昨日の話題になってしまいましたが…

赤塚不二夫さんがお亡くなりになり、告別式でタモリさんが弔辞を読まれる
ことになりましたね。彼は赤塚氏に才能を見出された１人です。そんな彼が
どんな言葉を赤塚氏に贈るのか。単に興味があってネットで検索してみると
弔辞の全文があちこちに掲載されていました。けっこう長そうだったので、
プリントアウトしてじっくりと読んでみました。

不覚にもホロリとしてしまいました。本当にいい弔辞だったからです。弔辞
というよりも赤塚氏にご自分で書いた作文を読んで聞かせてあげていらっし
ゃるような感じでした。格式ばったり、奇をてらったりすることのない素直な
タモリさん自身の本当に心からの言葉。だからこそ心を打たれました。

タモリさんは弔辞を読まれた後に、すぐに生放送のスタジオへ向かったそう
です。因果なご商売です。こんな時くらい、ゆっくりと故人の死を悼みたか
ったのではないでしょうか。でも彼はプロです。肉親の死さえも芸事のため
なら後回しにするような厳しい世界に生きています。この後の番組も何も
無かったかのように普通にこなしていらしゃいました。その姿が余計に私の
涙を誘いました。そしてそんな姿を見て彼を尊敬しました。きっとそうしな
ければ赤塚氏にも怒られていたんじゃないかなあ。彼もきっと自分が見出し
て肉親以上の関係になったタモリさんの立派な姿を見て喜んでいるのではな
いかと思います。

最後に、タモリさんお疲れ様でした。いい弔辞をありがとうございました。

赤塚さん、６年間にわたる長い闘病生活と充実した人生、お疲れ様でした。
どうぞ安らかにお眠りください。

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