風に語りて

日頃のよしなしごとをグダグダな調子で書き散らしてみたりするページ

雨で連想

2008年05月30日 23時18分55秒 | 感じたままをぐだぐだ書く
 雨ですよ。
 明日も雨かなあ、なんて思っているのですが、なんとなく記事をみていたら目に留まり
ました。

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 昨年9月に富士スピードウェイ(FSW、静岡県)で開催されたF1日本GPが運営上
のミスで十分に観戦できなかったとされる問題で、被害を訴える観客が24日、東京都内
で原告団決起集会を開き、FSWに慰謝料などを求める訴えを、6月中旬に東京地裁に起
こすことを決めた。原告は約130人で、請求総額はチケット代返還も含め4000万円
近くになる見込み。

 原告団は、FSWには観客がレースを十分に観戦できるよう配慮する義務があったと指
摘。会場周辺の渋滞でシャトルバスが時間通りにFSWに到着せず、レース前半を見るこ
とができなかったほか、帰りも長い間待たされ、精神的苦痛を受けたと主張している。

 FSWはレース後、一部ミスを認めて、観客54人にチケット代を返還している。
(5月25日 産経新聞)
 -----(ここまで)-----

 F1を暫く見ていないなあなんて思っていたところでこの記事が。
 具体的にどう「精神的苦痛」だったのだろうかということで、この記事関連記事もあっ
たのでそれを辿ってみました。

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界最高峰の自動車レース「F1」が開かれた名門サーキット富士スピードウェイ(静岡県
小山町、1周=4.563キロ)で30日、30年ぶりとなる「日本グランプリ(GP)
」の決勝レースが行われた。レースは、ルイス・ハミルトン選手(イギリス、マクラーレ
ン)が今季4勝目を挙げ、年間王者に王手をかけたが、2位のフェルナンド・アロンソ選
手(スペイン、同)はクラッシュする波乱も。さらには、仮設スタンドから一部のコース
が見えず、払い戻しをする事態も発生、悪天候やアクセスの混乱など課題も浮き彫りにな
った日本GP。現場に行って来た。【西村綾乃】

 予選が行われた9月29日から、悪天候が続き、決勝でも、セーフティーカーが先導す
る中でレースがスタート。マシンが水しぶきで消えてしまうほどの悪条件でクラッシュや
スピンが相次ぎ、22台中7台がレース途中で姿を消した。

 しかし、最大の波乱は、メーン直線の最終部分にある常設席上に作られた仮設スタンド
「指定席C」だった。観客から「勾配(こうばい)がゆる過ぎ、手前側を走る車が見えな
い」との苦情が寄せられ、同スピードウェイでは自由席との差額分5万円を払い戻すこと
決めるという事態となった。

 さらに、指定席と自由席の区別もはっきりせず、仮設トイレも共用で数カ所しか設置さ
れず、常に大渋滞。ヘアピン・130R方面に抜ける地下道が閉鎖され、通常10分程度
で行けるところも30分以上かかり、場内に一つだけのレストランも一般客は使用できず
、多くの客は、雨の中売店の軒先で、800円もする焼きそばなどを立ち食いという状態
だった。

 もう一つの問題はアクセスだ。渋滞緩和のため、サーキットへの一般車両を制限し、場
外駐車場からシャトルバスが運行されたが、予選日には、シャトルバスの通路(サーキッ
ト内)が陥没して4時間半運行できず、2万人に影響した。決勝当日も、レースが終わっ
てからはバス待ちの列が延々と続き、比較的早めに並んだ私も3時間以上待たされた。列
の中では、「何時にバスに乗れるのか」「帰れなかった場合はどうする」などと係員に詰
め寄る客もいた。

 地元小山町も、「F1開催の町 おやま」というのぼりが立てられていたたものの、一
般客はほとんどシャトルバスで駐車場や駅などに運ばれるため、ほとんど素通りで、鈴鹿
サーキットの地元・三重県鈴鹿市に比べて盛り上がりもいま一つ。雨にぬれたのぼりが寂
しげで、「鈴鹿での開催に戻して欲しい」というファンの声も上がっていた。

 富士スピードウェイは66年に開設され、市販車改造レース「スーパーGT」や日本最
高峰の自動車レース「フォーミュラ・ニッポン」などが開かれ、数々の伝説を生んだ名門
サーキット。来年も日本GPが開かれ、その後は鈴鹿と交互開催となる。世界有数の長さ
1.5キロの直線をF1マシンが爆走する迫力のレースをじっくりと楽しめる体制をぜひ
作って欲しいものだ。
(毎日jp 2007年10月1日)
-----(ここまで)-----

 ・・・10月の雨は冷たいですよ、多分。それで早めに並んで3時間半ですかあ。なか
なか出来る芸当じゃあありません(苦笑)。ファンもがっかりなら町に何かいい影響があ
るかも、なんて思った地元もがっかり。F1関係者はまぁ、開催地を鈴鹿から富士に引っ
張ってきたということで鼻高々だったろうけれども、結局観に来る一般のお客さんあって
のものじゃないのかなあなんて思うのですが、どうなんでしょうね。このままだと混乱す
る、なんて意識がどのレベルならあったのかなーなんて思ってしまいます。

 でも。
 鈴鹿ももてぎもこれぐらい大きな記事になるような混乱って見たことないですから、い
くら準備不足とはいっても・・・とも。

 しかし、確か改修に200億円かかったという話でしたっけ。さらに買収費用が約50
億円。チケット代が、最高約70,000円の席が全部に渡るとして、15万人入るとす
ると、最大106億円。
 ・・・だけ、か(3日通し券のみの販売)。

 スポンサーは・・・あれって興行主に入るということであれば、基本的にはチケットの
み。当然、チケットは高いものから安いもの(自由席約10,000円)まであるので、
平均して算出すると約60億円。

 ・・・シャトルバス代って、ココから差し引くんですよね。3日間でどれぐらい出るん
だろ。
 それから販売ルートは独自ではなくてJTBですから、そこにも幾分かのオカネが出ま
すよね。
 
 あとは、コースの維持管理とか必要経費がありますよね。

 別の記事では14万人入っても赤字、なんてこともあります。2007年度は11万人
だったそうで。

 と、考えると。仮に14万人で収支ゼロとしたら。55億円ぐらい、1回でかかるとい
うことになるわけで。え、ちょっと待ってくださいよ。

 開催だけでコレ!?本当に!?

 いやまあ、他のレース収入もあるんでしょうけれども・・・。
 250億円のモトって本当にちゃんと取れるのかな。天下のトヨタ様だからそれぐらい
は関係ないのかな?

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