今回の議会を一言でいうと新型オガペットコロナ議会と言える。
コロナウイルス対策とペット条例について全員協議会そして総務委員会で話会われた。
特にコロナウイルスについては議会の運営にも気を使い熱のある人は議場内に入れないこととしたり持ち合い室では空間殺菌力のある除湿器も設置した。
2月6日に新型コロナウイルス感染症に関する連絡会議が開かれおがさわら丸ドック明け2月7日から竹芝桟橋において乗船客全員に対して問診票の記入、体温測定を開始、
乗船者にマスクの配布がされた。その後村民に対してのマスク配布、村有施設の一般利用の中止、村主催行事の中止、村立小中学校の臨時休校が3/3~3/6まで実施された。
しかし村長の英断で3/9から小中学校は再開され卒業式も人数を減らしマスク着用で歌のないものだったが開催された。
とにかく自分が感染していそうだと思ったら保健所に相談し、いままで感染症の患者は搬送できなかったらしいけれど、自衛隊が搬送をしてくれることになった。
この島でコロナの検査はできないが、ドクターの判断でコロナ感染の疑いのある人は内地に搬送できることとなった。
今回のコロナウイルスで驚かされることは世界中に広がっていく速さだ。感染対策で言われることは「濃厚接触をさけろ」
だが逆を言えば世界の人達が濃厚に関係を持っているという事実にびっくりさせられる。
IT革命から加速度的に人類は一つの集団に変化している。そしてコロナ騒ぎの前に心配された中国とアメリカの貿易戦争や
イランとアメリカの関係悪化が問題にされていたが中国もイランもそしてアメリカすらも今はそれどころではなくなっている。
さらに地球温暖化対策を話し合うCOP25でグレタさんがあんなに怒りながら世界のリーダーに具体的な行動を迫っていたけれど
小さなウイルス、コロナが人類の経済活動に急ブレーキをかけ一気に温暖化ガス抑制に貢献している。
感染を広げないための三つの密の一つ喚起の悪い密閉空間はダメということは、暖房や冷房をした部屋はダメとなるとエネルギー使用量はかなり減らすことができる。
人類共通の敵コロナの出現で人類は大きく変化するチャンスをいただいたようだ。
通常マスメディアは一般人の死についての報道をすることはない。特別に珍しい以外は、しかし今コロナウイルスで亡くなった人については毎日何人死にましたと報道してくれる。
厚生省の発表によると年間、平均、日本では130万人の人が亡くなっていて、そのうち75歳以上の人が100万人近く亡くなるそうだ。
一日平均にすると3561人うち75歳以上の人が2700人多くはガンや心疾患で亡くなるそうだが肺炎でも一日平均300人以上の人がなくなっているそうだ。
現在日本で1か月程度の感染者が2000人死亡者が60人程度人口比で感染者は0.0017%最も感染率の高いイタリアでも0.17%この計算で小笠原のことを考えると
日本の数字では感染者は0.0425人イタリアなみになったとしても4.25人、重傷になる率が20%と考えると小笠原で入院の必要な方は0.85人となる。
計算上の予測で実際はどうなるかわからないが、現在人工呼吸器が父島に2機あるそうだが十分対応できそうな気がする。そしてまだ小笠原でコロナにかかる確率はかなり低いように思える。
しかし一番の問題は医療従事者や老人ホームなどの介護者が感染してしまうことだろう。さらに感染症の患者は普通の病院に入院できない。
感染症指定医療機関は特定、第一種、第2種に分かれていて日本は特定が10床、第一種が103床、第2種が5696床となっている。
中国の浙江省では1255人の感染者を出したが死亡者はわずか1人にとどまっている。
同省で重症患者を中心に受け入れてきた浙江大学医学院付属第一医院はそのノウハウを日本語でも無償公開している。
そのレポートを少し読んでみたが、ようするにコロナ弱者(老人や他の病気を持っている人)に感染症の患者を近づけてはダメ、そして医療関係者が感染してもダメということになる。
ようするに感染症の患者を一般の病院に行かせてはダメなわけだがイタリアはそれができなかったのだろう。
もし日本がイタリアの状態になると医療崩壊も考えられる。
小笠原でも診療所に感染の疑いのある人を近づけない施策が必要だ。
いづれにしても、人類共通の敵コロナとの付き合いは長期戦になるだろう。
コロナの側からみると人間はもっとも重要な生き物で絶滅させないように致死率を抑えながら子供は殺さず共に反映しようと思っているのかも。
とにかく小笠原でもすでにコロナウイルスがいるものだと思って、手洗いうがい、健康管理、三つの密を避けて暮らした方がよさそうだ。
人が集うときは喚起の良いビーチや自然の中で、スポーツは個人でできるものをジョギング、サーフィン、海での水泳、山登りなど問題なさそうだ。
もし小笠原にコロナウイルスが発生しなかったらやっぱりここは世界の楽園になれるかも!