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kaokaoつれづれ日記

コーチングの紹介とコーチング的な日々をつづる

「吾唯足知」 欠乏感は欠乏しか生み出さない

2009-05-13 01:07:15 | コーチングって何?
「われただたるをしる」

ずいぶん前に友人のEちゃんから教えてもらった言葉。

ネットで調べたらhttp://www2.cc22.ne.jp/~sada31/Phtml/RURIKOUJI3.htm

 『吾唯足知』…四方の文字と真中の“口”とを結んで字を
 考えると、吾唯足知(われただたるをしる)となります。
 言葉の意味は、現状に感謝し、不平不満を言わず、より良
 い前進を誓う言葉でとされており、お釈迦様が涅槃に入ら
 れる前に、最後の説法の中で言われた言葉です。

京都のお寺ではいろんなところで見られるらしい。


なぜ、今この言葉を思い出したかというと、
このところ、マイブームのセドナメソッド、
「人生を変える一番シンプルな方法」の一説に響いたから。

 求めることは欠乏と同じです。持つことと同じではありません。
 求める気持を手放すと、その結果、より持てる気持になります。
 またそれに伴い、すでに実際に持っているものに気づくことが多くなります。

『吾唯足知』
初めて聞いたときに、うわぁっと思った。ああこれだと思った。
でも、一方で反発が起こる。

欲しいって思うからパワーでるじゃん!
心の中でうそぶいてみる。

そう思いながら、心の奥で引っかかりを感じていたから、
どこか、そうやって自分をだましていたのかもしれない。
負のエネルギーを手放すのが怖かったのだ。

確かに不足感と欠乏感は推進に際して強いエネルギーを発する。
人はそれである程度がんばれてしまうのだ。

でも、そこだけで動くと、手に入れても手に入れても、いつも足りない。
最後に残るのはなんともいえない疲労感。


セドナのこの言葉に接して、ようやく理解した。
というか、手放れた。

目標を追うことと、今に満ちたり感を感じるのは矛盾しない。
負のエネルギーで進む必要はないのだ。

不足感、欠乏感で覆われたものの下には、豊かに息づく何かがある。
脈々と溢れて、絶えることのない泉。

そこに触れ続けていると、なぜか涙が出そうになって、もとの自分に押し戻される。
怖いという感覚が出る。

うん。まだ初心者だからね。
戻りたくなったら戻ればいい。

いつでも進めることはわかったから。



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呪いと自己予言

2009-05-11 01:02:24 | コーチングって何?
お母さんが子どもに「転ぶから走っちゃダメよ」という。
いうが早いか、子どもが目の前で転ぶ。
「ほら、見なさい。だから言ったでしょ」
と、お母さんがたしなめる。

よくある構図。

「忘れ物しちゃダメよ」
「遅刻しちゃダメよ」

ものの見事に的中する。



昨日の「色眼鏡(システム原型)自主勉強会」でのテーマは「共有地の悲劇」。
限りある資源を利益があるからと殺到して食い尽くしてしまうシステムのことだ。
システム原型には「応急処置の失敗」やら「成功の限界」やらネガティブな名称が多い。
参加してくれた○anna♪が「悲劇」という言葉ではなくて、「共有地の大勝利」のほうがいいんだという。

言葉は一種の呪い。
「悲劇」という言葉を使うと、意識は「悲劇」に集中する。
潜在意識はよい悪いを判別しないから、それを現実化するように作用する。


父のケガの前日、姉が父に言った言葉は
「絶対落ちるから、(庭仕事は)人に頼んで」

そういわれた瞬間、父は自分の落ちる姿をイメージしたはずだ。
父は、「絶対落ちる」を深く心に刻んでしまったのかもしれない。
姉の言葉は父の自己予言となってしまったのかもしれない。

もちろん、姉は父にケガして欲しいなんてこれっぽっちも思っていない。
むしろ逆。自分の力を過信して動き回るから心配でしょうがないのだ。


先日から読んでいるセドナメソッドもそこを指摘している。

「恐れは恐れを現実化する」

心配と恐れを手放すこと。

今の世の中、「共有地の悲劇」を引き起こさないためにもとても大事なことだろう。


今日は姉から父の写真が送られてきた。
両足に白いブーツを履いたみたいにギブスをはめて、ベッドの上に座って笑ってる。
意外に元気そうな表情だ。
病院生活も優しい看護師さんがいたりして意外に楽しいのかもしれない。
なんちゃって~



