秋の牧場訪問（その３）

午後はノーザンＦから。　　　　　　　
ご案内頂くのは、いつも明るく楽しいＮさん。

プチノワール１４

ツアーの時より馬っぷりが更に良くなったような・・・♪
ちょっと硬めだった歩様も、この日は柔らかさが出ていました。
『いい馬だよね。人気になっただけのことはある』
「おまけに、左後一白♪」
『あ、それは関係ないね』　はあ？
『左後一白ってだけで走るんなら世話ないからねえ』
あれ？ いかにもＮさん好みの話を振ったのだけど、乗ってこないぞ、オカシイな・・・
ふ～ん、なんか過去に痛い目に遭ったのかな？

コンコルディア１４

いちばん進んだ組で乗っているとのこと。
夏に会ったときから変わらず順調に成長しているのが分かります。
「ワタクシ好みの産駒が多いのですが、タートルボウルについてどう思われます？」
『うん、この仔はその典型的な１頭と言えますが、馬体がしっかりしているので芝・ダート問わず、故障知らずでたくさん走ってくれるんじゃないでしょうかね』
「なるほど。あ、それとこの仔は右後一白ですね！」
『ささ、次、行きましょう』

ブルーメンブラット１４

カタログショッピングにつき、これが初対面。
あれ？ もうちょっとカッコヨカッタ気がするのですけど・・・
たぶん、少しバランスが崩れる時期にあたったのでしょう、歩いてもらうと特におかしなところはありませんでした。
募集カタログには『母そっくり』と書かれていましたが・・・
『似てますよ』
そうかなあ。
母はもっとキリッとしていたように思います。
まあ、これからですね。

サンクロア

元気が有り余っているので、外に出すとどこかに飛んで行きそう・・・との理由で、また厩舎内で拝見しました。
これまで４回会いに来ましたが、いちども外で見たことがありません。
『あは、ま、競馬場で思いっきり見れますよ』
もう骨瘤は治り、来月には入厩とのこと。
『予定より少し遅れましたが、馬体の成長が見込めたので結果ヨカッタと思います』（厩舎長）
例の話は持ち出さないつもりでいましたが・・・
『これは走るよ～。坂路でシルバーステートを煽っちゃったってんだからね』
「あれ？ Ｎさん、Ｈ主任はやっぱりシルバーの方がと言ってましたけど？」
『いや～そんなことありませんぜ。誰に聞いてもこいつはスゴイって持ち切りですよ！』
ホントかよ・・・？
そこへ馬主さんか会員さん数名の御一行が来られたので、挨拶するや否や、Ｎさん
『これはＧ１クラブの馬ですが、いや～走るよ～。なんたって、あのシルバーステート・・・（以下省略）』
へ～、そりゃスゴイですね。馬名は何ですかあ？ 持ってる会員さんは楽しみですねえ。
なんて声が上がる中、引率のＫさんがニヤニヤしていたのをワタクシは見逃しませんでしたぜ。
ま、何はともあれ、楽しみなお馬デス。

ステイウィズユー１４
　
シルクの検討馬その４．
５００㌔をはるかに超えるデカ馬ですが、ツアーで見た身のこなしの軽やかさに惹かれて再見。
兄ブラックバゴと造りは違うけど、ちょっと似かよった雰囲気を持つ牝馬。
「シンクリですけど・・・」
『いいじゃないですか、シンクリ。それに母父ステイも魅力だねえ』
デカイけど骨格はしっかり。動きが柔らかいので悪くないと思います。
『まあ、まだ残ってますから、これから乗り出してどんな動きを見せるか。ひと冬越してからでも遅くないでしょう』
てことで、ここはＮさんのアドバイスに素直に従うことにしました。

もう１頭、予定していたペンカナプリンセス１４。
この日に入厩とのことでしたが、ちょうどイヤリングから移動中につき、またの機会にとなりました。
Ｎさんとお別れして、最後の目的地、社台Ｆへ向かいます。　　　　　　

長くなったので　"to be continued. so, stay tuned"