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Country Home on the Hill

田舎暮らし・バーニング作品の紹介

9日間行方不明だった。

2015年01月08日 | 日記

もう過ぎた話だが去年の12月23日(まだひとつき過ぎていないけど)、一番若いメスのビーグルを連れて裏山に行った。

イノシシが猛進してきた日からこの仔だけは山に入れていなかった、11月にもこの仔だけ山に連れて行ったときも夕方になっても

家に戻ってこなかったので(実際、3日目にもどってきた)山の深い仔だと思ってはいた、山が深いってことは要するに遊び好きだってこと。

12月23日も午前10時ころに山に入れた、上に駆け上がっていく姿がちらっと見えたがそれから先は足元に来ない、2時間くらいあちこち

回ったけど鈴音も聞こえない、「またか」って思ったが的中した、夕方になっても帰ってこない、夜の天気予報ではしばらくは雨が降るという

予報はなかったので「まぁこの間のこともあるし、明日は帰ってくるかも、天気も続きそうだし」。

3日目が暮れた、「ちょっとまずいぞ、路を外したか」、翌朝早く山に親犬だけつれて入った、ウサギでも見つけて追跡させれば声を

聞きつけて出てくる可能性はある、しかし、肝心のウサギがいない、イノシシがそこらじゅう掘り返しているからウサギも追い散らされる、

とりあえず山裾を東側と西側を歩き回って人間の匂い付けして山から降りた、車で北側の林道を走ったが見当たらない、

山掃除している親父にも聞いたがこの2,3日犬は見かけないと言う、「まだ山にいるんだ」どうしょうもない。

5日経ち、6日めにもう一度山裾を歩き回って匂い付け、7日目も帰ってこない、こりゃあもうだめか、

家内からもう一度山を見てきてって言われたので「毎日行ってもしょうがないんだよ」「怪我して近くまで来ているかも知れないがねぇ」

まぁ行くだけ行くか、8日目も帰らない、明日は大晦日、天気も下り坂、寒波が下りてきているから食っていなければ山ではもたんぞ。

9日目、強風、スゲー寒い、1月1日には家内の親戚が集まる正月会が毎年ある、イノシシとシカとシカのレバーを燻製にしてって

家内にオーダーされていたので寒い中、燻製開始、午前10時ころから夕方4時まで燻した。

日暮れになって一段と寒くなった、もう終わりにしようって思っていたら家内が「お父さん、犬が離れてるよ」

「離してないよー」一瞬えーっと思って走っていったら「モカが帰ってきたー」。

ガリガリだったが怪我もない、ダニをたくさんくっつけて猫の餌を食ってる、たまたまシカ肉を犬用に煮ていたので

そのスープをドッグフードにかけて食べさせた、一度に沢山やると良くないだろうからね、それとシカ肉はすごく元気がでるからね。

9日間もこんな小さな体でよくがんばったものだ、なんだか大人のような顔つきになった・・ような気がした。

大晦日の晩、美味しいお酒が飲めたのはいうまでもない。

結局、燻製の時、強風が吹いて、肉の燻される良い匂いが裏山中に広がった、その匂いの元を

たどってきたとしか思えないんだ。

 モカ


一触即発でした。

2014年12月10日 | 日記

ビーグルを訓練するのが好きで飼っている、狩猟は昔やっていたが今はやっていない。

狩猟の時期になると免許を持ってる友人が一緒に行こうと誘ってくるので犬の訓練をかねて

実猟に犬を連れて行く、ウサギ狩だ。うちの犬で獲ったら肉を持って帰る。

今年も猟期が始まってから2回山に入ったがまだ下草が枯れていないので犬が追跡するウサギの

視認がむつかしいから1羽しか獲れていない、犬はよく追跡してくれるのだけどね。

猟期であることを知ってるのかオイラが帽子をかぶって雨靴を履くと山にいけると思うのか騒ぎ出す、

