鈴蘭、アガパンサス、いちはつ、八つ手、千両、万両、雪ノ下...華やかさとは別の世界の花たち...
我が家のささやかな庭に住む小さな植物たちは、どれも父と母の庭から少しずつ移植したものです。
雪ノ下は、どくだみのような繁殖力は持っていないので、年々ほんの少しずつテリトリーを広げる様子が健気に見えます。
雪ノ下の花の美しさに気づいたのは、晩年の父と母に会うために父と母の家に通い始めてからでした。
幼かった頃から、長年眺めていたはずなのに...こんなにも美しい花だったのですね...
一株だけ掘り上げる私を見て...父と母は「もっと持って行けば...」と言ってくれましたが...
私が「ささやかな庭だから、これでいいの。」と言うと、笑っていました。
毎年美しく咲いてくれます.。.:*・゜ 庭仕事の途中で時折り、風に揺れる姿を眺めて... 今はもう消えてしまった、思い出の中の父と母の庭に 思いを馳せたり... |
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梅雨入り前と梅雨の晴れ間には... せっせと庭の手入れをしないと... 小さなスペースでも、草の勢いはすごいですからね。 大変なことになります...住宅地の片隅の... ミニチュアジャングル状態...悲惨です... |
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幼かった頃、若かった頃... 少しも気づかなかった美しさに見とれます.。.:*・゜ |
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時折り吹き抜ける風に揺れる姿.。.:*・゜ しなやかなステムが風に任せて揺らぐ様子は... 時には風まかせにして、おとなしくしていれば 小さな嵐なら、あっという間に去っていきますよ... そんなことを教えてくれているようにも見えます。 |
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幼かった頃のこと、まだ若かった頃のこと... 父と母の庭での、あれやこれやを思い出します。 そして...愛らしさに見とれます.。.:*・゜ |
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昨夜のお月さまは「満月前夜」だったのですが 今宵はおそらく...お天気の都合で 満月とは会えそうもないような予感... 満月の98.6%のサイズとのことですが... もう、ほとんど満月.。.:*・゜ |
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マイナス1.4%の満月...ということで... 昨夜の私は、大いに満足できましたよ.。.:*・゜ |
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母が物置から巻いたゴザを取り出してくれたら...おままごとを始めていいですよ♪の合図でした。
娘が3歳くらいの頃に、父と母の庭で遊んでいて...小さなシャベルであちこちの土を掘り返していたら
おままごと用の小さなお皿とスプーンが出てきて...びっくり.。.:*・゜
私たち三姉妹が「こどもだった頃に遊んだおもちゃの一部」だと、母から教えてもらったと、興奮気味に話してくれました。
伯母と叔母と母親が『こどもだった』頃...???
母が上手に説明してくれたようで、嬉しそうに目をキラキラさせて話していた娘の表情も思い出します。
二人で丹精している庭の土を掘り返しても...孫には何も言わず、ニコニコしながら見守ってくれていた父と母。
厳格な父が、娘にそっと...
「おじいちゃんは、〇〇にだけ特別に優しいんだよ...」などと告白している場面を、うっかり目撃してしまったこと...
見なかったこと、聴かなかったことにしたまま...40年近い年月が過ぎていきました...
梅雨入り間近の気配...陽射しの弱い早朝と日暮れ前には、せっせと庭仕事...
暑くもなく寒くもない、爽やかな朝を迎えています。
お嬢さま発掘
姿を現したお皿は、きっと昨夜のお月さまのような形で、
お父様は、愛しい孫娘ちゃんに、遠い日の三人娘さんの姿を重ね、
やっぱり昨夜のお月さまのように、お気持ちがま~るくなったことでしょう
朝からよいお話を聞かせていただきました。
今日もどうぞお健やかにおすごしくださいませ。
昔話をするお年頃...しみじみ実感しています。
晩年の父は、私たち三姉妹にも優しい言葉をかけてくれていましたが...
その言葉と表情に驚いてしまうほどに、怖い存在だった人です。
娘の心に優しい祖父母に愛された思い出がたくさんあることを知る度に
しみじみ幸せを感じています。
そして...感謝の気持も溢れてきます。
もっともっと「ありがとう」と言えば...などと反省したりもします。
優しく心温まるコメントをどうもありがとうございました。