音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

お知らせ

2013年4月よりライブ・スケジュールは 金子雄生~Patsura’s Web~にてお知らせいたします。 http://yuseikaneko.jimdo.com/schedule/

開座アトリエ公演「夜たらし」9/27〜30

2018年10月04日 | ライブ/イベント報告

写真:スズキマサミ 開座「夜たらし」フォトギャラリー http://bit.ly/2DSZIIF


8月の暑い盛りに

数十通の開座のチラシハガキと 岡庭さんからの台本が届く。

台本。初めてのことであって ちょっと面喰らった。

そこには

具体的なことは一切書いておらず

以前、レンカは「なぞなぞの様な」と表現していたけれど

全くその通りで、表面だけを読んでも

「さっぱりわかんない」のだ。


そのほかに もう一枚

「この曲とこの曲とこの曲を考えておいてください」と

演奏して下さいとは決して言わない。



本番5日前

リハーサルに顔を出すと

岡庭さんが開口一番

「レンカさん いいよ。まったく問題ない」

その日はほんの触りだけを合わせてみたんだけど

ああ、レンカが台本と向き合って 本気で「謎解き」したんだ、と思わせるような身体があった。


このいい感じのままで、と

もう1日あったリハーサル予定もパスして

あとは本番でいきましょうと別れた。


岡庭さんからの台本にはキーワードがいくつかあって

「床緑」「歳時記」「円」

そして

「よく聞けば 猫の水呑む 音でなし」

なんていう 色気のある川柳など。

そこから連想していくと「静けさ」が残った。

それだけをイメージして本番を迎えた。





いつだったか忘れたけど

レンカに

「金子さんも、台本を読んで何かイメージしてやってるんですよね」

とか言われちゃってw

痛ってぇこというなーって思ったんだけど(笑笑


コッチにはほかに「考えといてくれ」と言われた曲があるからね

そっちの[俗]の部分を咀嚼せねばならんかった。

難しくて参りました。


岡庭さんの描く 大蛸が三匹 圧倒的な存在感で迫ってくる。

そして落語「紙入れ」


静けさの中 密かな対話


さいごの場面

細長い水槽に一滴ずつ インクを落とすレンカ

その墨の広がりが

いろいろ想像させられる。

蛸の足に見えたっと言った人もいたな。


ワタシには夜に見えた。

誰かによって 静かに 広がっていく闇。




そう。まさしく「夜たらし」









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ウクライナの真珠

2018年10月02日 | ライブ/イベント報告



河崎純から電話があったのは9月に入ってしばらくした頃。

矢継ぎ早に今の企画を説明されて

ウクライナからくる歌い手さんとトリオで、という演奏オファー。

「10/1空いてますか?リハーサルやりたいんですけど9月の後半はどうですか?」

おいおい。その日はどうにか空いてるけど、9月の最終週は一杯よん。

「じゃ、じゃあ当日リハになると思いますがよろしくお願いします。」

と、まあ忙しそうだ。


ネット上でも話題になってる「ユーラシアン・オペラ プロジェクト 2018」のために来日した4人のアーティストのうちのひとり ヴォーカリスト、 アーニャ・チャイコフスカヤさん。


ウクライナの古謡を歌う。

純も前もってぱつらに 彼女の情報(音源)などを渡そうか悩んだ挙句 やめたそうだ。

ワタシもヨウツベなんか見ちゃおうかと思ったけど 結局見なかった。

セッションに近い感じだろうし、フレッシュでいたいしね。




当日、柔らかな雰囲気のアーニャさん ご主人とまだちーっちゃい赤ちゃんとともに登場。

「あのー、チャイコフスカヤとチャイコフスキーって金子さんと金井さんみたいなもん?」

とは聞けなかった。本番前だし、何かに触れて怒らせちゃったらまずいもんね。

どう聞けばいいのかもわからないし。



ほんのすこしのリハーサルで本番


10/1(月)
アーニャ・チャイコフスカヤ
「トーキョー スィーニー オーズィラ」

アーニャ・チャイコフスカヤ(ヴォーカル from ウクライナ)
河崎純(コントラバス)
金子雄生(コルネット)