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エグココ、インプロ、色眼鏡、そして青い玉part2

2009-05-10 01:08:51 | コーチングって何?
今日も盛りだくさんな一日。

エグココは、「エグゼクティブコーチングの心得」を学ぶ会
インプロは、佐久間一生さんの舞台鑑賞
色眼鏡は、システム原型自主勉強会
  (インプロとは台本、打ち合わせがない「即興劇」のこと)

学び、気づきは楽しい。
今日も一日、幸せ感。

何を学んだかとか、細かいことを書きたいのではなくて、

なぜ、私が今日の日を過ごしているんだろう、ということ。


今から1○年前まで、私は家庭経営のプロ。

というのは大げさだけど、つまり、こまごま家の事をするのが大好きだった
専業主婦なのだ。

自慢するんじゃないけど、家の中はいつもスッキリしてたよ。
ご飯もパッチリだったし。今でも回数は少ないけど、料理は好き。
子どもたちの洋服も手作りして楽しかった。
子どもを育てるのはおもしろかったから、少なくとも充実していた日々だった。


けどね、1○年前のある日、猛烈に考えちゃったのだ。
これで、いいのか、私?
ほんとはどんな風に生きたかったの?
何がしたかったの?

私の生き方はこれから10年どう過ごすかで決まっちゃう。

このまま今ある生活にどっぷり漬かっていっちゃったら、
人生終わるときに後悔するかもしれない。
何か違うって思うかもしれない。

いや、絶対そう思うだろうって確信があった。

40代をどう過ごすかで、その後の人生が決まる!
さあ、どうするよ、私?


とにかく何かしよう。
とりあえず、パートにでも出てみるか?
いや、違う、違う。
私の心の中でささやく声がする。

それから、資格を取るための勉強が始まった。


あの時、私は未来から流れてきた「青い玉」を確かに拾ったんだと思う。
猛烈に考えて、一瞬抽象度が上がって青い玉が見えたのだ。


そう、べちさん流にいえば、
今日、「エグココ、インプロ、色眼鏡」をやっている私という原因があって、
1○年前に資格取得を決心したのが結果なのだ。

未知の「青い玉」を手にして、不安や恐怖もいっぱい体験したけど、(今でもね)
でも、確実に何かに向かっている感じはいつもある。

いろんな感情を排除した後に残るのは幸せ感。
今の幸せは未来の幸せが原因となって現れたもの。

だからねぇ、今が幸せなら未来は確実に幸せなんだよ。

「現在の結果」の「未来の原因」はいったいなんだろう。

そう考えるとワクワク。なんだか満たされる。ふふふ



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人生は苦、だね~

2009-05-09 01:59:52 | コーチングって何?
実家の父が入院。

裏庭のイチジクの枝を切っていて脚立が倒れたそうだ。

すぐ下が坂道になっていて、1メートル高さくらいの崖になっているから、
結構な衝撃だったのだと思う。

両かかとの骨を折り、即入院。全治一ヶ月。

両足なので、全く歩けないそうだ。


こういうとき、姉から真っ先に電話がかかってくる。

事情を伝えるというより、怒りの矛先をどうしようもなくて私に電話してくるのだ。

父の不注意のこと、業者に頼めと言ったのに言うことを聞かなかったこと、自分の仕事がピークに忙しい時期ということ、姉の怒りは私のそれと違って、ライフル銃のようだ。感情をもろに受け取るとかなりしんどい。

