「夏の夕昏」

甘やかな期待は
数秒で打ち砕かれ
　　　　　　打ちひしがれ
未練残さず　髪切り払う

今のままじゃ　まだ足りない？
どれだけ強くなんなきゃいけないの

疑問符ばかり
だからと言って
薄っぺらい解決策は　要らないくせに

　　夕昏の空
　　暑さも時も　何も気にせず　見続けたのは　いつ以来だろう

いってしまった時間は　追わないで
演じてるなら　やめて

もうヒグラシが鳴いてて
夜虫の声も　秋に向かってる事に　どうか気付いて
(よむし)

 

 

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