシンキング。（痩せ我慢ともいいます）

３歳牡馬がほぼ全滅したキャロット軍団。
今年の２歳馬は７頭。すべて牡馬。
先陣を切って、サヴァランとアイビーフォールドがデビューしたものの・・・
まあ、まだまだ。大物はこれからよ。
ってんで、来週衝撃のデビュ～を予定していたインペルアルマーチでしたが・・・
あれま、山元へ逆戻りデス。
せっかく岩田を手配してたのになあ。
どうやら捻挫だそうですが、デカイだけに今後も脚もとの不安は付きまといそう。

カトちゃん預託の２頭。
中でもワタクシ第１希望で厚めに行ってるクラウソラス。
今週デビュー確定しましたけど、陣営からは景気の良い話は皆無・・・
ま、期待してれば福島デビューってことはないよね。
お稽古と実戦は別物とは言いますが、それはお稽古実戦のケースがほとんどで、その逆は・・・
まだゲート通っただけのヴァルガリスとは、評価にエライ差があるように思いますけど？
ま、あっちはアニキ以上と見込んでるそうですから、仕方ないのかもしれませんけどね～
ゲート通ったら放牧に。
デビューは年明け予定とか、大事に大事に育てていく青写真は良いのですが、可愛さ余って憎さ百倍にならぬことを願いますぜ。

結局、いまのところ期待どおりなのはローズキングダム。
もう１頭の勝ち上がり馬バイタルスタイル（ユニオン）は、来週の赤松賞次第ですが、これまでのレースぶりからどこまで・・・
まだどこかに隠れた逸材はいませんかあ？

はいな。一発大穴なら・・・フォルトシュリット
はあ？ 爪が薄くて落鉄ばかりしてる馬でしょ？
はい。ですから、エクイロックス装着に切り替えたそうですよ。 (それだけ？）