ひとしきり、弾丸のように言葉が飛び出て、「じゃあね」と電話を切るいつものパターン。はぁ~。

夕方。母から電話。「大変なことになった」と頼りなさそうな声。こちらはゆっくり聞いて、落ち着いた様子になったところで、励まして電話を切る。

私と姉と母との関係は、ずっとこんな調子。

子どもの頃から、家族の感情の受け皿の役割をしてきた。

そんなこんなで、私は家族にはいつも気持が落ち着いてる風に見られている。

でも、そんな役割を担っていると、次第に心に澱がたまってくるようになる。

こんなことがあるたびに、なぜか自分が責められている気持になって、自分の無能さを見せ付けられる気分になるのだ。

どう考えたって私が悪いわけじゃないのに。

最近では、ようやくうまくかわせるようになって、溜め込まなくなった。

こうやって「自分はこんな人」を作ってしまうのね。



お釈迦様は人生は苦から逃れられないと言う。

逃れようとするとますます追いかけられるような気がする。


こういうときは、感モニ、感モニ。

一瞬、一瞬、自分が何を感じているのか、しっかり感じてみる。


父は動けなくなって、何を思ってるのかな。

姉の怒りや、母のオロオロを手放したら、父のことが気になってきた。

早くよくなりますように。


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赤い玉、青い玉

2009-05-08 01:39:35 | コーチングって何?
 昔々、あるところに、赤いKAOさんが住んでいました。

 毎日毎日、川へ出かけては、流れてくる赤い玉を拾ってきます。

 赤KAOさんは赤い玉がだんだん飽きてきていました。

 なんで、私には赤い玉しか流れてこないんだろう。

 となりの青い○○さんはいつも青い玉をたっぷりと拾ってきます。

 うらやましくなった、赤いKAOさんは、青い○○さんに聞いてみました。

 どうやったら青い玉が取れるの?

 そうしたら青い○○さんはびっくりして答えました。

 「え~っ!、赤い玉なんて流れてたの?」



今日は脳機能学者、苫米地英人さんを囲む会。略してベチカコ会。

べちさんの本を読んで、印象に残ったのは「時間は未来から現在、過去へ流れている」という一節。

今日もそのお話をしてくださいました。


昔話は、べちさんのお話を聞いて、イメージした私の創作昔話(?)


川は時間軸。川上が未来で、川下が過去。

べちさんは未来に原因があって過去は結果、と普通と逆のことを言います。

現在の結果を決める原因は未来にあるんだそうです。

赤や青の玉は未来から流れてくる原因です。

赤いKAOや、青い○○というのは過去の記憶から作られた自我。
つまり、人から赤いねー赤いねーといわれるうちに自分は赤いんだと決め付けてしまった自分。

赤い自我には川上から流れてくる赤い玉しか見えないし、青い自我には青い玉しか見えない。

実は川には赤も青も他の色も流れている。

いつだってどの色だって拾うことはできるのに、自分で選択を狭めている。

アイデンティティーを持つことってそういうことなんでしょうね。


他の色が見えるようになるためには、自分の安全な世界から飛び出してみることが必要。ちょっくら冒険が必要です。怖いけどね。



で、赤いKAOさんの続き。

 赤い色は、もともとの色じゃなくて、脱ぐことができると気づいて、
 欲しかった色の玉を手に入れましたとさ。めでたし、めでたし。

おしまい。



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ポジティブでなくてもいいよ

2009-05-06 23:43:16 | コーチングって何?
備忘記録part2

コーチングでも、ときどきこの皮膚なんだかまがい物なんだかわからなくなってるものを無理やり引き剥がそうとされることがある。

無理やり剥がされたら、因幡の白兎状態だ。

赤剥けまっかっか。

白兎には大黒様が通りかかって蒲の穂で直してくれた。

蒲の穂の用意もないところで、べりべりされるのは泣くに泣けない。

たとえが古い?(笑)


