一ヶ月ほど前だったろうか。Yahoo!のトピックスに、ペプシからキュウリ味のコーラが発売される、という記事が載っていた。その時は、発売されたら一口飲んでみたいなあと思ったのだった。
今日のとある授業前。例の男友達が、緑色の液体が入ったボトルを手にしていた。そう、キュウリ味のペプシコーラ。彼の友達が買ったけど、あまりにもまずいので彼にあげたらしい。好奇心をかきたてられる私。一口ちょーだい、と言いたいところだったけど、訳あってやめといた。
授業後、一緒に帰った際にコンビニに寄ってそれを買った。家に着いて、冷やしてから飲んだ。
まず、フタを開けた時に甘い匂いがした。どことなくキュウリっぽい匂い。そしてそれを透明なグラスに注ぐ。……毒々しい緑色が強調された。飲んでみる。ん?意外と普通。普通のコーラの味がしたので、コーラが緑であることが不思議な感じがした。微かにキュウリっぽいような味がしなくもなかった。
気になったのは飲んだ後。キュウリのような味が、舌に長いこと残ったのだった。
彼から一口もらわなかった訳。間接キスを意識されたら嫌だな、と思ったから。
どうもこれまで聞いた話を総合すると、私と同じくらい、話すことに対して劣等感を抱いているみたい。男子校出身で、友達も少なくて、たぶん女友達は私しかいないんじゃないだろうかっていう人。気は合うと思うし、話も合うなあとは思うんだけど、恋愛感情は別。
ただでさえ、恋とは限られた出会いの中から異性を意識するものだ。更に、出会いの範囲が極度に限定されていると、数少ない異性の内から恋愛対象を見つけて恋したような錯覚を起こしてしまうものだ、と私は思っている。
社交的で交際の範囲が広ければ多くの異性と接する。その中から恋人を選ぶことになるか、または異性を見る目を養うだけで誰とも付き合わないか。けれど、異性の知り合いが二人や三人の場合、その中で好きな人ができてしまう。好きにならないって場合もありうるけど、恋愛に興味がある人であれば、あまりにも限定的な出会いから好きな人を作ってしまうもの。私はそう思っている。
彼の場合、女の子の知り合い自体はいるのかもしれないけど、仲のいい人は私だけのようだ。だから、安易に好かれることを恐れている。これまでの経験からして、彼が私と接する時の言動は、私を異性として意識したものだと思う。
彼には、もっと積極性や社交性が欲しい。自分と同じく控えめなタイプだと、友達としては理解し合って付き合えるけど。彼の場合、住む世界をもう少し広げて欲しい。
私自身の世界が狭いから、新たな場所へ導いてくれる人が欲しいと思ってしまう。でも、他人に依拠する前にやれることもある。実は今週末、知らない世界への扉を一つ開くつもりだ。私のやりたいことは人との交流だということが、最近分かりかけてきている。
キュウリ味のコーラを飲みながら、他人との触れ合いについて考えた私だった。苦味の中に、甘みが増してきている、最近の私。
※少し修正(6月17日)
今日のとある授業前。例の男友達が、緑色の液体が入ったボトルを手にしていた。そう、キュウリ味のペプシコーラ。彼の友達が買ったけど、あまりにもまずいので彼にあげたらしい。好奇心をかきたてられる私。一口ちょーだい、と言いたいところだったけど、訳あってやめといた。
授業後、一緒に帰った際にコンビニに寄ってそれを買った。家に着いて、冷やしてから飲んだ。
まず、フタを開けた時に甘い匂いがした。どことなくキュウリっぽい匂い。そしてそれを透明なグラスに注ぐ。……毒々しい緑色が強調された。飲んでみる。ん?意外と普通。普通のコーラの味がしたので、コーラが緑であることが不思議な感じがした。微かにキュウリっぽいような味がしなくもなかった。
気になったのは飲んだ後。キュウリのような味が、舌に長いこと残ったのだった。
彼から一口もらわなかった訳。間接キスを意識されたら嫌だな、と思ったから。
どうもこれまで聞いた話を総合すると、私と同じくらい、話すことに対して劣等感を抱いているみたい。男子校出身で、友達も少なくて、たぶん女友達は私しかいないんじゃないだろうかっていう人。気は合うと思うし、話も合うなあとは思うんだけど、恋愛感情は別。
ただでさえ、恋とは限られた出会いの中から異性を意識するものだ。更に、出会いの範囲が極度に限定されていると、数少ない異性の内から恋愛対象を見つけて恋したような錯覚を起こしてしまうものだ、と私は思っている。
社交的で交際の範囲が広ければ多くの異性と接する。その中から恋人を選ぶことになるか、または異性を見る目を養うだけで誰とも付き合わないか。けれど、異性の知り合いが二人や三人の場合、その中で好きな人ができてしまう。好きにならないって場合もありうるけど、恋愛に興味がある人であれば、あまりにも限定的な出会いから好きな人を作ってしまうもの。私はそう思っている。
彼の場合、女の子の知り合い自体はいるのかもしれないけど、仲のいい人は私だけのようだ。だから、安易に好かれることを恐れている。これまでの経験からして、彼が私と接する時の言動は、私を異性として意識したものだと思う。
彼には、もっと積極性や社交性が欲しい。自分と同じく控えめなタイプだと、友達としては理解し合って付き合えるけど。彼の場合、住む世界をもう少し広げて欲しい。
私自身の世界が狭いから、新たな場所へ導いてくれる人が欲しいと思ってしまう。でも、他人に依拠する前にやれることもある。実は今週末、知らない世界への扉を一つ開くつもりだ。私のやりたいことは人との交流だということが、最近分かりかけてきている。
キュウリ味のコーラを飲みながら、他人との触れ合いについて考えた私だった。苦味の中に、甘みが増してきている、最近の私。
※少し修正(6月17日)