ゲスト 石塚俊明(パーカッション)
三浦宏予 (ダンス)


♭5や#5を行き交う気持ちのいい旋律と

スーッと引き寄せられるような歌声は

やはり「ウクライナの真珠」

こちらも「勝どきのトルコ石」としてがんばらねばいかん。





ゲスト参加のドラムの石塚俊明さんや ダンサーの三浦宏予さんとも初共演だったけど

あんまりアウエー感はなく。

純もよくこんないいメンバーを揃えたと思う。


全9曲。

休憩入れずに突っ走って

最後はアーニャさんのアカペラで 子守唄。


ウクライナの真珠は最後まで美しかった。


ホントに美しかった。







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リオフェス2018「SORA」私たちはどこから来たの?どこへ行くの?

2018年07月16日 | ライブ/イベント報告
7/14〜15<プロジェクト・ムー/野外劇公演>


まずはじめに ご来場くださいました皆様

猛暑の中 ほんとうにありがとうございました。



雨の心配などどこ吹く風

それどころか、体感温度は40度を超えてただろう 猛烈な暑さのなか

本番前日の仕込み/ゲネプロから 本番終了毎のバラシまで

スタッフ、出演者総出の作業。

「金子さんは場アタリが始まる15:00くらいに来てくれれば」なんて言われたけど

そうはいかない。ワタシだって一員なのだ。

といってもね、そんなに役に立つわけじゃないんだけどね

せめて邪魔にならない程度のお手伝いを。

それにしても、綺麗どころの女優さんまで まぁ〜タフなことったら!

照明用のぶっとくて重いケーブル担いで這わせて 卓の準備して 脚立担いで。

「みんな基本的に好きなんだよね」なんて 魔子さんが言ってたけど

いやいや、それだけじゃ出来ないよ。

それ以上のパッションにインスパイアされる。

本番間近の時間でやっとメイクして 舞台そでに立つ役者さんの顔って 男女問わず綺麗だ。

ワタシだって負けられん。

演出家の大橋さんも 音楽担当の小二田さんも

ワタシに最大限の自由を与えてくれた。

譜面に書いてある以上のことやらんでどうする!である。



本番!




あっという間に通り過ぎる蜜月の時

役者さんみたいにひと月以上の稽古に参加出来たわけじゃないけど

同じ時間を共有させてもらったことをシアワセに思う。


千穐楽の舞台終了後 いろんな方に会えて

そして 仙葉由季さんに引っ張ってこられたw

ヒカシューの巻上公一さんと 伝説の歌手 山崎ハコさんまで

「演奏よかったよ」と褒めていただいて。至福。




陰で支えてくださったスタッフのみなさん。

受け入れてくださったキャストの方々。

なかなか上手くいかなかったレコーディングに 辛抱強く付き合ってくださった小二田さん

空き時間に いつも人懐っこい笑顔で 冗談を言い合った 今回のゲスト Nitant Nair くん


また、今回 出演のチャンスを与えてくださった

プロジェクト・ムー代表 宗方さんと 脚本家 福田さん 演出家 大橋さんに 感謝致します。



ありがとうございました



んで、最後はこんな感じw




Love







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2018 7/6(金) 加茂直明 金子雄生 Duo 「空蝉」

2018年07月07日 | ライブ/イベント報告
空蝉-

古語「現人 うつしおみ」が訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。
蝉の抜け殻。

熱い季節を経て静かに終焉に向かっていく儚さや◯◯◯

加茂直明(舞踏) 金子雄生(演奏) 阿佐ヶ谷ヴィオロンにて

気温がグッと下がって 雨もポツポツと降り出した公演でしたが

満員のため 丸椅子出動し

ドリンクオーダー追いつかず15分押しでスタート。

いろいろな方が観に来てくださいましたね

出来れば三日間公演くらいやりたかったなあ。

ありがとうございました。








写真: 篠田ミハヤ
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3/29 「ひとつのメルヘン」

2018年04月01日 | ライブ/イベント報告


3/29(木)