コーチングが批判的に見られるのはそんなときなんじゃなかろうか。



私がセドナメソッドが好きな理由は、無理しないところ。

ネガティブな感情に優しいところ。

内向きな自分にもOKが出せるやり方だから。

悲しい感情にOK

怒る感情にOK

威張る感情にもOK

こんな感情を持っている自分を認めてあげると、ものごとがシンプルに見えてくる。

不思議。










アイデンティティ

2009-05-06 00:33:53 | コーチングって何?
本当は自己は無、空である。って仏教では言うけれど、私はまだよく理解できていないのね。

最近わかってきたのは、対象物があって、初めて自分って何って認識し始めて、しかもその認識は体の五感を通してするってこと。

つまり、五感に頼って「私」って言うのが存在する。

その五感っていうのがえらくいい加減なのではないか、って思う。

感じたものをそのまま受け取って、「私ってこうだ」と決め付けて、いつの間にかもともとあったように皮膚にくっついて、皮膚なんだかまがい物なんだかわからない。

だんだんそれに気づいてきたところ。

だからさー、無理やり引っ剥がすと本物の皮膚まで破ける恐れあり、なのだよ。

新しいお皿を買ったときみたいに、無理やり値段シールをはがすんじゃなくて、ゆっくりお水につけてから剥がさないとね。

「自分はこうなんだ」ってところにどっぷりつかってからじゃないと、まがい物の自分から抜けられない。

まあ、まがい物って表現もおかしいのだけど。

セドナメソッド的に言うと、感情をしっかり握り締めていることに気づかないことには手放せないってことかな。

プロセスコーチングの谷を下る感覚にも似ている。

味わいつくしてから浮き上がるのだ。

なんだかわけがわからないけど、ま、いいや。

読んでるみなさん、ごめんなさい。

私の備忘記録。









祝完成♪ ホームページ&メルマガ

2009-05-04 02:33:50 | コーチングって何?
何人かの方にはお知らせしたが、先月ホームページをようやく開設♪

これで、やっとコーチとしての看板を上げたような気分になっている。

ついで、半年くらい暖めてきた経営者インタビューのメルマガ化。

まぐまぐにも登録したが、独自配信も開始した。

登録/解除ページも完成していよいよって感じ

昨日第一回目を発行したら、古いクライアントさんから、引き続き読ませていただきます!と嬉しいメールもいただいて、ありがたくて嬉しくて、ほろっと来そうだった

文章はあまり得意じゃないけど、書いていくうちにだんだんコツも覚えて、読みやすい文章になっていければいいなと思っている。

世の中にはほんと、魅力的な人が多いのだ。

メルマガではそんな人を紹介していきたい。


よかったら登録してね。

登録ページ  http://kao-space.com/?page_id=431

ホームページ  http://kao-space.com/


メルマガはこんな感じ↓↓

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■KAOコーチの「経営者に聞く」~人生って素晴らしい~■Vol.1
                      メルマガ発行お知らせ号

2009.05.2
コーチで社会保険労務士の川添香が聞く経営者の歩み。
   経営、生き方のヒントが満載です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


お世話になっております。

「KAO Coaching Space」川添香です。

ゴールデンウィークもすでに後半。皆様はどんな休日を過ごされていますか?


さて、私は4月に念願のホームページをいよいよ立ち上げ、新たな気持でコー
チングという仕事に臨んでおります。

 ♪ホームページはこちらです♪
    「KAO Coaching Space」  http://kao-space.com/

コーチとして活動を始めてから数年が経ちますが、この仕事の醍醐味はク
ライアントさんの人生に触れさせていただけることだと実感しています。

いつも心に残るのはその方の人生の素晴らしさです。

地球上に64億人いるとするなら、64億の喜びがあり、悲しみがあり、輝き
があり誰一人として同じ人生を歩んでいないことに驚きと尊敬の念を感じ
ます。

大きな歴史上の人物でなくても、心を揺さぶられる人生がそこにはあります。

そんな人生をご紹介したくて、このたび社長インタビュー『KAOコーチの経
営者に聞く』の連載を始めました。

そこには経営、生き方のヒントが宝物のように見え隠れします。

みなさまの毎日に「ヒント」や「気づき」になるものがあることを願いつつ、
このメールをお送りしています。

お楽しみいただけたら幸いです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このメールは、今までご縁をいただいた方や名刺交換をさせていただいた方
にお送りしております。

<%名前(姓)%>さまが今後メールをご希望にならない場合は、下記アドレスにて
簡単に配信が解除できます。

●配信解除
http://kao-space.com/?page_id=431


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●「KAOコーチの経営者に聞く」●
バックナンバーがホームページにてごらんになれます。
  http://kao-space.com/

Vol.1 小河原社会保険労務士事務所代表 小河原裕雅(おがわらゆうが)さん

 「ウチは金に困ってねぇんだよ!」助成金の説明に飛び込みで入った会社
 さんでいきなりこう言われたときには本当にショックでした。でも今では
 本当にいい経験だったと思えるんです。

Vol.2 株式会社 ケーイーコーポレーション
               取締役社長 梶本丈喜(かじもとたけき)さん

 MBAまで取ったのにスタートは油まみれの現場から。あの頃は本当にプ
 ライドが高かったのだと思います。鼻っ柱をへし折られへし折られ、今の
 自分があるんですよ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 目 次 ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●KAOコーチの経営者に聞くVol.3●

