音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

お知らせ

2013年4月よりライブ・スケジュールは 金子雄生~Patsura’s Web~にてお知らせいたします。 http://yuseikaneko.jimdo.com/schedule/

旅の終わりに

2018年11月17日 | ライブ/イベント報告

写真:スズキマサミ


「ゆ・れる ゆ・れる」其の参 賑やかに終了。


最終回の「レンカ祭り」が終わりました。

11/15(木曜)のヴィオロンは満席。ありがとうございます。

今年一年 いろいろな場所で いろいろ挑戦させてもらえて

しあわせな夢を見させてもらった気分。

ご自身の大切なイベントに二人を参加させていただいた花柳茂義美師匠

快く 開座のアトリエ公演に使っていただいた岡庭秀之さん

共演者のみなさま

スタッフのみなさまに

心から感謝申し上げます。


そしてなにより

1年間 身勝手に引っ張りまわした ワタシにつきあってくれたレンカに

土下座級の感謝とお詫びを www


どこかでレンカが書いてましたが

「一緒に旅をしたよう」だと。

そうだとすれば

今はまだ帰宅して 荷物のヒモすら解いていない状態だけど

次の 別な旅支度をしている心持ちであります。



願わくば 次もまた いい旅にならん事を。












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岩名雅記監督/シャルロット すさび

2018年10月18日 | 徒然



やっと。

やっと観に行けた。

岩名雅記監督の最新映画 「シャルロット すさび」

今では珍しい171分という長尺。

観る方も気合が入ります。


舞台はパリ 東京 福島


いくつもの時間軸が存在していて

瞬間にそれがグニャリと歪む。

舞踏家である岩名さんならではの時間の捉え方 独特だと思う。


そしてそれは今回の役者さんのセリフや動き

そういうこまかいところにも表れている。


ストーリーの解釈や感想は 既にたくさんの方々書かれてるし

観に行った人の特権だから 書かないけど(っつうか あんなにちゃんと書けない)


どうですか?

一度 岩名雅記マジックにかかってみては?

残念ながら東京は明日10:00からの上映が最後らしい。今のところ。

次回は大阪、広島とあるそうですが

関東の方々 明日新宿Ksシネマに急げ!



そうそう。

ひとつのシーンでトランペットの演奏を使っていただいたので エンドロールにちゃっかりワタシの名前載ってます。ちょっと嬉しい。







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YAMAHA YCR2330Ⅱ 再生奮闘記

2018年10月06日 | 楽器 etc.



ぱつらのライブに足しげく通って来てくれるNさんは

フリージャズ・フリークで 音源もぱつらよりもたくさん所持してるし詳しい。

いろんな話を聞かせてくれるし実に楽しい。

そして

実はトランペッターであった。

子供の頃母親から買ってもらった楽器を今でも大切に持っていて

中学生の頃にユーフォニアムを吹きながら

「いろんな金管楽器を吹いてみたい」という野望を今になって叶えはじめ

トランペットをはじめ、コルネット、フリューゲルホーン、アルトホーン、、、、

いろいろと購入したらしいが


その購入先がヤフオクで

大半がジャンクだという。

もう、廃棄同然の楽器を

「捨て猫を保護するが如く」買い漁ってしまい

案の定

奥方からカミナリが落ちた。

そこで、自分がいま 修理して使っている楽器たちをのぞいて 少しずつ整理することになった。

数年前に半分くらい整理できたがまだ残っている。

「金子さん、貰ってください。」

ヤマハ スチューデントモデルのコルネットを2台頂戴したのだが

そのうちの1台は見るに耐えない姿。





ボディやベルは普通に使用できる程度を保ってるんだけど

なぜかリードパイプはめちゃくちゃ。

これは故意に打撃を与えて壊したよな。 人間だったら相当なイジメだ。

聞けば、小学校などで使われていた廃棄楽器だというが いくらなんでもひどくありませんかね?

子供に楽器を使わせるなら、まずは楽器の扱いから教えないとな!


