りょうちゃんの小笠原村議員日記

サーファーでありカヤッカーでありエコロジストである清水良一の議員活動の日記です。

新型コロナウイルスに思う事

2020-03-31 14:11:00 | 日記

今回の議会を一言でいうと新型オガペットコロナ議会と言える。

コロナウイルス対策とペット条例について全員協議会そして総務委員会で話会われた。

特にコロナウイルスについては議会の運営にも気を使い熱のある人は議場内に入れないこととしたり持ち合い室では空間殺菌力のある除湿器も設置した。

2月6日に新型コロナウイルス感染症に関する連絡会議が開かれおがさわら丸ドック明け2月7日から竹芝桟橋において乗船客全員に対して問診票の記入、体温測定を開始、

乗船者にマスクの配布がされた。その後村民に対してのマスク配布、村有施設の一般利用の中止、村主催行事の中止、村立小中学校の臨時休校が3/3~3/6まで実施された。

しかし村長の英断で3/9から小中学校は再開され卒業式も人数を減らしマスク着用で歌のないものだったが開催された。

とにかく自分が感染していそうだと思ったら保健所に相談し、いままで感染症の患者は搬送できなかったらしいけれど、自衛隊が搬送をしてくれることになった。

この島でコロナの検査はできないが、ドクターの判断でコロナ感染の疑いのある人は内地に搬送できることとなった。

今回のコロナウイルスで驚かされることは世界中に広がっていく速さだ。感染対策で言われることは「濃厚接触をさけろ」

だが逆を言えば世界の人達が濃厚に関係を持っているという事実にびっくりさせられる。

IT革命から加速度的に人類は一つの集団に変化している。そしてコロナ騒ぎの前に心配された中国とアメリカの貿易戦争や

イランとアメリカの関係悪化が問題にされていたが中国もイランもそしてアメリカすらも今はそれどころではなくなっている。

さらに地球温暖化対策を話し合うCOP25でグレタさんがあんなに怒りながら世界のリーダーに具体的な行動を迫っていたけれど

小さなウイルス、コロナが人類の経済活動に急ブレーキをかけ一気に温暖化ガス抑制に貢献している。

感染を広げないための三つの密の一つ喚起の悪い密閉空間はダメということは、暖房や冷房をした部屋はダメとなるとエネルギー使用量はかなり減らすことができる。

人類共通の敵コロナの出現で人類は大きく変化するチャンスをいただいたようだ。

 

通常マスメディアは一般人の死についての報道をすることはない。特別に珍しい以外は、しかし今コロナウイルスで亡くなった人については毎日何人死にましたと報道してくれる。

厚生省の発表によると年間、平均、日本では130万人の人が亡くなっていて、そのうち75歳以上の人が100万人近く亡くなるそうだ。

一日平均にすると3561人うち75歳以上の人が2700人多くはガンや心疾患で亡くなるそうだが肺炎でも一日平均300人以上の人がなくなっているそうだ。

現在日本で1か月程度の感染者が2000人死亡者が60人程度人口比で感染者は0.0017%最も感染率の高いイタリアでも0.17%この計算で小笠原のことを考えると

日本の数字では感染者は0.0425人イタリアなみになったとしても4.25人、重傷になる率が20%と考えると小笠原で入院の必要な方は0.85人となる。

 

計算上の予測で実際はどうなるかわからないが、現在人工呼吸器が父島に2機あるそうだが十分対応できそうな気がする。そしてまだ小笠原でコロナにかかる確率はかなり低いように思える。

しかし一番の問題は医療従事者や老人ホームなどの介護者が感染してしまうことだろう。さらに感染症の患者は普通の病院に入院できない。

感染症指定医療機関は特定、第一種、第2種に分かれていて日本は特定が10床、第一種が103床、第2種が5696床となっている。

中国の浙江省では1255人の感染者を出したが死亡者はわずか1人にとどまっている。

同省で重症患者を中心に受け入れてきた浙江大学医学院付属第一医院はそのノウハウを日本語でも無償公開している。

そのレポートを少し読んでみたが、ようするにコロナ弱者(老人や他の病気を持っている人)に感染症の患者を近づけてはダメ、そして医療関係者が感染してもダメということになる。

ようするに感染症の患者を一般の病院に行かせてはダメなわけだがイタリアはそれができなかったのだろう。

もし日本がイタリアの状態になると医療崩壊も考えられる。

小笠原でも診療所に感染の疑いのある人を近づけない施策が必要だ。

 

いづれにしても、人類共通の敵コロナとの付き合いは長期戦になるだろう。

コロナの側からみると人間はもっとも重要な生き物で絶滅させないように致死率を抑えながら子供は殺さず共に反映しようと思っているのかも。

とにかく小笠原でもすでにコロナウイルスがいるものだと思って、手洗いうがい、健康管理、三つの密を避けて暮らした方がよさそうだ。

人が集うときは喚起の良いビーチや自然の中で、スポーツは個人でできるものをジョギング、サーフィン、海での水泳、山登りなど問題なさそうだ。

もし小笠原にコロナウイルスが発生しなかったらやっぱりここは世界の楽園になれるかも!