庭仕事をやるのでも同じ格好をするからね。

ここ1週間ほど山に連れて行っていなかったので顔を見るとクウクウ泣き出す、終いにはキャンキャン言う、

わかったよ今日は山に行こう・・で午前10時になって裏山へ連れて行った、ダグ、ナツ、リッキー。

いつもウサギが出てくる(夜中に餌を食べに)場所でも匂いが無い、奥へ向かう、奥といっても

我が家から直線で200mくらい、古い墓地を過ぎてトロトロ下ると大きな裏山の上り口になる。

雑木林の入り口が掘り返されている、新しい猪の出跡だ、いつものことなので先に進んだ。

犬たちはオイラより遅れて後ろの沢あたりをリンリンと鈴音をさせてウサギの匂いを探っていたが

ここにも夜に出ていない、オイラは山道を上に進んだ、50mほど行くと上まで見通しの良い雑木林の下の

杉山に出る、この境にある座るにちょうど良い岩があってそこでいつも一服するのだ。

もうすこしってところで上のほうですごい声がした、なにか動物の死体でも見つけて犬が喧嘩をはじめたかと

思った瞬間に「ブギャーーッ」・・・猪だ、めずらしい、こんなところに居たのか。いつもは山頂付近にいるようだけど。

ほんの数秒、犬たちがすごい勢いで駆け下りてきた、オイラは隣町まで聞こえるような大声で「オラァー」と

叫んで立ち止まった、普通なら逃げるはずだ、何回か山で猪を見ているが大体逃げ足状態なのだ、

しかし、今日は違う、同じ場所で威嚇のうなり声を出してる、70か80mくらい上なのだが姿は見えない、

いる場所は判っている、裏山はフクロウの巣の場所まで知り尽くしているから威嚇している場所は

「あああそこだな」って判っている、大木が風で倒れて上空が何も無くなってその場所につる草が屋根のように

かぶさっている場所だ、近くでも中は見えにくい。

いつか接触するだろうと思って1.5mくらいの樫の棒の先に鉄製の鉤をつけたものを持ち歩いている、

まぁ何とか役立つだろうと思ってのことだ。

威嚇の声は続いていて犬たちはオイラの後ろで警戒している、もう少し上に行ってみよう、

向かってくる可能性は低いはずだ、大声を出しながら近ずいた、ろくに足音も立てずに出てきた、横に出たのだ。

オイラの上方、30か40mか出てきて威嚇、睨みつけている、驚いたもう1頭出てきた、さらに驚いたのは

瓜坊を連れていた、10匹かそれ以上か猫ほどのチビたちだ、どうりで逃げないはずだ、子連れだ。

これはまずいな、向かってくるぞ、オイラも100kgを超えた大男で怖いものなしだが何せ64歳、最近は動きが鈍い、

ともかく逃げられんなと感じた時、猪は下りてきた、まっすぐ向かってくるなと思う時間もなかったあっという間に

赤い口と白い目が向かってきた、鉤棒でたたいたら折れると直感した。

尖ったほうを先頭の猪に向けて「オラァー」と雄叫びをあげて一歩踏み込んだ、不思議だ、

この時に怖さはなかった、叫んで踏み出したら猪が急ブレーキ、目前で止まった、一瞬振り返って

「コノーヤロウ」って横顔をしていた。

ダッシュで逃げないんだ、トロットで逃げた、散らばってた瓜坊たちがおっかさんの後を追っかけていった。

見送ったがこんなに沢山の瓜坊、ほんとうに可愛いものだが全部は育たないだろうけど大きくなると

悪さする、そんなことを思い、山での出来事を家内に話したら、お母さんだったのねぇ、

子供をあなたから守ろうと必死だったのよ、お互い無事でよかったと。

すぐに山を下りた、犬たちはそれでも夕方まで帰ってこなかった、思い切り楽しんできたらしい。

今日の出来事の感想を聞いてみたいものだ。やはり心臓はバクバクしていたのです、ほんとは。

  今日の猪ではありません、去年友達が取ったいのしし・・オスは大きいよ、逃げるけどね。

 