「ひとつのメルヘン」@内幸町ホール

第2部「散楽」に出演。

まぁ〜忙しかった。

緞帳前でドンソンゴニ弾いて

鬼のお面を弾きながら回収して

袖のマイクで口琴鳴らしてから 神事の道具持ってセンターに歩いて行ってそれ置いて

帰りは鈴チリンチリンやりながら歩いて

最後はフラメンコのステップに合わせないでw ラッパでラテンのメロディを吹きましたw


って書かれてもわからないでしょwww


こんなにアバンギャルドな日本舞踊の会はないよきっと。


楽しかった。

花柳茂義美さんをはじめ 出演者のみなさん、スタッフのみなさん ホントにありがとう。


写真:スズキマサミ
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笠岡諸島アートブリッジ2017 出品作品 YouTubeアップ!

2018年01月31日 | ライブ/イベント報告



昨年夏に開催された笠岡諸島アートブリッジ2017にて発表した作品を

YouTubeにアップしました。

イベントや製作内容などは
作品制作奇譚 笠岡諸島アートブリッジ2017
でお話ししましたが

なぜ今頃?といわれると説明に困るのだけど

当時、夢中になってつくったこの作品が

時間を経て 円熟し、自分にとって重要な位置にあると気づいたと言うことでしょうか。。

そこで、昨年末に米山氏に連絡を取って

再度、映像の編集を頼んでみたところ

快く引き受けてくれたのです。

再度、出来上がったVTRを見た時には

あの時関わってくれた人達の顔が浮かび、島の暑さや匂いまで思い出されます。


確かにこの時間軸はupしてもわからないものかもしれないけど

知らない人に対するパワーや説得力があると思っています。

是非一度、ご覧ください。




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Sala blanca 〜ナオミミリアンの白い部屋〜 秘密倶楽部M

2017年12月28日 | ライブ/イベント報告



12/27(水)

六本木WEIRD BARにて

ナオミミリアン主催のイベント 白い部屋シリーズ?

今回は秘密倶楽部Mというタイトルで。

をを。みんなマスクしてる。

誰だか、わかるけどマスクしてる。www

出演者がまた濃いね〜というダンサー3名

ナオミミリアン

86B210鈴木富美恵

タカダアキコ

それぞれがワンマンでいけるダンサーが集まっちゃって。



この中になんで俺?


っつう中で 2セット思いっきり楽しませていただきました。

全く違うアプローチのダンスをこんなに間近で観られるライブって贅沢だよね。

また演りたいな。

記念写真はヒドイけどw

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万福House 年内ライブ終了。

2017年12月01日 | ライブ/イベント報告

写真:利光哲也

11/30(木)
横浜ADLIB

カイドーユタカ(b)が欠席の

変則トリオでお贈りしました万福House

1stセットはいつものレパートリーを

2ndセットは完全なフリーで演ってみたけど

どうやってもエキサイティングな演奏になるんだな。これが。

めちゃくちゃおもしろいことになりましたw

ワタシにとっては毎回新しい発見があるしもうたまりません。

この日はお客さんもなんだか濃いことw

山口県からお越しの方もいらっしゃったんですぞ!

そしてその濃いお客さんからついに「CDはないんですか?」の質問が。

キターッ。

作っちゃいますか?そろそろ。


ともあれ、今年最後の万福House 終了。

ありがとうございました。



山口県からのお客様 利光さんと


来年は1/12(金) 横浜ADLIBからスタートです!

どうぞよろしくお願いします!











