はなまるバカンス

読書とかTVとかゲームとか。
感想はネタバレ気味なのでご注意あれ。

2016.02月の読書メータまとめ

2016-03-01 | 読書(その他)
2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4963ページ
ナイス数:88ナイス

殉教カテリナ車輪 (創元推理文庫)殉教カテリナ車輪 (創元推理文庫)感想
図書館。ネタバレ感想注意。33歳で絵を描き始め自死に至る5年間に狂ったように描き続けた画家・東城寺桂。図像解釈学で彼の絵を読み解く学芸員矢部はやがて20年前の密室殺人事件に辿り着く。著者作の絵画が東城寺の絵として挿入されています。図像学と絡めた謎への引き込み方が面白いなー。あと孤独で不器用な中年男と一見明るく見えるのに寂しさを抱えた少女の心の交流、彼女への忠誠まさしく殉教、ってイメージが美しいので2段階UP。
読了日:2月1日 著者:飛鳥部勝則
和菓子のアン (光文社文庫)和菓子のアン (光文社文庫)感想
図書館。日常の謎系。ちょっぴり太めで容姿にコンプレックスがある杏子は高校卒業後デパート内の和菓子店でアルバイトを始める。上品な落ち着いた女性だと思っていた店長の中身はおっさんで、ぶっきらぼうなイケメン店員は乙女系、同僚は元ヤンと意外なことづくめだった-。軽めの一人称の文体と漫画っぽいキャラ造詣に慣れればすんなり読める。和菓子についての薀蓄面白い。これは続刊とかがあるのかな?アンちゃんと立花さんどないなるねんー!と思いつつ、このぐらいのフワッと感がいいのかも。
読了日:2月3日 著者:坂木司
くらのかみ (ミステリーランド)くらのかみ (ミステリーランド)感想
図書館。遺産に関する話し合いで親族が集められた中、子供達はおなじみ?部屋の四隅に4人が立ち順繰りに次の人間の肩を叩いて行くというゲーム。見知らぬもうひとりが増えているというホラー調の設定ながら遺産を巡るミステリが起こり、子供達は親を守るために行動する。ちなこの設定のホラーなら自分的ベストは「誰か-STRANGER」だけどミステリ部分がもうひとり増えたことと繋がってるので面白かった。
読了日:2月10日 著者:小野不由美
ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)感想
図書館。ミステリーランド。「僕」のクラスで絵、不細工なハリボテ、鶏、アルト笛など不要なもの(?)が消えていく。このレーベルは子供向けと言いつつ苦味が残るラストだったり闇みたいのあるんですがコレはちょうど対象年齢向けくらいの明るく楽しくミステリもの。かつ内容的には大人も楽しめます。オチはミスリードのところまでは読めてたんだけどな~。龍之介くんが憧れてるおじさんて猫丸先輩かな?
読了日:2月14日 著者:倉知淳
女帝エカテリーナ (1) (中公文庫―コミック版)女帝エカテリーナ (1) (中公文庫―コミック版)
読了日:2月14日 著者:池田理代子,アンリ・トロワイヤ
女帝エカテリーナ (2) (中公文庫―コミック版)女帝エカテリーナ (2) (中公文庫―コミック版)
読了日:2月14日 著者:池田理代子,アンリ・トロワイヤ
女帝エカテリーナ (3) (中公文庫―コミック版)女帝エカテリーナ (3) (中公文庫―コミック版)
読了日:2月14日 著者:池田理代子,アンリ・トロワイヤ
電氣人の虞 (光文社文庫)電氣人の虞 (光文社文庫)感想
図書館。遠海市周辺でのみ語り継がれるマイナーな都市伝説「電氣人間」。その噂を探る人々が次々と死んでゆく…。ミステリのようなホラーのような感じだけどちゃんとルールがあったことに解説を読んで気づかされる。最後の2行には「ぶっはw」なった。遠海事件は「あるはずのない前作」から続いてこれは「あるはずのない?次作」に続くんですね。むしろ読んでみたい、とググってしまいたくなるのが秀逸。
読了日:2月14日 著者:詠坂雄二
火ノ丸相撲 8 (ジャンプコミックス)火ノ丸相撲 8 (ジャンプコミックス)感想
コラボ漫画目当てでこの巻だけ買いましたが、熱くて面白いです。
読了日:2月14日 著者:川田
午後からはワニ日和 (文春文庫)午後からはワニ日和 (文春文庫)感想
図書館。動物園からイリエワニが盗まれた。凶暴で扱うのも苦労なうえ高く売れるわけでもないのに何故?続いてミニブタとクジャクも。キャラのやりとりのおかげでコメディタッチにはなっていますが最初の想像よりも重めな真相でした。ところでワニの理由に関しては某作のおかげでなんとなく予想がついてた。動物が盗まれる系だとコレって割とメジャーな動機?だと思う…
読了日:2月16日 著者:似鳥鶏
同居人はひざ、時々、頭のうえ。(1) (ポラリスCOMICS)同居人はひざ、時々、頭のうえ。(1) (ポラリスCOMICS)感想
外出嫌い人間嫌いの小説家がネタのために野良猫と同居することになって…。ひとサイドとねこサイドで交互に描かれています。はるめっちゃ可愛い。交互に描くことによって噛み合ってなさの妙みたいのを出そうとしてるんだろうけど…うーん猫漫画としてなら猫が人間語喋らないほうが好み。
読了日:2月18日 著者:みなつき,二ツ家あす
幻獣遁走曲 (創元推理文庫)幻獣遁走曲 (創元推理文庫)感想
図書館。猫丸先輩がいろんなアルバイト先で巡り逢う日常の謎。あっさりとしていて読みやすい。
読了日:2月22日 著者:倉知淳
小さな異邦人小さな異邦人感想
図書館。短編集。連城氏お得意の?酩酊感のある文章。現実と夢、妄想が入り混じりハッキリしないラストも多い。表題作の小さな異邦人は事案だけど可愛らしい感じかな。
読了日:2月24日 著者:連城三紀彦
龍の寺の晒し首 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)龍の寺の晒し首 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)感想
図書館。最近日常の謎系が多かったので古めかしい旧家、村の因習、首、雪の密室と来ればああ~こういう仕掛けが堪らないんじゃあぁあ。細かいのがチョコチョコというかこれで驚かせてくれたドン!ていうのはないけど舞台が好みなのでいいです。浜中が一乃ばあちゃんと海老原に可愛がられまくってて笑った。
読了日:2月26日 著者:小島正樹
エルメスの道 (中公文庫―コミック版)エルメスの道 (中公文庫―コミック版)感想
図書館。今まで文章で書かれた「社史」すらなかったエルメスが日本の漫画でそれを表現しようと社長から直接依頼されたお仕事だそうです。鞍作りとしてのプライドを持つ先代がいつつ、次代の人間たちは常に新しいものを探して切り開いてきたからここまで成長してきたのだなぁ。香水のゲランてエルメスの別部門だったとか知らなかった。
読了日:2月27日 著者:竹宮惠子
残穢 (新潮文庫)残穢 (新潮文庫)感想
図書館。ドキュメンタリー形式。ある読者からよせられた怪異と言えるかわからないほどの気になることを追っていく。根幹はどこなのか。穢れはどこまで伝わってゆくのか…。記述者の目線が冷静で推理小説ぽいのと最後は話が広がりすぎて恐怖がボヤけてしまったかな…そういう話なんだけど。怪異が身近にある中間点の方が怖かった。…とは言いつつ即座に返却してこよう、と思うあとからジワリとくる怖さはあった。
読了日:2月28日 著者:小野不由美

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