ディスクロージャー

マイクル・クライトン著読了。翻訳もの。そして映画化もされている。
初版は1993年と16年前、IT業界が舞台で、セクシャル・ハラスメントがテーマでもある。
ITの内容は往時よりかなり進化している筈だが、内容は今でも理解できる。

実力社会では,勝ったものの言い分が通るらしいが、理不尽な場合も多々あるようだ。反論するには、客観性ある物証が必要ということ。自明の理であるが。
いつの世も，小賢しいタイプは存在すると。

「男と女」「ギャングオブニューヨーク」

フランス映画とハリウッド映画。カンヌ映画祭とアカデミー賞。
昭和と平成。と対照的。
仏の方は５０年前の製作なれど、古さは感じない。人間に焦点があたっている。
米の方は、ニューヨークの歴史の断片。１８５０年代くらいか。南北戦争頃。
１８５０年は日本では幕末ころ。
米の映画公開時期に９１１が起こり発表は時期をずらしたようだ。

ジェフリー・ディーヴァー

「眠れぬイブのために」読了。作中人物に精神疾患者と教師、弁護士、医師が登場。
展開はなかなかで、そのまま続くと思いきや最後に詳細が明かされる。
ミステリーは最後に謎解きがされるが、それまでは思わせぶりに描写。
先入観で読者を欺く。

ピエール・ルメートル

ミステリ。「その女アレックス」及び「死のドレスを花婿に」読了
訳者は違う、が同じ作家の故か印象は変わらない。
違う作品で訳者が替わり、作品の印象がまるで違ったことがあった。

読みながら暴力場面が多いのに、乾いたというかドライな印象を感じたのは、読み手の感性か、或いは訳者の力量か。不思議感あり。

読書記録

おひとりさまでも、一生お金に困らない本　荻原博子著
追撃の森　ジェフリー・ディーヴァー／著　
悲しみのイレーヌ　ピエール・ルメートル／著　　

実用本は堅実な内容で世の中の状況把握している大人の知恵の集積　

ミステリーはＰＣ様のおすすめのもの。
両者とも構成が共通している。導入部より似たような状況の連続と羅列。
ともに賞受賞の作品、数作品あるので読むつもり。