音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

荒谷良一写真展「木造校舎の子供たち」

2023年04月15日 | 徒然
地下鉄を六本木で降りて

そのまま六本木通りを渋谷方面にゆっくり歩く

六本木ヒルズなぞには用はなく

そのまま歩いて少し下り坂になれば

西麻布の交差点だ。



なんだか懐かしい、、

と思うほど久しぶりに感じるのは

あっぱりアレよね。

ここらへんの店もだいぶ打撃を受けたんだろか。

こんな感じの静けさだったっけ?

交差点を過ぎて

いろんな大使館が入っているビルを超えて

1ブロック奥に入って右へ。

細い道の右側

ギャラリーE&M西麻布



荒谷良一写真展「木造校舎の子供たち」

荒谷良一さんには随分ご無沙汰してしまったのだけど

運良くギャラリーにいらっしゃってご挨拶。

素敵なギャラリーに展示された写真たちは

1991年に各地に現存した木造校舎の小学校に

出向き、撮影されたもの。

作品一枚一枚、子供たちの声が聞こえてきそう

ネガのにじみから雨の冷たさが感じられるような。

子供たちの表情に

「ああこんな木造校舎で育ったこの子たちは幸せだなぁ」って

ほんとに羨ましく感じた。


ひと通り見終わった後

頭の中が、一度水で洗い流されたようにスッキリていた

とても頭が楽になっていた


その横で荒谷さんがキャノンの方お二人と(ここでは詳しくは書きません)写真談義をなさっているところに

すこしまぜていただいてお話を聞いていると

デジタル写真のピクセル単位の加工などの現代技術のお話。

現在、プロカメラマンとして業界のど真ん中で活躍している荒谷さんの

相対的な写真の世界。


ぱつらの頭を水で洗い流してくれた銀塩の写真。

91年といえばまだPCもケータイもなかったはず

そんなもの世界中のひとが知らなかったはず

この写真の中でこれ以上ない表情の子供たち


携帯カメラを向けてもその顔は見られないよね、

きっと。





とても素晴らしい写真展でした。

いろいろ考えさせてもらえた写真展でした。

荒谷さん、ありがとうございました。



会期:2023年4月5日(水)~4月23日(日)(月・火曜日休館)
時間:12:00~18:00
会場:ギャラリー イー・エム 西麻布
東京都港区西麻布4-17-10
TEL 03-3407-5075
http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/ 表示を縮小




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