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ライブ5連発

2017年11月08日 | ライブ/イベント報告
普段そんなに続かないライブが

ぽんぽんと続いて

久しぶりに忙しいこころもちになった。


さすがは秋の文化の日周辺。


始めは10/30

場所は祖師ヶ谷大蔵Muriwuiから。

昨年の夏の終わりに共演した黒田百合さんと板垣朝子さん ふたりのダンサーと。

このふたり、好きなんだよなあ。

窓を使った演出は流石の黒ゆりマジック!魅せてくれました。

ミュジシャンは ぱつらと伊藤啓太(b) 野崎くらら(perc)

啓太さんがまんなかでドーンといてくれるから、ぱつらが好きにやっても安定してる。

くららさんの軽ーく出したトーンも気持ちよかったな。


写真:大洞博靖


11/2 は「万福House」@自由が丘hyphen

そう。連休前の木曜日で どこもかしこもイベントでいっぱいだったんだと思う

いつもよりはお客さん少なめだったけど 数あるイベントの中からよくいらして下さいました。

林栄一(as) 金子雄生(cor)カイドーユタカ(b)外山明(ds) この4人で演るのは今年最後。

11/30(木)の横浜ADLIBでは林 金子 外山でお贈りいたしますー。

写真は最後まで残ってくれたお客様たちと。





11/4
Trumpet5人衆。「Ekoda Trumpet Catastrophe vol.1」@江古田Flying teapot

こんなイベント初めてだw

普段、トランペット奏者と会わないもんね。

並べてみるとみんなそれぞれ個性があって面白いもんだ。

基本的にはフリーなんだけど、途中でそれぞれキーを変えて同時演奏など

実験的なアプローチを。

面白かったなあ また演るのかなぁ?

左から 田村夏樹 北陽一郎 金子雄生 石川寧 橋本英樹





11/5
国立市民まつり@国立駅前 歩行者天国

園田游 「魚水」園田游(舞踏)レンカ(舞踏)ニラ(g)前田隆(b)中尾勘二(reeds)金子雄生(cor)ノブナガケン(perc)桐生秀樹(perc)

普通に歩行者天国のお祭りに来た人が

入り口間近でやってる 普段目にしない舞踏なるものを目撃するとどういうことを感じるんだろうなw

それでも老若男女、興味津々で見物したり写真とったり。

気がつけばなんと2時間休み無しのパフォーマンス!

終了後の記念撮影。アンニュイな園田さんと満面の笑顔のレンカさんとやや疲労の様子のぱつらw

レンカさんかわええw

写真:スズキマサミ


11/6
金子雄生ソロ2017「続・雲」vol.4 最終回 @阿佐ヶ谷violon

2月から始まった今年のソロ公演。

長年、経験してきたことの粒が少しづつかみ合ってきて

ひとつの小さな結晶になりかかっている実感はある。

まだまだひとつひとつが粗雑なままだけど

それがいいと言ってくれる人もいる。

少しづつでも前に進んで、またひとりで立とうと思います。






さあ、また練習だ。

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池田千夏 金子雄生 Duo 2周年記念ライブ @Rock India

2017年10月26日 | ライブ/イベント報告


「2周年っスか。早いっスね〜」

店に入るやいなや マスターの鶴ちゃんが カウンター越しに言った。

ホントだよなあ。

千夏さんと始めた頃は

どんな曲をレパートリーにしていいかも迷いながら

Duoの難しさに戸惑いながら。。

それでも、続けていくもんだね。

少しずつレパートリーが増えて

相変わらず難しさに戸惑いながらも

「ボヤキジャズだ」なんて嘯きながら

少しは余裕が出来た。

それを聞いて笑ってくれる常連さんも少しは出来た。

ありがたいことだ。


さて、若い頃からやってきたスタンダードナンバーも

ワタシたちの年齢と共に古くなり

シナトラが映画で歌っていた頃の名曲はもう

80年も前の曲だなんて。

Bebop然り。

だからね、どんどん年代も繰り上げて演奏していかないとね。

ワタシたちの年代のスタンダードナンバーも構築していかないとね。


三年目はいろいろチャレンジしていきます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。


最後になっちゃったけど

2周年ライブのゲストとして演奏に加わってくれた

松本拓也(b)と柳沢マーヤ(ds)、ありがとう!


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