〜以下、FBより転載〜
🏥💉…『少女・14歳の原爆体験記』(再)
米国が設けたABCC(原爆傷害調査委員会)の依頼で、
高校生まで検査に通った。
〉〉10代の少女が裸にふんどし姿で写真を撮られたり血液を抜かれたり。
まるで実験のモルモットだった。
悔しくて、家でわんわん泣いていた。
西谷:
橋爪さんが体験されたことですけどね…
被爆者亡くなりますよねえ、そうすると、ABCCが待機していて、
霊柩車からそっと死体を抜き出して、“内臓だけを取り出して返した”
…って書いてあるんですよ。
もうまさに犯罪じゃないですか! これはねえ…
そして、データを全てアメリカが持ち帰ったんですねえ。
●被爆者である橋爪文さんが書いた
『少女・14歳の原爆体験記』(高文研)より。
「私は広島の生き残りのひとりです。
〈中略〉 ここで、ひとつ触れたいことは『ABCC』についてです。
これは日本でもほとんど知らされていないことですが、
戦後広島に進駐してきたアメリカは、
すぐ に、死の街広島を一望のもとに見下ろす丘の上に
『原爆傷害調査委員会』(通称ABCC)を設置して
放射能の影響調査に乗り出しました。
そして地を這って生 きている私たち生存者を連行し、
私たちの身体からなけなしの血液を採り、
傷やケロイドの写真、成長期の子どもたちの乳房や体毛の発育状態、
また、被爆者が 死亡するとその臓器の摘出など、
さまざまな調査、記録を行ないました。
その際私たちは人間としてではなく、
単なる調査研究用の物体として扱われました。
治療は全く受けませんでした。
そればかりでなく、
アメリカはそれら調査、記録を独占するために、外部からの広島、長崎への入市を禁止し、国際的支援も妨害し、一切の原爆報道を禁止しました。
=日本政府もそれに協力しました=
こうして私たちは内外から隔離された状態の下で、
何の援護も受けず放置され、放射能被害の実験対象として
調査、監視、記録をされたのでした。
しかもそれは戦争が終わった後で行なわれた事実なのです。
私たちは焼け跡の草をむしり、雨水を飲んで飢えをしのぎ、
傷は自然治癒にまかせるほかありませんでした。
あれから50年以上…
『ABCC』は現在、日米共同の『放射線影響研究所』となっていますが、
私たちはいまも追跡調査をされています。
〜小出裕章ジャーナル第149回〜
↓約9分の音声リンクはこちら↓
西谷:
広島の山の上に原爆傷害調査委員会を立てた。これは後にABCCと呼ばれたということなんですが、この橋爪さんの体験によると、少年達・少女達はパンツまで脱がされて丸裸にされて、いろんな角度から写真を撮られたと。治療はしなかったということですが。
小出:
治療してしまっては目的が果たせないのです。
ABCCの仕事というのは、被爆者にどんな病気が出てくるかということを調べるのが彼らの仕事でした。そのためには被爆者に出てくる病気と被ばくをしなかった人に出てくる病気をずっと追跡して、どういう結果になるのかということを調べるしかなかったのです。
調べて、例えば被爆者に病気が出た時に、それを治療してしまってはもう研究自身ができなくなってしまうということですから、治療は一切しないということになっていました。基本的には白血病であるとかがんであるとか、その他の病気がどんなふうに被ばくをしなかった人と違って表れてくるかということをずっと調べ続けました。
西谷:
橋爪さんが体験されたことですけどね、被爆者亡くなりますよねえ、そうすると、ABCCが待機していて、霊柩車からそっと死体を抜き出して、内臓だけを取り出して返したって書いてあるんですよ。もうまさに犯罪じゃないですか。これはねえ。そして、データを全てアメリカが持ち帰ったんですねえ。
小出:
そうです。はい。
西谷:
ABCCは今、日米共同の放射線影響研究所、略称・放影研になった。放影研の資料ではですね、被爆者のことをサンプルとかいうふうに呼んでるらしかったんですけど。開いた口が塞がらんなと思うんですが。
小出:
医学というのは、そういうことをずっとやってきたわけですね。特に戦争中というのは、日本は731部隊というのを満州につくって中国の人達を散々実験道具にして、731の時には中国の人達、「丸太」と呼んだと。
西谷:
このABCCですね、これと、いわゆるIAEAですね、国際原子力機関についてのお伺いしたいのですが。ABCCはアメリカがつくった施設ですが、その今言ったようにデータも公表しなかったんですけど、それに対してIAEAはですね、1957年に設立された国連の機関ですよね? このコーナーでも取り上げましたが、この2つは結構つながっているのでしょうか?
小出:
組織としてはもちろん別の組織です。今、西谷さんがおっしゃって下さったように、ABCCは米軍の研究所ですし、IAEAはいわゆる国連の傘下にあるわけです。
ただ、IAEAの目的というのは、米国を含めたいわゆる核保有国というものが、平和利用ということを標榜しながら世界中に原子力をバラまいて金儲けをするということはひとつの目的ですし、バラまいてしまうと世界の他の国々は核兵器をつくるようになってしまうので、それをIAEAが監視してつくらせないというそういう2つの役割を持っていたのです。
西谷:
なるほど。原発だけで儲けたくて、核兵器をつくらせないようにする。
小出:
そうです。大変矛盾した役割なんですけれども、それはまあ言ってみれば米国を中心とした現在の世界を支配している人達が、支配を一層強めるためにつくった組織なわけです。ですから、まあ米国の思惑が色濃くIAEAには初めからあったし、今もあるということです。
西谷:
これ、小出先生にこの前も聞きましたが、要はアメリカは濃縮ウランが余っていたので、これで商売をしたかったというのもあるんでしょうねえ。
小出:
もちろんあります。核兵器用に、ウランを濃縮してたくさん保有してしまったのですけれども、それが余ってしまったし、濃縮工場というのをつくってしまったのですが、それを動かせばどんどんどんどん濃縮ウランができてきてしまって、それを海外に売りつけて金儲けをしようと、彼らは思ったのです。
=広島原爆の日に捧ぐ=
ーーーー
「優生学」を知らず、ほんとの世界史を学ぶこともなかった日本人は、
今も毎日のように搾取され続けている。
今も、惑千打って潤うのダレ?
コロナワクチンもデータ取ってますよね。
同じことヤられてます。