 株式会社オーワークス 折田清一さん その1

 ▼インタビュー目次

  ▽設計から施工まで 
   ~限られた条件の中で最高のものをつくるのがオーワークスです~

   考え抜いて苦心してつくった家をお客様に手渡すときは娘を嫁に出す
   気分。
   それは最高に嬉しくて最高に寂しい瞬間なんです。

  ▽さらに折田専務の思いは深く ~理想は自然に溶け込んだ家~

   家の中にいながら自然の中にいるような感じを味わえる。何の制限も
   なく家を作るとしたらそんな家を建てたいですねぇ・・

●KAOコーチのちょっとひとこと●

  ▽システムシンキングとプロセスワークファシリテーションの勉強を始
  めました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ●KAOコーチの経営者に聞くVol.3●
 株式会社オーワークス 折田清一さん その1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回は目黒区碑文谷公園の近く静かな住宅街の一角にある(株)オーワークス
さんに伺いました。専務の折田清一さんが素敵な笑顔で出迎えてくれました。
建築に対して深い思いを持っていらっしゃる方です。今回は余すところなく、
その思いを語っていただきました。折田さんの建てた家に住む方、お店で働
く方は毎日笑顔なんだろうなあなんて想像をしながら興味深く聞くことがで
きました。
建築にはド素人の私。丁寧に説明していただきちょっぴり知識がついたかな
あなんて思っています。
オーワークスさんの魅力を感じていただけたら幸いです。

_______________________________________________________________________

■株式会社オーワークス 専務取締役 折田清一さん 
 
★会社所在地 東京都目黒区碑文谷 6-4-7
ホームページ http://www.o-works.com/home2.html

★折田清一さん プロフィール★
 昭和44年 東京都目黒区生まれ
 平成4年 日本大学経済学部卒業
 平成6年 工学院大学専門学校建築科研究科卒業
 平成6年 りんかい建設(株)入社
 平成10年 (有)折田工業(現(株)オーワークス)入社
 <保有資格> 一級建築士

◆設計から施工まで◆
~限られた条件の中で最高のものをつくるのがオーワークスの仕事です~

KAO(以下K):御社のホームページを見させていただきました。個性的
   で素敵なおうちの写真がたくさん載っていますね。

折田:ありがとうございます。うちの特色ですが、設計会社と施工会社が
   ドッキングしたような形でやっています。お客様とともに作ってい
   くというのをとても大切にしているんですよ。ですから設計段階か
   ら丁寧にヒアリングをしお客様の要望に合わせて私どものほうから
   提案させていただくという形を取っています。お客様との話し合い
   の中で、こんな風にしたら機能的だとか、住み心地が良いのではな
   いかとか、ソフト面の機能を考えて、しかもデザインもよくという
   バランスを取りながら形を決めていきます。ですから、一軒一軒全
   部違うと思います。

K :一つひとつ顔が違うという印象がありますね。お客様第一に考えら
   れているようですね。

折田:実はお客様と話をしていくうちにクリアしなければならない課題が
   たくさん出てきます。たとえば、法などの制約で、当たり前にやっ
   てしまうとお客様の要望が叶えられなくなってしまう、というような。
   でも、家を建てるというのはお客様の夢を叶えるということでもあり
   ますから、一概に「制約があるからこれだけのものしかつくれない」
   というのは私のポリシーではないんです。制約があってもそこにある
   ものを最大限に活かしてお客様の要望にお応えするというのが私ども
   の仕事だと自負しています。

折田:以前、斜線制限の厳しい狭小地に3階建ての二世帯住宅を建てたケー
   スがあり、そのケースでは、「北側斜線」をどう克服するかが課題で
   した。隣接する家に入る日光が妨げられないようにするための法律を
   一般的にそう呼んでいるんですが、そうなると高さも規制されるし、
   屋根を斜線にしなければならないので、3階部分のスペースはかなり
   狭くなってしまうんです。そこで、一階部分を地表より少し下げて全
   体的に高さを有効に使えるような工夫をしました。それでも階段部分
   の天井に頭が当たってしまうという問題が残るので、さらにその部分
   をトップライトという形をとったんですね。そうすることによって
   20cmほど空間をつくることができました。これがひらめいたときは本
   当にやった!と思いました。しかも一階部分にはご両親が住まれる
   ということでしたので、一階が地表より下がって見えないように配慮
   したりと、かなり苦心しました。