 

 

 

 


令和2年第1回定例会一般質問 ふるさと納税について 地球温暖化対策実行計画について 

2020-03-30 13:34:31 | 日記

議会だよりの一般質問の要約を作ってみたけれど今回内容が詰まりすぎていて要約するのが難しい!

要約したものを添付してみるけれどさらにこれを半分にしなければならないそうです。

 

ふるさと納税について

①ふるさとチョイス、ふるさと感謝券9月定例会以降の進捗状況?

財政課長①ふるさとチョイスについては3月1日から利用可能、ふるさと感謝券は村内の宿泊ガイド飲食店小売店での利用を想定し納税額の30%を紙面型と電子マネー型で4月からの利用に向けた準備を進めている。また来島された方も寄付ができるように父母両観光協会を収納代行事業者に指定した。

②この事業の村内事業者への周知と、寄付者への宣伝広告は?

②村内事業者向けの説明会を父母で開催16事業者が参加、取扱店シール、ポスター、ウェブサイト、SNS、本土でのイベント等により広告宣伝、周知を行う。

③ふるさと感謝券は寄付者に小笠原へ来ていただくという素晴らしい企画だがコロナウイルスの影響により観光客が来たくても来られない状況が長期化する恐れもある。返礼品として農産物水産物の使用の検討。

産業観光課長③返礼品は村内の特産品、農水産物で今後拡充、関係団体と相談の上検討。

④寄付金の使い道として魅力的なストーリー作りガバメントクラウドファンディングの導入

財政課長④これについてはまだ考えていない。

小笠原村地球温暖化対策実行計画の進捗状況及び気候非常事態宣言について

①2008年より地球温暖化対策や自然エネルギーへの転換を計画してきたが自然エネルギー導入率は、2.4%程度とほとんど変わっていない。新しい計画での進捗状況は?

環境課長①年間使用量十万kwhの村施設は9か所村の電気使用量の65%を占めている。平成30年度までの3年間の推移はほぼ横ばい。

②各主要村施設、平成28年以降の取り組み、各職員への節電意欲向上のための施策を担当課長にお聞きする。

②医療課長 効率の良い空調機に更新、職員のできることから、太陽光発電設備の保守管理。建設水道課長 クリーンセンターにおいては最新の省エネ型機器の選定を検討。将来的にはゴミ焼却ゼロを目標に父島リレーセンターの設立と広域リサイクル等の検討。

村民課長 地域福祉センター クーラーの設定温度は27度、LEDへの切り替えを行っている。 建設水道課副参事 浄水場およびし尿処理場 最新省エネ型機器の選定、LED化

総務課長 情報センター 令和3年度に太陽光発電設備を整備。庁舎 LED化を進める。

教育課長 空調設定温度使用時間は各校の状況において対応 教育長 地球温暖化等の環境教育はそれぞれのカリキュラムの中で行っている。

③実行計画の今後の運用と予算は?

③環境課長 村役場庁舎照明交換LED化1000万円計上太陽光パネル不良個所の交換340万円 

④職員、村民、都、国に危機意識を持ってもらうために「気候非常事態宣言」を行っては?

④村長 私たちは持続可能な村つくりを目指している。気候非常事態宣言については今後勉強していく。


議員視察(硫黄島他)

2020-03-26 22:15:00 | 日記

2/9

冬の議員視察出発。

内地では中国武漢から始まったコロナウィルスの話題で持ちきりだ。

お客でやって来た、中国人の孫さん曰く今東京は1月の武漢と一緒だからできれば来ないほうがいいとアドバイスをくれた。

今回の8人の議員に課せられた1番のミッションは、8人全員が感染症にかからず無事小笠原へ帰ってくることだろう。

2/10

冬の低気圧でかなり揺れたおがさわら丸、定刻から1時間半の遅れで16:30竹芝到着。

小笠原と東京連絡事務所をテレビ会議で繋ぎ、JAの金融と母島郵便局の議員説明会は中止となった。

2/11

明日の硫黄島視察のため厚木基地の近く大和にあるホテル東横インへ。

夜一緒に行く北関東防衛局の方達と懇親会。地方協力局に移動となった関さんがわざわざやって来てくれた。IT化の中で自衛隊も大きく変わって来ているそうでサイバー空間や宇宙空間での防衛等、必要な人材も大きく変わって来ている。ゲーム好きのオタク的な人が未来の自衛官のイメージになりそうだ。と言っていた。 