これ見てなんだか悲しくなるわ、腹が立ってくるわ。


ええい!直したるわ。直して吹いてやろうじゃないの。とひとりで鼻息あらくっwww


Tくんに相談すると やっぱり話が早い。

「ところどころ凹みがあって交換した中古部品がありますから それ使いましょう」

運がいい。ちょうどいいリードパイプがあったのだ。

が、それで済んだわけじゃない。

ダメージはやっぱり 全体的に歪みなどもあった。

ピストンの運動も良くない、など

少しずつ修正しながら

修正だけでなく スチューデントモデル以上のクオリティを出せるように

パーツ交換や 外から見えないところも改造しながら仕上げていって

あるところの水準までいったので

こないだの開座公演は4日間 このYCR2330Ⅱで 演奏しました。

その時のデータを参考に またアップデートしていこ。





スチューデントモデルといって馬鹿にしてはいけませんぞ。

ポテンシャルはある楽器なんだから。

一丁前のコルネットに仕上げますぞ。

Nさんもびっくり⁉️
























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開座アトリエ公演「夜たらし」9/27〜30

2018年10月04日 | ライブ/イベント報告

写真:スズキマサミ 開座「夜たらし」フォトギャラリー http://bit.ly/2DSZIIF


8月の暑い盛りに

数十通の開座のチラシハガキと 岡庭さんからの台本が届く。

台本。初めてのことであって ちょっと面喰らった。

そこには

具体的なことは一切書いておらず

以前、レンカは「なぞなぞの様な」と表現していたけれど

全くその通りで、表面だけを読んでも

「さっぱりわかんない」のだ。


そのほかに もう一枚

「この曲とこの曲とこの曲を考えておいてください」と

演奏して下さいとは決して言わない。



本番5日前

リハーサルに顔を出すと

岡庭さんが開口一番

「レンカさん いいよ。まったく問題ない」

その日はほんの触りだけを合わせてみたんだけど

ああ、レンカが台本と向き合って 本気で「謎解き」したんだ、と思わせるような身体があった。


このいい感じのままで、と

もう1日あったリハーサル予定もパスして

あとは本番でいきましょうと別れた。


岡庭さんからの台本にはキーワードがいくつかあって

「床緑」「歳時記」「円」

そして

「よく聞けば 猫の水呑む 音でなし」

なんていう 色気のある川柳など。

そこから連想していくと「静けさ」が残った。

それだけをイメージして本番を迎えた。





いつだったか忘れたけど

レンカに

「金子さんも、台本を読んで何かイメージしてやってるんですよね」

とか言われちゃってw

痛ってぇこというなーって思ったんだけど(笑笑


コッチにはほかに「考えといてくれ」と言われた曲があるからね

そっちの[俗]の部分を咀嚼せねばならんかった。

難しくて参りました。


岡庭さんの描く 大蛸が三匹 圧倒的な存在感で迫ってくる。

そして落語「紙入れ」


静けさの中 密かな対話


さいごの場面

細長い水槽に一滴ずつ インクを落とすレンカ

その墨の広がりが

いろいろ想像させられる。

蛸の足に見えたっと言った人もいたな。


ワタシには夜に見えた。

誰かによって 静かに 広がっていく闇。




そう。まさしく「夜たらし」









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ウクライナの真珠

2018年10月02日 | ライブ/イベント報告



河崎純から電話があったのは9月に入ってしばらくした頃。

矢継ぎ早に今の企画を説明されて

ウクライナからくる歌い手さんとトリオで、という演奏オファー。

「10/1空いてますか?リハーサルやりたいんですけど9月の後半はどうですか?」

おいおい。その日はどうにか空いてるけど、9月の最終週は一杯よん。

「じゃ、じゃあ当日リハになると思いますがよろしくお願いします。」

と、まあ忙しそうだ。


ネット上でも話題になってる「ユーラシアン・オペラ プロジェクト 2018」のために来日した4人のアーティストのうちのひとり ヴォーカリスト、 アーニャ・チャイコフスカヤさん。


ウクライナの古謡を歌う。

純も前もってぱつらに 彼女の情報(音源)などを渡そうか悩んだ挙句 やめたそうだ。

ワタシもヨウツベなんか見ちゃおうかと思ったけど 結局見なかった。

セッションに近い感じだろうし、フレッシュでいたいしね。




当日、柔らかな雰囲気のアーニャさん ご主人とまだちーっちゃい赤ちゃんとともに登場。

「あのー、チャイコフスカヤとチャイコフスキーって金子さんと金井さんみたいなもん?」

とは聞けなかった。本番前だし、何かに触れて怒らせちゃったらまずいもんね。

どう聞けばいいのかもわからないし。



ほんのすこしのリハーサルで本番


10/1(月)
アーニャ・チャイコフスカヤ
「トーキョー スィーニー オーズィラ」

アーニャ・チャイコフスカヤ(ヴォーカル from ウクライナ)
河崎純(コントラバス)
金子雄生(コルネット)

ゲスト 石塚俊明(パーカッション)
三浦宏予 (ダンス)


♭5や#5を行き交う気持ちのいい旋律と

スーッと引き寄せられるような歌声は

やはり「ウクライナの真珠」

こちらも「勝どきのトルコ石」としてがんばらねばいかん。





ゲスト参加のドラムの石塚俊明さんや ダンサーの三浦宏予さんとも初共演だったけど

あんまりアウエー感はなく。

純もよくこんないいメンバーを揃えたと思う。


全9曲。

休憩入れずに突っ走って

最後はアーニャさんのアカペラで 子守唄。


ウクライナの真珠は最後まで美しかった。


ホントに美しかった。







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