折田:それから光、風といった自然をどう取り入れるかというのはとても大
   事ですね。先日完成した例ですが、お客様がリビングの外にテラスが
   あるような感じで日をさんさんと入れて欲しいと要望されていました。
   光の入れ方はかなり考えるんです。光をじかに感じるというよりも空
   間にどう光が入ってくるかが大事なんです。空間と光のバランスです
   ね。先日の例では、ガーデンテラスとリビングとの関係を考慮しなが
   らどう開口部を取るかが課題でした。出来るだけ大きく開口部を取り
   たいと思ったんです。その結果、光がさんさんと入るリビングができ
   て、体調を崩して以来冬場はいつも上着を手放さないでいられないく
   らい寒さに弱かったご主人に、今は冬でも暖かくてシャツ一枚でいい
   と喜んでいただきました。そういう意味ではお客さまは光の恩恵を十
   分に得られたのではないかと思いますね。

K :折田さんのポリシーがそのまま出ているお話だと思います。折田さん
   はお客様とのコミュニケーションをとても大事にされていますね。

折田:それは非常に大事だと思います。伝えているつもりが伝わってなかっ
   たりすることもよく経験しますので。たとえば、お客様が二つの要望
   を出してきたとしますね。こちらを取ればあちらが立たずのような事
   もよくある事なんです。
   そういう場合、最初にこちらと決めて工事に取り掛かかるのですが、
   いざ着工となったときに「やっぱりあれも取り入れて欲しい」とお客
   さまから再び要望が出され、それではもう一度考えましょうと振出し
   に戻るということもよく起こることなんですよ。そういったことを極
   力無くすためにもお客様との打ち合わせは綿密に行っています。完成
   に至るまでにはかなりの回数をこなしますね。

K :は~、技術だけ優れていればいいというお仕事ではないのですね。
   苦労される分、喜びも大きいのではないでしょうか。折田さんがお仕
   事をされていて一番の喜びとは何でしょうか。

折田:そうですね。一番の喜びのときというのは、完成してお客様にお引渡
   しする直前でしょうか。新築の場合は何もないゼロから形を作ってい
   きますから、その過程では本当にいろいろあります。今も言ったよう
   に、ヒアリング段階からお客様とのコミュニケーションの難しさもあ
   りますし、設計段階では、お客様の要望をどう叶えるか法律的、技術
   的に難しい課題が出てきます。どうやって自分たちなりの答えを出し
   ていくかというのはかなり苦しむところなんです。
   そして実際の工事に入ると、今度は現場担当者とか職人さんたちとも
   っといいものにするためにアイデアを出し合ったり、考え込んだりと
   一緒にかなり苦労しながらやっていくんですよね。もちろんそれは裏
   返せば充実した楽しい時間でもあるということですが・・・(笑)。

折田:そうやって苦労して作り上げた瞬間は本当に喜びを感じます。でも次
   の瞬間に別れが待っているわけで・・・。引き渡しの時には本当に寂
   しくなるんです。何ヶ月も時間をかけて家と関わってきていますから
   ね。やっぱりすごい愛着が生まれていますよね。現場工事中は自分の
   もののような感覚で自由に出入りして、気持をこめて、手をかけて作っ
   ていたのが、引き渡した瞬間にそれはもうお客様のもので、作り手と
   いえど、自由にはいじれなくなってしまいますからね・・・。
   そうは言っても、実は一年後とかしばらく経って訪問したときにもっ
   と嬉しいと感じることがあるんです。お客様がその家で快適に暮らし
   て本当に嬉しそうにしてらっしゃる姿を見たり、使い勝手がよくてと
   か、建ててよかったと実際におっしゃっていただいたとき・・・報わ
   れた気分になりますね。最高です。

K :娘を嫁に出すみたいな感覚ですね。嫁ぎ先での娘の幸せな姿を見て目
   を細めているお父さんのようですよ(笑)。いろいろな感情を伴いなが
   ら家が出来ていくように思います。家一つひとつにいろんなストーリー
   がありそうですね。

折田:そうそう、そこには相当いろんな感情が入り込んでいますよ。

K :先ほどからお聞きしていると折田さんの強みは型どおりでない柔軟な
   発想力だと思いました。不可能を可能にしていくような力があるよう
   にお見受けしましたが・・・