今回同行

2/12

朝6:30集合厚木基地へ米軍と共用で使っているこの基地は入るのに最も厳しい基地の一つだ。そして中に入るとゴルフ場があったり看板が英語だったりして日本の基地とは違いアメリカっぽい雰囲気になっている。前回2018年の冬に行った時はここでC130Rの故障により5時間以上足止めを食った場所だったが今回は、あっさり飛ぶ事ができた。

2時間半のフライトを終え無事硫黄島に着いた。



海自空自の司令に表敬訪問1~2年の任期のため毎回新しい司令になっている。

前回も泊まった米軍が所有している宿舎に移動し、内地で買って来た昼食を食べる。

天山慰霊碑 

  厚生省が作った戦没者の慰霊碑、

慰霊碑の先1250キロに本土がある様に作られているそうです。

この日は遺骨引き渡し式のためのセレモニーが準備されていた。

左側にあるのは納骨堂で既に見つけてあるもの7柱と今回見つかった4柱を合わせて11柱が収められている様だ。柱というのは神様を数える単位だそうだ。




西大佐の碑 

 1932年オリンピック ロサンゼルス大会において馬術で金メダルを取った軍人 西竹一氏愛称バロン西  はこの東海岸付近で戦死したそうです。

未だ馬術で金メダルを取った選手は西氏一人だそうです。

西大佐はアメリカにも人気があったそうです。

国と国の争そいを2度と繰り返さない様に祈って来ました。


情報本部アンテナ地区

新たに完成した施設、防衛上重要な施設らしい。


海兵隊壁画 



米軍が掘ったもの

クリントイーストウッドが硫黄島の戦いをテーマに作った二つの映画の一つ「父親達の星条旗」で見た方もいるだろうシーンがこれ、この人達を英雄にしてさらに戦争を続けさせるプロパガンダに使われたもの、このおかげで硫黄島は日本人よりアメリカ人の方が知っている場所になった。

岩が柔らかいのでここに来た方が記念にいろんな図案を岩に掘っていた。 

遺骨収集事業現場

この壁画の北側の海の方で遺骨収集が行われた。

冬型の気圧配置で北側の海には綺麗なうねりが入っていた。 





平和祈念会館

 村が作った宿泊施設

一般島民が帰島できるための大きな一歩 






平和祈念墓地公園

村が作った公園

返還50周年のおがさわら丸での墓参のために改修が行われ綺麗になっていた。

しかし2年連続墓参ができず。今年なんとかここで式典ができることを願う。 





カマドにも使えるベンチ、是非釜で使ってみたい。

15歳以上の島民男子は徴用で島に残った。
硫黄島島民戦没者の名前が書かれた碑


釜岩LCAC訓練場所、仮設桟橋 



兎に角どんどん隆起している 

これが水陸両用LCAC米軍の払い下げだそうで整備はかなり大変だそうだ。

港がなくても、これでダンプもユンボも運んで来れる優れもの



鎮魂の丘 







東京都作った施設

建築家相田武文氏の設計でこの丘を緑と花の豊かな聖域にしたいという思いで鎮魂と平和祈念を水と花で現そうと作られたそうです。

こう言った平和を祈る素敵な場所が硫黄島にはたくさんあるのに一般の人はここに来る事が出来ないのは人類の平和がまだ道半ばだと思うのです。


2/13

摺鉢山



米軍関係者は必ずここへやって来る。

星条旗が建てられた場所

1945年2月19日この場所にアメリカ軍が上陸し、日米合わせて28000人の人が亡くなった戦いの始まりの場所。

水平砲台







南観音山



再会の碑

米軍が硫黄島に上陸して40年の昭和60年2月19日に日米共同行事が実施され両面に文が刻まれた記念碑が建てられた。山側には日本文海側には英文が刻まれている。毎年3月にこの地で日米合同慰霊祭が行われている。しかし今年はコロナウイルスの影響で中止となった。




資料館

自衛隊基地の資料館に子供の写真があった。こんなにたくさんの子供が硫黄島に住んでいたことに驚かされる。