Sweet pea

何気ない日々・・・だけど毎日が発見
そんな日々の出来事をゆるゆると

「無人島のふたり」と母の逝き方

2024-01-06 | 読書
昨日は亡くなった母の誕生日
生きていたら102歳
どんなお婆さんになってたでしょう?
 
年明けから読み始めた本
 
 
2021年の10月に58歳で亡くなられた
山本文緒さんの亡くなる直前まで
綴られた日記です
 
年は違えど癌の告知を受けて亡くなるまでの
生き方が母と似ているような気がして
一気に読みました
 
母は余命3〜4ヶ月と言われ
なんの治療をすることもなく
緩和ケア病棟で穏やかな終末期の日々を
送り、告知から半年を生きました
 
この本は、もしも私が癌で余命宣告を
受けたなら、こういう生活をしたいと
思わせてくれる一冊でした
 
今まで母の逝き方が理想だと思っていました
そのことに変わりはないけれど
側にいた家族として
もう少し母の気持ちに寄り添うことが
できたのではないか?と・・・
 
母は何一つ不満を漏らすことも
辛さを訴えることもなかったから
気づいてあげられないことが
沢山あったのだろうと
今更ながらに思います
 
もしかして、いつか自分や家族に
こういう事態が起こった時に
何かしらの指針になりそうな
そんな本でした
 
 
 
コメント (10)
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