<続きはホームページで>   http://kao-space.com/

★次号では折田専務が「設計から施工まで」の考えを持つようになった背景が明
らかにされます。そこには折田さんの深い葛藤を超えた背景が・・・

次号もどうぞお楽しみに。


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●KAOコーチのちょっとひとこと●
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今年に入ってから、システムシンキング、プロセスワークファシリテーション
の勉強を始めました。

システムシンキングはピーター・センゲの提唱する「学習する組織」の柱とな
る思考の仕方です。
今起こっている出来事はすべてシステムの作用によるもの。原因となるシステ
ムが複雑に絡み合い、現事象が起きているという考え方です。何かを変えたけ
れば、このシステムのある部分、レバレッジポイントを見つけてそこに働きか
けることで変化を起こすことができると考えます。

プロセスワークも、人と人の関係性における複雑なものを体とのつながりにお
いて解明していくというもの。

どちらにも共通するものは「大局観」から物事を見るということ。
一歩ひいたところから見ることが問題の解決を図る糸口となります。

今後少しずつ情報をご提供したいと思っています。

どうぞお楽しみに。


最後までお付き合いくださってありがとうございます。

感想などございましたら、kao-space@rv.sunnyday.jp までお気軽にご連絡く
ださい。

なお、このメールは転送大歓迎です。

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★ ☆ ★ 発 行 人 ★ ☆ ★ 

♪あなたの可能性を最大限に引き出すコーチ♪
KAO Coaching Space  川添 香
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ
 (Certified Professional Co-Active Coach)
社会保険労務士
ホームページ: http://kao-space.com/ 
E-mail kao-space@rv.sunnyday.jp

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30年ぶりの同期会

2009-03-23 00:33:45 | コーチングって何?
卒業以来初めての同期会。

実に30年ぶり。

それぞれがそれぞれに変化していて、感嘆をあげる。

大学時代、みんながたむろしていた待ち合わせ場所で集合。

そこへ行けば誰かが待っていてくれたし、

誰もいなかったら駅の掲示板にメッセージが残っていた。

そんな時代。

あの当時は毎日毎日会っていて、会うことは何でもない日常だったのに

卒業したとたん、会わなくなった。

いや、会えなくなった。

会えることに感謝もせず、当たり前だったあの頃。


みんなの顔をみて、ほっとして、

こうしてまた会えたことに感謝して、

あっという間に当時に戻り、そして今を話し、

みんなの人生と自分の人生を深く味わう。

ああ、ここにも私のホームはあったんだ・・・

戻れる場所がまたひとつ増える

また会おうねとみんなと別れ、電車に乗ったとたん、

思い出されるのは今の顔ではなく、30年前の若かりし頃の青年、娘の面々・・・

不思議だなあ。

ずっとタイムマシンに乗ったままかもしれない。


    







そしたら、すっきりできる

2009-03-20 14:50:24 | コーチングって何?
高校生の息子がバイトする気になった。

何か始めるときは、その前が大変な彼。
もともと心配性なところがあるので、あれこれ想定し始めるのだ。

バイトひとつといってしまえばそれまでだけど、向いてるかなあとか、
大変かなあとか、履歴書はどうするのかなあとか、数を上げればきりがない。

面接当日の朝。学校へ行く前の時間。

「今日、おかあ(息子は私をこう呼ぶ)いる?」
「いるけど?」
「よし、これでぼやいてから面接行けるな」

ほ~、この子、意識的に気持をクリーニングしてる・・と思った。

そうそう、出してしまえばスッキリして事に臨める。

そういえば、昔からそうだったなあ。

幼稚園の送迎バスから降りたとたん、「ぱーんち、きーっく!」と
私を見つけるが早くパンチとキックをお見舞いされた。

傍目から見るとなんて乱暴な子なんだと思われたと思う。

だけど、一回やってしまえばその後はスッキリして違う遊びに向かえる息子だった。
だから、「きゃー、痛いよ~、何するんだよ~」とか言いながらも、
甘んじてキックもパンチも受けていた。

幼稚園でのストレスを単に私に向けていたに過ぎない。

自ら浄化できるってすごいことだ。

そして、その場を作ってあげられる自分をちょっと誇りに思ったりする。


出す勇気と出せる場と。
二つがあって人は元気を取り戻せる。