寒い。

2014年12月05日 | 日記

太陽が照り付けて気持ちいいなぁなんて思ってるとすぐに曇ってきて雨、それも

冷たい雨、そうしてたら今度は霰が落ちてきた、あとは雪が降るのか・・ここは鹿児島だよ

どこか寒い地方にある島じゃなくて南国の鹿児島だよ、寒くて身動きがとれない。

雨が降るから犬たちを山に連れて行けない、近くの温泉にでも行こうかなぁ、

ゆっくりできるんだけどなぁなんて思うんだけど寝るまでには寒くなるしね。

昨日も今日もこんな具合だからたっぷり着込んでコーヒー飲みながらお絵かき。

12月ですね、母が亡くなったり、息子が結婚したりと年齢を感じる一年だった。

冠婚葬祭も一時的なもの、済んでしまえば普通の日常にもどる。

家内が簡単なお祈りの場所を家の中に作っているので「かーさん、おはよう」とか

「こんばんわ」とか「寒くなったよ」とか何気なしに語りかけているんだけど

特別な仏壇とか神棚とか作るつもりはない、今のままで十分なのである。

巷では「墓仕舞い」とかが流行りみたいになってるけど家族も3代あとには

どこに住んでるかわからんようになる・・なんてことはわかりきってる。

オイラなんぞは散骨主義だ、墓など残しても子供たちに負担をかけるだけだと思っている。

誰しも親はいるわけだから、逢ったことがあろうとなかろうと「かーさん」とか「とーさん」とか

思う気持ちがあればそれでいいと思う。

寒くて周りが暗いので気分がしずんで、らしからぬことを書いた。

明日はお天気になることを祈ろう。

 頼まれて誕生日のプレゼント用に。


寒くなりました。

2014年11月19日 | 日記

外で活動することが多い(草刈と魚釣りだけど)から真っ黒に日焼けして

できるだけこれ以上日焼けしたくないなんて思っていたけど最近は日向が恋しいほど。

犬たちもなかなか小屋から顔を出さないし猫たちも丸くなったまま外に出ない、

寒くなりましたねぇ。まわりでは特に何も無い日常にもどりました。

先日は近所の猟師さんと一緒に裏山に入りました、猪が出ているので

罠をかけるための見回りです、ついでに我が家の犬たちも連れて行きました。

寒いとは言ってもまだきつい霜がおりていませんので山は下草でおおわれています。

猪の出跡の確認などやっていたら犬たちがウサギを見つけたようで追跡をはじめました。

とりあえず猪のことは後回しにしてウサギ狩に切り替え、遠くまで追跡していた声が

こちらを向いたのでそろそろウサギが回ってくるよなんて話していたら30mほど上で

カサカサ・・ウサギの走る音、しかし姿は見えない、下草がじゃまでまったく見えない

1時間ほど追跡していたけど息が上がった犬たちが出てきた、ことしはろくに訓練していなかった

からね、バテバテだ、「先に帰ってろ」って言わなくても親犬はさっさと家にもどっていった。

猪の罠の場所など確認してから山を降りた、犬たちは木陰でぐったりして寝そべっていた。

来週早々、再び山に入るので本日はこれから犬を連れて訓練しとこう、1時間ほどで

バテるようじゃどうにもならんからねぇ。昼から鹿肉の燻製をしよう、冷凍庫の肉がじゃまだから

なんとかしてって家内に言われていたからね、今年もこれから新しい鹿肉や猪肉が手に入るので

ちょいちょい燻製をして酒のつまみにするのです。

 

  自作ナイフ、左2本は自分用、右2本は屋久杉の端材でハンドルを作った、油を塗ったので木目が綺麗だ。


創作活動開始

2014年11月06日 | 日記

11月1日からの毎年恒例のイベント(もう終わっちゃったけど)に向けて毎日朝5時起きして

お絵かき、なにしろ10日間もアトリエ作りをやってたのでイベント向けの作品作りがまったく

できなかったから毎朝5時起き。

今年は新しい作品に挑戦した、バーニングと色鉛筆とのコラボとガラスエッチング・・。

選んだのは間違いでは無かったけど両方とも面倒だった、持っている色鉛筆はたったの12色のものだから

思うような色がない、とても苦労したから72色のものをネットで注文した、おろかな話である、注文したのは

イベント用の作品つくりが終わってから、まぁ来年もあるしね。

ガラスエッチングは描くには描けたがどのようにしてはっきり見せるか、結局は杉板にルーターでガラスの

厚みに彫りこんで黒い紙を底に敷いて絵を描いたガラスをはめた。

板ガラスに描くとこんな面倒が待っているのである、グラスにも描いたがこっちのほうが楽、描くのはね。

ただしよほど上手に描かないとなんだかうすっぺらいものになる、ただ線をかいたりこすって摺りガラスにしただけって

感じ、はじめたばっかりでは恥ずかしくて人には見せられないものになった・・で、もっと練習が必要。

それでもこれなら良いかなぁってもの見てくださいね。

  ガラス板に描いて焼き杉の板にはめた。(シーラカンスって好きなんだよね)

 我が家にいるシャムをバーニングで描いた、目玉は色鉛筆と青のボールペンで。

 トラ、バーニングと色鉛筆とトールペイントの白で、このときはまだ目玉も入れてない。